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冬の加湿は水の量が大事

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

寒波が来てますね。
北海道なんかは-20℃とか。
うーん、先週来てほしかったです。

本日は、横浜の人気工務店、
あすなろ建築工房さんに
お邪魔しております。
↓     ↓
%url6%{https://www.asunaro-studio.com/}

私が開催しております、
湿気対策講座の会場を
提供していただけましたので、
関東地方の建築会社さんを集めて
湿気の勉強会を開催してます。

高気密高断熱の家は暖かい。
だけど、人間の欲望は際限がない。

暖かい家になった次は、もっと
空気をしっとりさせたいとか、
足元に何となく感じる冷気を
どうにかしたいとか、
色々細かな不満に気づくことも。

家の中の温冷感や空気質に関する
閾値(いきち)がだんだん下がります。

細かな違いの分かる人に
なってしまうわけですね。

最初の年に感動すら覚えた
暖かさがいつしか当たり前になり、
些細な部分が気になる様に。

ワインを覚えたての頃は
何を飲んでも違いが判らなかったのが
勉強して沢山飲むうちに、
違いが分かるようになるのと同じ。

十分な断熱を手に入れる事により
暖かさのハードルをクリアした
建築会社さんが次に当たるのが、
湿度の問題になります。

日本は湿度に関して言えば世界でも
トップクラスに扱いの難しい国です。

夏の多湿と冬の乾燥が両方存在する
国は世界でも珍しいんですね。

という事で、今日は冬の加湿の
お話になります。

例えば、岐阜の辺りで、冬の室内を
22℃40%程度に保とうと思うと
一日に必要な加湿量は一日に
16ℓからの水を蒸発させる必要が。

市販されている加湿器のタンク容量
大きめの物でも5ℓくらいです。
こんなのとか
↓     ↓
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これが3台程必要になります。

加湿器はそのタイプ別に、
・気化式
・超音波式
・スチーム式
等に分かれますが、

加湿のスピードは
下に行くほど早くなります。

ただし、下に行くほど消費電力も
桁が増えていきます。

気化式で20W~
超音波式で100W~
スチーム式は500W~

スチーム式で1200Wなんて言うのも。

エアコンが一台余分に動いてるのと
同じくらいの電力を使ってまで
加湿する必要が本当にあるのか?

逆に言えば、そのくらいじゃないと
本当に満足な湿度環境が得られない
とも言えます。

難しい話はさておき、冬の加湿で
一番大事なのは、蒸発させる
水の絶対量です。

24時間で合計16ℓ以上の水を
蒸発させきることが出来るかどうか
それが冬の加湿を決めます。

加湿器だけでやるのは大変。
水を補給する手間も毎日はきつい。

だから、生活の中でどのみち出る
水分を有効活用しない手はないです。

生活に伴う水分と言えば、
炊事洗濯、入浴、発汗等ですね。

例えば洗濯を一回して部屋干しを
すると4~6ℓの水分を
部屋に供給できます。

という事は、一日に3回洗濯して
全部部屋干しすればそれなりの
湿度が稼げるという事です。

でも、それだけではまだ足りない
事も多いです。

もし、今日の料理が茹でるだけで
臭いがあまり出ないようなメニュー
であれば、あえてキッチンの
換気扇を動かさないという事も。

しゃぶしゃぶを一回やると、
5ℓ以上の水分を確保できます。

という事で、冬の加湿は、
単純に水のℓ数で考えると楽です。

まず我が家に必要な加湿量が
どの位なのかを建築会社さんに
教えてもらいましょう。

一日に何ℓの水が必要か分かれば、
後は自分で足し算をするだけです。

20ℓ必要であれば、部屋干しで
10ℓ稼いで、残り10ℓは加湿器とか

暖かい涼しいというのと同じで、
水蒸気というのも物理現象。

という事は、きちんと数字で
表せられます。

加湿器を買ってきたけど
全然湿度が上がったように
感じられませんという相談も
よくいただきますが、

2~3ℓ程度の物を置いたくらいでは
高断熱住宅の空気の乾きを
潤すことなど到底無理です。

水と湿気の感覚が無い担当者に
いくら相談しても全くらちが
あかないことは結構あります。

湿気に関する相談は主に引っ越し後に
されることが多いです。

その時に「あ、この人じゃダメかも」
と思っても遅いので、
設計が終わった段階で、
我が家の加湿計画はどうすれば?
と確認しておきましょう。

もっと言うと、その会社を決める前に
大体の坪数や住宅の性能、希望する
温度湿度は決められるはずなので、
それに対して、明確な加湿の計画が
提示できないなら、設計後でも
引っ越し後でも同じことです。

あなたの家族にとって必要な
加湿の量はあなたの家族だけの
数字になります。家の広さや
要望が違えば加湿量は全然違う。

わが社の一般的なお客さんは
この加湿器を使っていますが、、
みたいな話は当てになりません。

ちゃんと個別に対応してくれる
会社を選んでくださいませ。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー