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水害に備える。

災害とレジリエンス

凰建設の森です。

本日は先にお知らせから。
来月末、完成内覧会を開催。
完全同居型の二世帯住宅の
内覧会になります。

空調をどう回すのか?
プライバシーの確保の
仕方はどうするのか?

そして、限られた敷地条件の
中で、容積率、建蔽率を
全部使い果たした設計。

岐阜ではなかなかそういう
計画はありませんでしたので
横浜時代を懐かしんで
設計させていただきました。

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能登の大雨、凄いですね。
行方不明の方も多数。
大きな地震の爪痕が
まだ癒えぬうちのこの災害。

通常、日本海側ではここまでの
大雨が降ることはありません。

今回の輪島の一日降水量が360mm
太平洋側の都市ですと、そのくらいの
雨量というのは、ちらほら記録が
残っていたりしますが、日本海側は
降っても200mm程度が通常。

雨が多くて有名な尾鷲などは、
一日で800mmという記録も。

町の排水計画も当然それに合わせて
作られております。

今回は台風14号の急旋回による
水分供給や秋雨前線の停滞による
日本海、太平洋両側からの水分が、
能登半島でぶつかり局所的な豪雨に。

温暖化によりこういう災害は
もっともっと増えていく。

地球全体で乾いた地域はより乾き、
湿った地域はより湿っていく。

日本は元々湿った地域ですので
こういう豪雨が増えていく事になる。

地震は天災としか言いようがありませんが、
豪雨や干ばつは、元々人間の活動が
原因になっている可能性が高いので、
人災とも言えるかと思います。

豪雨がきたときの為の水害に強い家を
考えるというのは、
テストで悪い点を取った後に、
その答案をどうやって親にばれずに
処分するのかを考えるようなもの。

テストで悪い点を取らないように
勉強するほうが根本的な解決策に
なるのは誰でも分かります。

じゃあ、気候変動がこれ以上進まぬ様
日々の暮らしで気を付けてます。
っていう人が日本にどれほどいるのか。

お金があるなら沢山電気を使えば
いいじゃないか。みたいな思考の人は
いっぱいいらっしゃると思います。

お金は失っても頑張って挽回できる。
しかし、大気中に増えた温室効果ガスが
また人間にとって正常な値に戻るためには
数千万年の時間が掛かるんです。

自分達の世代では取り返せないものを
私たちは使い続けている訳でして、
お金持ちは沢山電気を使って暖冷房すれば
いいという考え方は無知だと言えます。

自分達がそういう考え方で生きているから
今回の水害が起きているんだという認識を
している人はあまり多くないと思いますが、
早くその認識を持たないと、これからも、
全国各地で同様の被害は発生し続けます。

日本は世界第5位のCO2排出国。
一国で全体の3%を出しています。
日本において家庭部門が占める割合は
15.3%になります(電気・熱配分後)
全国に5200万世帯があります。

日本に住む1軒の家庭がCO2排出ゼロに
なったとしても、排出量の削減は
世界全体の0.0000000092%
世界の大勢には全く影響しない
と言っても良いでしょう。

海に角砂糖を一個入れたら海が
甘くなるのかという位の話です。

俺一人が頑張ったって世界が
変わる訳じゃないって、
諦めてしまう人が居るのも分かる。

だからこそ、一人や、一軒の家庭だけが
頑張ったってダメで、地球に生きる
全ての人が頑張らないといけないんですね。

発電所の稼働を抑える行動はかっこいい。
化石燃料を燃やさない行動はかっこいい。

まずはそういう価値観へと私たちが
変わっていく事が大事です。

それが、この先の未来の水害に
備えるという事になるんです。

今回、能登で被害を受けた地域を
調べてみると、ハザードマップで
水害の設定が無い地域もありました。

整備途中だったのかなと思いますが
優先順位の低い、つまり可能性の
低い所でも水害が起きてしまった。

能登3市町の主要な河川の殆どが
同時に氾濫するという異常事態。

想定外の雨というのはそういう事です。

ハザードマップを見ながら住む場所を
決めるというノウハウが通用しなく
なる可能性だってあるんですね。

まだ、こういう水害が散発しているから
公的な支援が何とかなります。

しかし、こんな被害が、毎年、毎月、
日本のどこかで起こり続けたら、
公的な支援が行き届かなくなる。

令和7年の予算でも、まだ東日本大震災の
復興の為の予算が付けられています。
災害復旧って、そんな簡単なものではない。

地震は仕方がない。だけど大雨と洪水は
私たちの努力でこれ以上大きな被害が
出ないようにすることが出来る可能性がある。

能登の人、可哀そう、早く行政は支援を!
って思う気持ちも大事ですが、
そういう声を上げるのと同時に、
電気やガス、水の節約を考えて
みるのも大事なことになります。

だから、エネルギーを使わなくて
住む家を建てるというのは、
将来的な水害への対策だと
言っても良いかと思います。

どうぞ、参考にしていただければ。

#本質的な家づくり #災害に強い家 #エネルギー自立

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー