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熱交換換気の有用性

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日も引き続きお出かけ。
お出かけといっても、
遊んでいるわけではありません。

研修ですね。

日本で最も寒い場所で
最新の断熱事情を探る旅。

学んだ事を家づくりに
生かしていきます。

さて、本日の話題は換気
熱交換換気の効率と
換気量についてです。

普通の住宅の場合は、
2時間に1回程度の換気回数。

PCR検査を受けた薬局は
1時間に3回の換気回数でした。

飛行機の中は
3分に1回の換気回数との事。

それぞれ1時間に直すと
住宅は0.5回
薬局は3回
飛行機は20回

全然違いますね。
仮に全ての空間の容積が
300m3だったとしますと、

住宅は150m3/h
薬局は900m3/h
飛行機は6000m3/h

人間1人あたり50m3/hと
考えると、

住宅は3人
薬局は18人
飛行機は120人

人の密度的にはなんとなく
辻褄の合う数字になります。

外気温が0℃、室内が20℃
という時に、それぞれの空間の
換気負荷は顕熱で

住宅が1,020W
薬局は6,120W
飛行機は40,800W

飛行機は屋外が−20℃とか
なので、実際は倍くらいに。

とんでもない熱負荷です。

熱交換換気というものは、
その換気によって発生する
熱負荷を軽減してくれます。

顕熱交換率90%のものだと
それぞれ90%オフなので
負荷が1/10になります。

住宅が102W
薬局は612W
飛行機は4,080W

熱交換換気というのは,
換気量が多ければ多いほど
その有効性が高まります。

換気量を決めるのは,
空間の容積や人の数。

大きな家に住むほど,
大家族で住むほど,
熱交換換気は適している。

100坪もあるような
大きな家を全館暖房したら
熱交換換気がないと
エネルギーロスが大きい。

しかし,30坪程度の家を
間欠空調や部分空調するなら
熱交換換気の重要性は
薄れてきます。

熱交換換気をお勧めする
場合もあれば,しない場合も。

あなたの家は熱交換換気が
あったほうが良い暮らし?
なくっても良い暮らし?

迷ったら,設計者さんに
相談してみてくださいませ。

思考停止状態でとにかく導入,
それで勿体無いことになっている
例は結構ありますので。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー