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空調計画基本中の基本がこれ

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は現場での検査。
雨雲レーダーを見ながら
スポット的に雨が止む時間に
検査を終える事ができ、
ほっと一安心でした。

さて本日は、昨日の
全館空調講座の内容に
少し触れたいと思います。

空調計画の基本のき
って何だと思います?

エアコンへの理解?
熱交換換気への理解?
断熱材への理解?
気密の理解?

勿論それらも大事な要素。

しかし、正解とは
ちょっと違います。

空調計画の基本のきは
熱負荷計算になります。

家全体の熱負荷計算も大事。
しかし、個別の部屋の
熱負荷計算も大事です。

UA値が0.4、外皮面積が
400m2という家が
あったとします。

夏場に35℃の外気温を
室内25℃にしようとすると
0.4×400×10=1600W

空気のエンタルピー差が
20kJ/kgだとして、
150m3/hの換気をすると
20÷3×150≒1000W

日射の影響で500W、
内部発熱で600W、
内部の潜熱処理で200W

みたいな事を積み上げて
計算すると、合計負荷は
3900Wになります。

冬と違って夏は、
外皮の断熱性能の影響は
あまり多くはありません。

高断熱な家になるほど、
外皮の影響は少なくなり、
換気や内部発熱の影響が
大きくなっていきます。

そして、内部発熱が
起きる場所というのは、
実は限られており、
圧倒的にLDKが多い。

大きなテレビやプロジェクターを
使っているとそれだけで、
200W~という熱が出ている。
プレステ5は
350Wの熱を出します。

炊飯器を動かせば、
500W~の熱が出る。
冷蔵庫は絶えず数十Wの熱を
出し続けている。

ホットプレートで焼肉!
なんてやったら、
それも600W~の発熱。

これは家庭の事情によって
全然違ってきます。

断熱を良くすることも大事ですが
特に夏の負荷計算は、家のどこで
負荷が集中するのかを拾わないと
高い確率で失敗します。

LDKが多いのですが、個室も注意。

高性能なPCの電源ユニットは
1000W程度の熱を出す物も
少なくありません。

それらを丁寧にヒアリングして、
季節ごと、時間帯ごと、部屋ごとの
負荷を把握する所から、
空調計画は始まります。

色んなやり方がありますが、
私はこんな感じでまとめてます。
↓     ↓
%url1%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2022/07/14015d6312f4c201e08e0e8e626aca23.pdf}

あなたの依頼する建築会社、
負荷計算はちゃんとやってる?

プロの立場のあなた、
負荷計算はちゃんとやってる?

それができてないと、
目隠しして車の運転を
するようなものになってしまいます。

どうぞ、お気をつけて。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー