凰建設の森です。
本日はお休み。
というのも学生時代の
友人が家族の結婚式のため
帰省がてら遊びに来たいと。
こちらも家族総出でお出迎え。
色々準備をしてくれた、
奥さんには感謝感謝です。
さて、本日の話題は、
質問箱から
↓ ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/e7e80795-f6f1-47a4-8635-3e65eaab0e84/completed}
これはなかなか面白い
ご指摘かなと思います。
パッシブハウスだと
基礎断熱でも基礎外断熱が
必須だからという意見。
パッシブハウスではなく
G3位で収めたほうがいい。
パッシブハウスは
日本の気候には不向きか?
まず上から答えていきたいと
思います。
パッシブハウスを取得するに
当たって、基礎断熱が必須
というわけでもありません。
床断熱でパッシブハウス認定を
取ったっていいんですね。
そして基礎外断熱が必須になる
理由ですが、日本の断熱計算の
ルールには殆ど触れられていない
各種の熱橋をパッシブハウスでは
計算しなくてはなりません。
高断熱になればなるほど、
ちょっとした熱橋から入る
熱がバカにできなくなります。
日本の計算ルールで、
G3だったとしても、
パッシブハウスのルールで
計算すると、全然届かない
ということも珍しくない。
日本のルールだと、
基礎内断熱だけでも
G3に届くんですけどね。
ということで、まず
基礎断熱が必須ではない事、
基礎断熱にする場合基礎外に
負荷断熱が必須なのは、
熱橋を計算するから。
次にG3くらいで収める
ほうがいいと言う意見。
地域の日照条件にもよりますが、
G3の断熱性能があれば、
パッシブハウス認定は
取ることができます。
G3は断熱性能だけの指標。
パッシブハウスは、
それ以外の日射制御や
通風計算など、
断熱だけではなく
パッシブデザインに
基づいた設計が
求められる事になります。
そしてトータルで、
家の省エネ性を高めないと
パッシブハウス認定は
取ることができません。
G3で収めておくと言うのは、
断熱だけはパッシブハウスの
性能にするけど、
設計的な工夫はしない
と言っているようなもの。
ちょっと勿体無い。
そして前述のように、
日本のルールでG3が
取れたとしても、
熱橋を計算すると、
本当はもっと熱が逃げる
と言うことも出てくるため
更に詳細な断熱設計や
施工の知識が必要になる。
G3の断熱はお施主様の予算。
パッシブデザインは設計者の知識。
お施主様には予算を出させるけど
設計者は勉強しませんよ。
みたいな意識が透けて
見えるような気がいたします。
で、パッシブハウスは
日本の気候風土に不向きか。
と言うことですが、
パッシブハウスというのは、
地球上どこで建てても、
その地域において、
最もエネルギー消費が
少なくなる建物です。
その考え方自体は誰も
否定できるものではないかと。
もちろん作り方によっては
デメリットを生むことも
ありますが、それこそ
各地域の設計者が知識や技術で
クリアしていく問題でしょう。
日本より蒸し暑い、
台湾でもパッシブハウスは
建っております。
住宅の設計者に限らずですが
多くの人が、新しいやり方、
今までやったことないやり方を
他人からやれと言われるのは、
負の感情を抱くでしょう。
あなたの仕事でもそうですよね。
初めての事をやれと言われて、
「オラ、ワクワクすっぞ」
と反応できる人なら、
どんどん出世していきますが、
そうじゃない人が大半。
設計者でもそれは同じです。
誰に言われるまでもなく、
パッシブハウスを進んで
建てていく人もいます。
人に勧められて、やってみるか
と取り組む人もいます。
人に勧められても、
なんだかんだ理由をつけて
やらない人もいます。
進んで建てた人も色々。
自社物件で建ててみたけど
こりゃあ大変だと分かって
お施主様には勧めない人。
よくあるのは、設計や
シミュレーションを、
自分で行うことができず
そのアウトソースで
自社の利益のほとんどが
飛んでしまうから、
パッシブハウスは
やりたくないという例。
反対に、建物の性能に
めちゃくちゃ感動して、
その後も継続的に勉強し、
パッシブハウスはいいよ。
ってお勧めする設計士。
認定を取らなくたって、
パッシブハウスになるような
設計はできるんですから、
「認定さえ出せば後からでも
この家はパッシブハウスですよ」
っていう設計をして欲しい。
そう思いません?
パッシブハウス、
すごくいいですよ。
日本でも。
