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暖房、いつ消す?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は浜松の空調講座。
ですが、会場は名古屋です。

Rigoloさんが施工された、
お引渡済みの家をお借りしての
空調講座になります。

お施主様とは私も面識がありますが
会場を提供していただいたことに
感謝感謝です。

懇親会までお施主様にご参加いただき
今まさにこれから乾杯というところ。

今日はそれでは終わらず、
岐阜に帰ると、明日のSAREX岐阜回の
前乗りで新潟と横浜からあの方々が
お見えになっておりますので合流。

タフな1日です。

さて、本日の話題は、無暖冷房の
チャレンジについてもう少しだけ詳しく。

十分に高断熱化され、かつ、
パッシブデザインができている
家であれば、春分の日から夏至まで、
暖房冷房を使わずになんとか
快適を保って住むことができる
可能性があります。

岐阜は今朝もうっすら雪が積もり
いきなり無暖房チャレンジには
厳しい日となりましたが、
それでももう暖房つけてないな
って分かる家もちらほらあります。

そもそもなぜそんなチャレンジを?
ということから話さないとですね。

高断熱住宅にするのは、

人が健康に住まうため。
省エネや地球環境のため。

の2つになります。
これはどちらか一つではダメ。
両立させないとダメです。

だから断熱等級5程度で、
ガンガン暖房を付けて、
全室18℃以上だから健康
っていうのも違うし、
断熱等級7で無暖房だけど、
真冬は15℃を下回ることも
あって、でもそこは我慢!
っていうのも違うんですね。

限りなく小さなエネルギーで
暖房できて、それで室温が
18℃を下回らないことを目指す。

また、家の快適は、設備を使って
アクティブに作り出す事も
もちろんできますが、
設備を使わず自然の力や、
物理法則を利用してパッシブに
作り出すこともある程度はできる。

厳冬期や酷暑期にパッシブな手法は
流石に無理がありますが、
まだそこまで暑さ寒さが厳しくない
春分の日〜夏至の間と、
秋分の日〜冬至の間なら、
なんとかやれたりもします。

ちょっとくらいの寒さなら
日射取得と家の断熱性で凌ぐ。
ちょっとくらいの暑さなら
通風による冷却で凌ぐ。

もし、パッシブな手法で
ある程度の快適性を得る事を
身につけられたとしたら、
冷房や暖房を使う期間を
短くできるし、
冷房や暖房のエネルギーを
節約することも可能です。

パッシブな手法で、
外気温+8℃まで室温を
上昇させる術を身につけると、
外気温5℃の時に、今までは
15℃分の暖房設備を
付けなければならなかったのが、
7℃分の暖房設備で済む。

大停電の時に、
5℃のまま震えるのか、
13℃までは温度を上げられるか
という違いも出てきます。

夏もまた然りですね。

だから無暖房無冷房チャレンジは
家の快適性を高めるのと同時に
省エネ性も高めるし、災害時の
訓練にもなるんです。

私がやりたいのは高性能な家を
作ることじゃないんです。
地域や社会が良くなるようにすること。

高性能な家を作っても、
湯水のようにエネルギーを
使う生活をされておられると、
やっぱり社会は良くならない。

だから、高断熱住宅に住んで
3年以上経って、快適を存分に
味わったのであれば、じゃあ
次のステップとして、
無暖房無冷房のチャレンジを。

とお勧めしているわけですね。

今日は全国的に冷え込んでます。
断熱等級5程度の家の人だと
無暖房?頭おかしいんじゃない?
くらいの感じだと思います。

今日くらいの天気で無暖房が
できるのは、やっぱり最低でも
等級6と7の中間くらいから。

だから、チャレンジできる人が
そもそも非常に限られていますが、
そういう方々が日本に増えていくと、
日本のエネルギー事情は、
必ず良くなっていきます。

まずは日射取得を上手に行い
暖房をオフにできる時期を
早める事を心がけてみて。

参考にしてくださいませ。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー