凰建設の森です。
本日は移動の後、
現場の検査と、
プレカットの打合せ。
梁の組み方や梁の大きさ
等は、主にこちらから
指示をさせていただいて、
向こうからは不具合が
ありそうなところの指摘を
頂くというのが私の
いつものパターンです。
という事で本日は木材の
組み方のお話をしようかと。
木造住宅において、
柱や梁の組み方を決める
というのは非常に重要な
仕事の一つになります。
そもそもプランを書く際に、
梁の組み方を意識して
間取りを書かないと、あれれ
これ納まらないんじゃ??
という事も発生します。
特に、2級建築士の
製図で木造をやっていない人。
ただの住宅営業さんや
木造住宅を扱った事のない、
一級建築士の資格のみの方。
一級建築士の試験でも、柱や
梁の伏せ図をイメージせずに
図面を描く事はNGですが、
木造住宅だと、何をやっても
良いと思ってしまうのか、
おかしな図面が出てくることも。
逆に木造しかやっていない人が
ビルとか一般建築を設計すると
設備が納まらないとか色々やらかす。
いつもやり慣れて熟知している
という事が大事なんですね。
で、本題になりますが、
私も住宅業界に入ったばかりの
頃は、大きな梁が入っている事が
耐震に優れた良い構造の家だと
思っていました。
勿論、細い梁よりは太い梁の方が
いいのですけども、それは、
太い梁を使わざるを得ない間取りなのか
あえて太い梁を使っているのか
では大きく違います。
木造における梁の太さは、
90mm、105mm、120mmと来て
その後は30mm刻みで太くなります。
大きい物だと300mmとか360mm
みたいな物もあります。
木造で巨大空間を作ることを
売りにしている会社さんですと
560mmみたいな大きな梁を
使ったりもします。
300mmが560mmになると、
2倍近い空間が出来るのか?
というとまた違います。
梁の太さはそのたわみ量で
決まったりしますが、
たわみの量というのは、
梁の長さの3乗に比例します。
梁の長さ(支点間距離)が
1.5倍になればたわみ量は3倍以上。
それに耐えるためにどんどん
梁は太くなっていきます。
弊社、たまに非住宅の木造の
お仕事を頂く事がありますが、
間口7.2mの大空間を木造で
作らせていただいたりしました。
大きな部材を使ったり、
それをトラスで組んだりしながら。
大きな空間を作ったりする際は
太い梁はどうしても必要です。
しかし、個人の住宅で
大きな室内空間を作ると、
梁が太くなり建物のプロポーションが
かっこ悪くなったりします。
建物のバランスを整えるためには、
背が高くなるのであれば、同様に
横にも広がりを作らないといけない。
太い梁を使えば使うほど、
バランスがおかしくなっていく。
自分で設計してみるとよく分かります。
普通は平面の間取りから考える。
でも、整った建物を作ろうと思ったら
家のボリュームに対する矩計から
考えて行かないといけないんですね。
建物相応の梁の太さで
設計していきたい。
そうなると、無駄に太い梁が
出てしまわないような、上下の乗りを
考えながら設計しないといけない。
結果、よく考えられた家は、
そんなに太い梁が無くても、
耐震等級3の取れる丈夫な家に
なっていくものです。
本日もプレカット業者さんに、
無駄のないいい梁組になりましたね
ってコメントを頂きましたが、
そうなるように設計をしているからです。
思えば、修業時代、太い梁ですね!
ってお客様に喜んでいただいていた
建物の構造は、その梁に過度な負担が
掛かる家というだけだった、、、
みたいな事も多々ありました。
当時は計算も何もしなくて、なんとなく
こんなもんだろうという感じで、
営業さんが設計していましたが、
よくよく考えれば恐ろしい事だなと。
太い梁を使う事がいい建物だ。
っていう所から思考停止して
成長していなかった20代前半の
自分を恥ずかしく思います。
お客様の大切な予算を
不要な所に掛けてしまっていたなと。
じゃあ、木造の軸組をしっかりと
考えて間取りを書いてくれる依頼先か
そうじゃない所なのかを、お施主様が
見破る事が出来るかと言えば、
正直な所難しい。
その会社の構造見学会に足を運び、
2階の下にちゃんと1階が上手に
乗っているかな??
みたいな事を確認してもらうとか
でしょうか。
という事で、構造見学会、
もしよければ見てみてください。
↓ ↓
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お待ちしております。
