凰建設の森です。
本日は、弊社の創業
60周年のお祝いのイベント。
昨日の大きな事件も相まって
朝からなんだか気持ちが
ふわふわしております。
お祝い事と悲しい事件が
両方やってくると非常に
複雑な気持ちになるものですね。
さて、本日の話題は、
真空断熱材について。
というのも、本日のイベントの
粗品が真空断熱ボトルだから。
安直ですね。
業界内でもたまに話題に
上がりますが、真空断熱材を
住宅に使えるかという議論は、
昔からあります。
断熱性能自体は驚異的で、
1cmの厚みの真空断熱材と
19cmの厚みのグラスウールが
ほぼ同じ性能となります。
真空断熱材のおかげで、
魔法瓶は薄くても凄い
保温保冷性能を発揮し、
真空断熱材のおかげで
冷蔵庫の庫内スペースは
一気に広がりました。
住宅も真空断熱材を
使えば壁厚は一気に薄くなる。
そのあまりにもチート級の
性能から、商品化を期待する
声はずっと上がり続けている。
核融合技術みたいなものですね。
真空断熱材の弱点は、
真空が破られた時です。
私が使っていたPHJの断熱ボトルは
娘が落として真空が破られ、
真空層の中に液体が入るように
なってしまってからは、
熱い物を入れると湯たんぽに。
冷たい物を入れると保冷材に。
高すぎる効果ゆえに、
そのリスクも大きくなります。
だから真空層を傷つけない
施工や住まい方が求められる。
そもそも留め付けるのに釘を使う
施工方法は怖いです。
となると、湿式工法。
構造用合板の内側に貼り付け
その更に内側を土壁で
覆ってしまう方法や、
構造用合板の外側に接着し、
更にその外側にエコサームなどの
湿式外壁を接着していく。
熱伝導率、湿気伝導率共に
ほぼゼロに近いので、
壁体内のどの場所でも
使えると言えば使えますが、
真空が破れると、
湿気伝導率がゼロのまま、
熱伝導率が爆上がりする
危険性もあります。
なので、外皮設計に取り入れるなら
真空断熱材の外側に断熱材が
来るような感じにしておいた方が
無難な気も致します。
何事もそうですが、
普及すれば価格は下がる。
真空断熱材もまた然り。
実用レベルまで価格が
下がった時の使いどころを
今のうちから考えておきます。
