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設計士さんは火を知ってる?

災害とレジリエンス

凰建設の森です。

本日、朝は消防団。
久しぶりの放水訓練です。

江戸の昔から火消は
大工がやってきました。

建築実務者にとって、
家が燃えている現場を
見る機会というのは、
またとない勉強の機会です。
(不謹慎ですが)

法律をしっかり修める事も大事。
だけど、リアルな火を知ると
それだけでは過不足がある
という事も分かってきます。

過の部分は特に放置でいい。
強い分には問題ありませんから。
だけど、不足の部分は怖い。

住宅に携わる人であれば、
できれば消防団活動は
経験してほしいなと思います。

リアルな火事場を見ると、
防火に対する認識が変わるから。

古い民家が建っている側の、
軒裏を木板張りにしましょうとか
提案するのが怖くなったり、、、

隣家への類焼や隣家からの貰い火は
失火法という法律によって、
火を出してしまった側は守られます。

これから新築をされる方が、
火を出す側になる可能性は、
低いとは思っております。

しかし、貰い火はいつするか、
分かりません。

隣の家がすごく古くて、敷地に
近い場合は、やっぱり頭の中で
この家が燃えたらこういう感じで火が
出てくるだろうから窓の位置は、、

みたいな想像をしてしまいます。

設計をする人同士で話をすると、
いかに防火の基準をギリギリで
潜り抜けるかみたいな会話に
なることが多いです。

耐震等級で言えば、
如何に等級1ギリギリで、
確認申請をおろすかみたいな。

勿論、悪くはないんですが、
実際に火が出た後の事とか、
自分の設計した家が、どうやって
燃え落ちていくのかとか
想像したことがある人は、
少ないのではと思います。

交通事故で人が亡くなる現場を
生で見たことがある人は、
恐らく一生安全運転を
するのではないかと思います。

同じように、燃え盛る家と
途方に暮れる、または、
怒号を発する家の持ち主の
様子を見たことがある人なら、
本当に火災に強い家を
作ろうって思うはず。

リアルな火事を知るために、
消防団活動って、ものすごく
簡単で有益です。

今はたぶん全国どこの地域も
団員不足なので、やりたいと
言えばすぐに入れる。

地域のためにもなるし、
自分の勉強にもなるし、
お施主様に還元できる。

永くやる必要はない。
だけど、少なくとも、
リアルな火事の現場を
1回見るまで位は、
全国の住宅実務者さんは、
消防団やってもいいと思う。

リアルな火事を見たことが
無いのに防火を語るのって
うーん、どうなんでしょう。

家が燃えるなんて、
想像する人はいない。
だから、そこに危機感を
抱く人もほぼいない。

だけど、選べるのであれば
ちゃんと火の事を知っている
人に設計してもらいたくない?

お昼からの打ち合わせは、
都市部の準防火地域のおうち。

防火の肝になるという意味でも
開口部や軒裏の仕様は、
出来るだけ安全側で設計を。

特に古い家に面している側。

火災のリスクは災害のリスクと
同じように、家が建つ場所により
度合いが違います。

もし、あなたの家がリスクの
高い立地なのであれば。
是非、法律を潜り抜けるだけでなく
本当に火災に強いかどうかも、
気にしてくれる設計士さんを
選んでほしいなと思います。

#災害に強い家 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー