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基礎を200年持たせたい!?

長く住める家

凰建設の森です。

本日は現場の日。

朝は月末に上棟の家の
基礎打設前の検査。

昼前はRC外断熱改修の
断熱施工の検査。

お昼からは、お引き渡し後の
家に遊びに、、、
じゃなくて佐藤の窓の
網戸追加設置の工事立ち合い
及び換気の微調整に。

日中は全然無暖房で過ごせます。
と仰っていただけて一安心。
早く雪が降ってくれないかな
と、高断熱住宅の冬を
楽しんで頂いている様子でした。

さて、本日の話題は、基礎。
住宅の耐久性向上というのは、
ボトルネックを潰していく事です。

一生持たせられる材料は、
一生持つように施工する。

ここでいう一生は、住まい手の
一生じゃなくて住宅の一生。

200年くらいの事を想定します。

交換が必要な材料は交換が
容易なように施工しておく。

一生持たせられる材料は、
構造材ですね。

構造材と言えば、基礎と軸組。

軸組は乾燥を保つことができれば
200年は全然問題なく行けます。

じゃあ基礎は?
住宅の一生が30年程度であれば、
基礎はどんな感じでも大丈夫。

でも、木材が健全な状態で
ずっと保たれた場合には、
コンクリートの方が早く寿命が来る。

コンクリートの寿命は、
中性化が鉄筋まで達した時。

中性化進行深さは、
√年数×中性化係数で
表すことができます。

(文字化けしている人も
居るかと思いますが、
年数の前の記号はルートです)

屋内の中性化係数は0.6~6.12
屋外の中性化係数は0.15~1.26
コンクリートに何を被覆するかで
随分と変わってきます。

6.12や1.26は打ちっぱなしの数字。

鉄筋までの距離が50mmという
基礎断熱(屋内扱い)の
立ち上がり部分は、
50mm÷6.12=√x
なので、約67年で鉄筋まで
中性化が進みます。

あらら、木材が200年持っても
基礎の方が先にダメになるなら
意味ないじゃない。

という事になっちゃうわけですね。

マンションなどが建て替えられるのも
この、中性化の進行が一つのネックに。

だから、中性化の進行をとにかく
遅くする事が大事になってきます。

中性化の進行を決めるのは、
年数と被覆の性能。

年数は長期間になればなるほど、
1/2乗になりますので、被り厚を
稼いで年数を耐えるという作戦か
中性化係数が小さければ
コンクリートは、
木材の耐用年数を超える期間、
使えるという事になります。

なので、コンクリートを200年以上
持たせたいのであれば、

√200×6.12=86mm以上の被り厚
つまり200mm程度の厚みの
立ち上がりで鉄筋を精度よく
真ん中に施工するとか、

√200×?=50
?=3.53という事で、
中性化係数が3.53以下に
なるような被覆をして、
通常の幅150mmの基礎にするか

みたいな感じになります。

ただ、これも何もない立ち上がりの
面の話になりまして、
コンクリートを後からコア抜きして
鉄筋が既に露出しているとか、
配筋計画がややこしすぎて、
被り厚がそもそも全然取れてないとか
そういう設計や施工の不具合があれば
机上の空論でしかない。

本日の基礎の打設前の検査は、
その机上の空論が、
しっかり成り立っているのかを
見る検査になります。

本気で家を200年持たせるなら
200年持たせられる根拠があり、
その根拠を担保できるような
施工をすることが大事です。

どうぞ、依頼先がどんな根拠で、
どんな方策で、家の耐久性を
考えておられるのか。

こだわっている会社であるほど
ちゃんと答えてくれると思いますので
聞いてみてあげてくださいませ。

#長寿命住宅 #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー