凰建設の森です。
本日は東京です。
自律研関東ゼミさんの、
目からウロコの温熱学
(基礎編)
明日は大阪の空調講座。
今、非常に悩んでます。
明日、始発で大阪に向かうか、
今夜、夜行バスで向かうか。
昔からいつでもどこでも
寝られる体質なので、
夜行バスに全く抵抗は無い。
しかし、夜行バスの場合、
一つ問題がありまして、
・シャワーを浴びて着替えたい。
これをどうするかという、、、
うーん、今日の講座が
終わるまでにはどちらかに
決めたいのですが、、、
さて、本日の話題は、
家づくりの際、自分の要望を
どのように伝えるのか。
というお話になります。
私の職業は設計士です。
お施主様の希望を形にするのが
お仕事になります。
世の中には、設計士以外にも、
クライアントの要望を、
有形無形の形にする仕事が
沢山あります。
イラストを描く仕事。
音楽をつくる仕事。
映画をつくる仕事。
舞台をつくる仕事。
いわゆるクリエイティブな仕事。
色々ありますよね。
凰建設ではない、私の
もう一つのお仕事、
ミライの住宅で
そのロゴデザインを頼む時
デザイン会社さんは、
私たちの事をより深く
知ろうとするワークショップを
開いてくださいました。
最近、世界を席巻している
日本の音楽と言えば、
↓ ↓
%url1%{https://news.yahoo.co.jp/articles/888f035803c82f2525bb82a5611f32867dbc5bf8}
私もついこの前まで知りませんでしたが、
こちらのグループの楽曲には、全て
原作の小説が存在しているとのこと。
今回大注目の曲にも、特別に
書き下ろした小説があり、
それが公開されております。
↓ ↓
%url2%{https://youngjump.jp/oshinoko/novel_45510/}
妻や子供が原作、アニメ共に
好きで、影響を受けて私も
見させていただきましたが、
原作の世界感、小説の雰囲気を
楽曲という形でここまで
再現できる物なのかと、
クリエイターの端くれとして
唯々驚かされました。
(原作の話としての面白さも
素晴らしいと思いました。)
と同時に、その制作手法には
この上ない共感を覚えます。
普通は家づくりの場において、
どんな家にしたいのかという問いに、
食洗器があって、、、
床は無垢材を使って、、、
大きな窓があって、、、
と、欲しい物が羅列されます。
勿論、分かり易くて良い面も
あるのですが、同時に、そういう
アプローチから入った家づくりは
迷い道にも入りがちです。
私がヒアリングの時に聞きたいのは、
なせそういう要望が欲しいという
結論に至ったのかという背景の話。
背景というのは、あなたの、
生きてきた道筋、あなたの経験、
あなたの積み上げてきた価値観です。
あなたの生きている世界を知りたい。
だから、どんなところで生まれて
育ったのか、今までの住体験はどうか
なぜ今の伴侶と結婚したのか、
どんなところが好きで
どんなところが好きじゃないのか、
一見、家づくりに関係のなさそうな
話まで根掘り葉掘りお伺いします。
いつかのメルマガでも書きましたが、
自分の事を話そうとしない方だと、
設計のモチベーションは一気に下がる。
ヒアリングシートに空白が
多ければ多いほど、設計には
力が入りません。
小説を書いてもらうというのは、
相手の世界観を知るという点で、
物凄く良いアプローチです。
当然、小説を書くというスキルが
伝える側にもある程度求められますが、
クライアント側の価値観や世界観が
クリエイター側にしっかり伝わると、
物凄い素晴らしいものが生まれる。
それは、家づくりでも、楽曲づくりでも
どんな制作ものでも同じかと思います。
自分の価値観、世界観さえ、
相手にしっかり伝われば、
どんな素材を使うかみたいな
話は枝葉の枝葉になります。
先日勉強に伺った、住友活機園。
新築当時のお施主様からの要望は
「清楚に作ってほしい」
その一言だったそうです。
そして出来上がったのが、
100年の時を超え、今尚
多くの人の来訪を受ける
名作建築になります。
当時のつくり手は、伊庭翁の
人柄も功績もその思想も
全て理解したうえで、
「清楚」というテーマに
これ以上なく合致した家をつくった。
注文住宅は3回作らないと
思った通りのものが出来ない。
よく言われますよね。
あれ、どういう事かというと、
自分の要望を伝えるスキルが
3回目でようやく合格点になる
という意味になります。
でも、1回で思い通りのものを
作る人だっているんです。
元々、人に自分の考え方を
伝えるスキルを持っている人は
家づくりも最初から非常に
完成度の高い物になります。
その為の練習というのがあります。
家づくりの前に、何かの
オーダー品を作ってみる事。
作品でも絵でもイラストでも、
何でもいいので、何かを
一から作る経験をしておく。
衣類でもいいと思います。
これ、身銭を切ってやる
という方法が最も
学習効果が高いです。
しかし、あなたのいつもの
業務の範囲内でも、そういう
仕事って多分あると思う。
自分でも成果物が想像できない
何かを作る仕事ってたまに
巡ってきたりしますよね。
また無理難題を押し付けて、、、
と上司を恨むかもしれません。
でもそれ、大チャンスです。
自分ではできないから、
出来る人を探してやってもらう。
でもある程度要望や仕様を
明示しないと相手も作れない。
家づくりと同じです。
人生において、仕事において、
そういうシーンを沢山経験してきた
人の家づくりというのは、
やっぱりやり易いんです。
プロとして要望を聞くのは当然。
だけど、要望を伝える側の能力が
高い方が、成果物のクオリティが
上がるのもまた当然の話です。
人生で初めてのオーダー品が
注文住宅で、それが100%自分の
思った通りに行くなんて話は、
どちらかというと物語の世界の話。
注文住宅を成功させたいなら、
形が最初から出来ている既製品より
形が無い物を買う様に
心がけてみるといいと思います。
そしたらすぐに分かりますから。
あ、何かをオーダーするのであれば、
その商品の事をある程度は知ってないと
話をする土台にすら立てないぞと。
家づくりにおいて住まい手に勉強しろ
というなんておかしい。使う人に
勉強を強いる買い物なんて無いじゃないか。
という意見もよく聞きます。
そうですね。今まで、オーダー品を
作った事が無い人であれば、
勉強が必要な買い物なんて、
経験が無かったでしょうから、
その人の世界の中ではそれは
当たり前の考え方になります。
でも、これからあなたが
買おうとしているのは、
オーダー品の中でも、
最も高価で最も難易度の高い
住宅という物になります。
その他の物と同じ感覚で
買えると思う方が、
無理があるんですね。
注文住宅において、
最も大事なのは依頼先の選定。
でも、それに次いで大事なのは、
あなたの価値観や世界観を、
どうやって依頼先に伝えるか
という物になります。
じゃないと、あなたの注文住宅は
よくある大失敗のアニメ実写化
ドラマみたいなものに。
コレジャナイ住宅にならないよう、
どうぞお互い気を付けましょう。
