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基礎外断熱とシロアリリスク

長く住める家

凰建設の森です。

本日はお客様のご来社。
弊社会長の昔からの知り合い。

母と二人で住む小さな家を
建てたいと思って、別の会社に
600万円程度でできないか
と相談したところ、
いや無理無理無理と言われた。

家づくりを始めた時に、
色んな調べ方があります。

今の20代~40第であれば、
まずはネットで色々調べる。

しかし、50代後半の世代になると
そういう調べ方はせず、まずは
周りの人に聞いてみるという
方法を取ることも多いです。

ネットも最近は自分の趣味嗜好に
合わせて情報が限られるように
なってきてしまっておりますが、
それでも自分の周りの人に
聞くよりは広範囲にわたって
情報を得る事が出来ます。

知識の海が広すぎて溺れる人も
居ない訳ではありませんが、
それでもネットで家づくりの事を
ちょっと調べていけば、
田舎の町をドライブしている時に
よく見かける645万円~の家づくり
みたいな看板は当てにならない
という事は分かるかと思います。

久しぶりに、そういう所から
お話をさせていただく事になる
新規のご来場でした。

色々お話を伺っていくと、
やっぱりありました。
「実は空き家を所有しており、、」

年齢、将来、現状、何をどう考えても、
その空き家を直して住むのが
最良の選択肢になります。

家を建てようと思って建築会社に
行った時点で、普通は、
どんな家を建てるのかという
相談から始まります。

あなたは家を建てる必要が
ある人なのかという所から
本当は相談を進めるべき。

でも普通の住宅営業で、あの人は
家を建てるべきではないと思って
そうアドバイスをしました。
なんて上司に報告したら、
とんでもない雷が落ちます。

凄く悩ましい問題ですね。

本日の話題は質問箱から。
↓     ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/855ac3cd-0829-4dfb-b64f-e398e52bdcce/completed}

よく聞かれる質問の上位に来るのが
シロアリ被害の事になります。

特に、基礎断熱、しかも外断熱での
シロアリリスクについては、
よく聞かれます。

白蟻について、まず多くの人が
意識の中で勘違いをしているのが
白蟻については0か100だと
思っている節があるという事です。

そうじゃないですね。
0~100までアナログに被害が
変わってくるのがシロアリ被害。

白蟻にやられていると言っても
そのやられ方は千差万別。

そして白蟻の種別によっても
そのやられ方は違います。

ヤマトシロアリの場合は、
その食べ方はゆっくり。
食べられ始めてから2年以内に
気づけば被害はさほどでもない。

イエシロアリの場合は違う。
被害が始まると一気に進む。

自分の地域がどちらのシロアリを
気にしなくてはならないのかを
まず確認していただければと。

白蟻はその性質上、目の前に
何かがあれば、まずかじります。
かじり進められそうなものなら
そのまま進みます。
ダメそうなら、別の場所に行く。

基礎断熱の場合、コンクリートは
かじって突破することはできませんが
断熱材はかじることができます。

しかし、防蟻材の入った材料だと
かじり進める事が難しいです。

なので、同時打ち込みによって
コンクリートと一体化して
施工された防蟻断熱材は、
白蟻をほぼ通さないと
言っても良いかと思います。

ただ、防蟻断熱材は食害を
防ぐだけでして忌避効果が
ある訳ではありません。

その断熱材の上や下、横を
通ること自体は白蟻は
特に苦も無く出来るんです。

寄ってこないという効果は
無いという事ですね。

だから、気密工事と同じ様に
蟻の侵入を許すような隙間を
作ってはいけない。

そんなことを調べた研究が
↓     ↓
%url2%{https://www.jstage.jst.go.jp/article/jwpa/43/4/43_196/_pdf/-char/ja}

で、基礎外断熱のリスクですが、
当然床断熱や基礎内断熱より
リスクは高くなります。

なので、リスクが高い分、
高い防蟻の施工精度が
求められるという事です。

最低でもコンクリート一体打ちの
防蟻施工が出来る事というのが、
求められていきます。

また、打ち継ぎ部分から蟻が
入ってこない為の処理と、
基礎天端から蟻が入ってこない
処理も求められます。

玄関ドア周りは木構造と土が
断熱材とつながっている場合が
多いので、どこで白蟻を止めるか
設計者も施工者も分かってないと
いけません。

基礎外断熱をやるくらい断熱に
熱心な方が玄関ドア周りの熱橋を
無視するとは思えませんので。

そういった事がクリアできて
基礎外断熱にチャレンジを
することができるように
なるという事ですね。

一般的な話ですけども、
設計事務所だと基礎外断熱は怖い。

だって、施工者がいつも一緒とは
限らないですから。

だから設計事務所さんだと、
基礎内断熱や床断熱が標準
という所が多いです。

施工者がいつも同じである、
弊社のような工務店だと、
基礎外断熱をやるよという
会社もそれなりにいます。

自分が責任を持てると
思うからですね。

自分が依頼先の施工精度を
信頼できるなら基礎外断熱。
信頼できないなら基礎内断熱。

という風に切り替えれば
良いかなと思います。

でも、どっちでも出来るなら、
基礎外断熱の方が、床下の
温度は安定するんですよね。

基礎外断熱がいいとか
悪いとかじゃなくて、
依頼先の施工精度が
いいとか悪いとかで
選べるかどうかが決まる。

そう思っていただければと。

#長寿命住宅 #住み継がれる家

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー