凰建設の森です。
本日は福岡空調講座。
第二回目になります。
福岡は比較的ゆっくり
進む講座になります。
あんまりゆっくりだと
前回の内容を忘れて
しまいますので、
宿題が重要になります。
とは言えまだ2回目。
難易度もそこまで上がらず
楽しくやっております。
明日はジャパンホームショー
新建ハウジングさんの
セッションの一番最後に
登壇する予定になります。
本当は昨日がオファー
だったのですが、
引き渡しがあるから無理。
って断ったら日程を
ずらしていただけまして。
なんだか申し訳ないので
より力を入れて頑張ります。
現地でお会いできる方が
おられましたらお気軽に
声を掛けていただければと。
さて、本日の話題は
寒さを防ぐ話になります。
夏は暑いの嫌だし、
冬は寒いの嫌です。
夏の暑さは何からくるのか。
冬の寒さは何からくるのか。
実務者も含めて、それを
頭の中で定量的に把握している
人はあまり多くありません。
高断熱住宅→年中快適
みたいな感じでざっくり
理解をしている人も多い。
しかし、厳密に言うとそれは違う。
建物の負荷計算をやった事のある
人なら分かると思うけど、
夏家の中が暑くなる原因と
冬家の中が寒くなる原因は
別のものになります。
UA値が0.87程度までは、
夏も冬も外皮の性能が
不快を招く一番の原因。
しかしそれを越えてくると、
夏の場合は、日射取得や
換気の方が、家を暑くする。
UA値0.56程度であれば、
夏の暑さは日射遮蔽や
換気空調が上手に出来るか
という方が快適を生みやすい。
UA値が0.46を下回ると、
夏の暑さは断熱はもう
そこまで重要じゃない。
じゃあ冬は?という事ですが、
冬は、どこまで行っても断熱。
断熱しか勝たんという状況。
夏は高断熱でもそこまで光熱費や
快適性が変わらないなぁと
思っていても、冬だと思い切り
差が付きます。
そして、一年を通して、
最も家を不快にさせるのは、
冬の外皮から逃げていく熱です。
だから、一年を通して一番良い
環境を考えるのであれば、
とにかく断熱。6地域なら、
最低限UA値が0.46程度になるまでは
断熱だけにお金を掛けたほうが、
コスパが良いんです。
弊社の場合、熱交換換気は
UA値が0.34を切るまでは
お勧めしない。
だってもったいないもん。
UA値0.56程度の家だと、
家が寒すぎて全館空調を
する気になんてなれない。
でも、熱交換換気は家中の
空気を引っ張って来て、
熱回収をするわけなので、
家の中に温度の低い空気が
あるのは回収効率が
落ちるだけです。
全館暖冷房をする気になれない
寒さ暑さの家で熱交換換気なんて
何の意味もありません。
断熱不足の家のリカバリーを
換気や日射取得で補おうとするのは
焼け石に水となります。
内窓も効果はありますが、
圧倒的な割合を占める、外壁の
断熱が薄いようでは、大した
効果はありません。
内窓は、窓の性能さえ上げれば
UA値が0.46程度にはなるのにな。
そのくらい以上の性能がある
建物だと、違いが分かってくる。
断熱等級3の家に内窓を入れても
本当に暖かくなった??
みたいな事になりかねない。
断熱がダメなら冬の寒さは
どうしようもないの?
と聞かれたら、残念ながら
その通りですとしか言えない。
だからこそ、新築時にどれだけ
断熱を入れておくのかは重要。
何度も言ってますが、2023年現在
何ら特殊な技術や材料を使わずとも
UA値0.46程度の家は、全国どこの
建築会社でも可能なレベルです。
付加断熱も何もいらない。
最もコスパ良く暖かい家に
出来るのがUA値0.46の家。
それすらできない建築会社に
家づくりを頼んじゃダメだし、
それすら予算が足りないと
思ってしまうのであれば、
そもそも新築なんて建てちゃダメ。
高断熱の家に住む人であっても、
こんなに快適になるなら、
もっと断熱を入れてもよかったな。
っていう感想を抱く人が殆どです。
私が過去唯一、これ以上の断熱は
要りませんよ。って止めた、
パッシブハウスプレミアムに住む
お施主様ですら、もっと断熱を
入れてもよかったかな。
っておっしゃられるんですから。
なぜ、住む前に、UA値は0.56で
充分、みたいな事を自信を持って
言えたりする?
UA値0.26を作った事もない
建築会社が、UA値0.46程度を、
過剰な断熱みたいに言える?
UA値0.56程度の家で、
熱交換換気と全館空調で暖かいです
みたいな事を言えてしまう建築会社が
後を絶ちませんが、それは無い。
UA値0.56で換気空調に予算を
振ってもいいのは宮崎とか沖縄。
まずはちゃんと断熱をしましょう。
