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上棟時の天気が気になる

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は事務所内での作業。
先週今週は比較的
お出かけが少なく、
事務所の中の業務が進みます。

現在プラン提示を控える
お客様への提案資料を
ゆっくり触れる幸せ。
設計をやりたくて家づくりの
仕事をしている訳ですから
設計をしていられる時間が、
何よりの至福ですね。

さて、本日は大雨でした。
そして、今週は全国的に
天気が崩れがち。

そんな中、弊社明日は
上棟を予定しておりました。

そして大安吉日、お日柄的には
大変良い、吉日と言えます。

明日の岐阜市の天気予報は
朝6時まで降水確率60%
6時~18時までは20~30%
18時過ぎはまた60%

明日を逃すと、
来週まで恐らく建てられない。

天気図や雨雲レーダーの
動きを見ながら、今の時点では
明日は決行という判断を。

弊社の上棟の場合、午前中は
降られたとしても、まだ大丈夫。
骨組みをメインでやっていくから。

降られて欲しくないのが、
面材を扱い始める時間帯。

明日で言えば夕方近くの時間帯。
骨組みの状態で濡れたとしても
表面だけなので、あまり問題に
なることは少ないです。

しかし、合板などの面材同士が
くっつく部分に水を閉じ込めると
非常に乾きにくい事になります。

弊社の家づくりにおいて、
面材同士がくっつく部分で
上棟前後の工程と言えば、
構造用合板と付加断熱、防火板、
屋根の水平構面を構成する板と
断熱材、屋根材下地の野地板と
雨音を吸収する消音板、
などがあります。

それぞれの会社のやり方に応じて
そういうクリティカルな事になる
箇所というのは必ず存在します。

弊社の場合、最もクリティカルなのは
屋根仕舞の最後の仕上げにやってくる
屋根下地の野地板と消音板の施工。

明日も、夕方以降に雨が降る
という予定になっております。
雨が降り始めた時点で消音の板が
施工できていなければ、明日の
作業はそれまでになり、雨が
上がって消音板が濡れずに作業が
出来るようになるまでブルーシートで
養生を行うことになります。

日本の家づくりはいい加減だと
言われがちですが、それは
基本的な性能や制度が良くない
という事になります。

日本の職人さんの現場に対する
姿勢は世界の中でもトップクラス。
雨に濡れないように養生をする
作業を黙々とやってくれるのは
日本の大工さんくらい。

アメリカに行ってもドイツに行っても
もし、工事中に雨が降ってきたら
あ~あ、運が悪かったね。
今日は仕事ができないから
これで帰りますねー。

って帰ってしまうのが通常運転。
え?え?ずぶ濡れだけど、
現場はこれでいいんですか??

はい、大丈夫なんですね。
WUFIというソフトがあります。
聞いたことのある人も
いらっしゃるかと思います。
↓     ↓
%url1%{https://www.wufi.jp/}

非定常計算を行い、
壁体内結露が起きないことを
確認する為に使ったり
することが多いのですが、
あのソフト、大変優秀でして、
建材に初期含水を設定することが
できるんですね。

施工時に濡れた材料が、
何年後にしっかり乾くか
というのをシミュレート
することが出来るんです。

排湿や通気がしっかりと
設計されている建物であれば
施工時に濡れたとしても
いつかはちゃんと乾く。

そういう事を事前に計算して
外皮の構造を決めているから
濡れちゃっても大丈夫。

施工者の良心を信用しないから
設計の力でそこは解決ね。

ということな訳ですね。

WUFIは、たまに触らせて
貰える機会がありますので、
そういうシミュレートは、
機会がある度にまとめて
行ったりしております。

仮に合板が水浸しの状態で
施工が行われたとしても、
弊社の外皮構成で、岐阜の
あたりの気象であれば、
だいたい3年ですっかり乾く
というシミュレーションに。

だからと言って、濡れても平気
みたいな事にしたくはないですよね。

さてさて、明日の上棟作業の
天気や如何に。

どうか、パラつく程度の
雨で収まってくれますように。

明日は雨さえ降らなければ、
寒くもなく暑くもない、
最高の上棟日和なんですから。

#本質的な家づくり #温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー