凰建設の森です。
本日は午前午後と、
新築の打ち合わせに。
同じくらいの進捗の
現場が数件重なっており、
気をつけていないと、
頭の中でごちゃごちゃに。
あれ、ペットを将来飼うのは
どのお客様だっけ??
みたいな。
どの案件も非常に完成が楽しみ。
さて、本日の話題は、
国交省さんより。
↓ ↓
%url1%{https://www.mlit.go.jp/report/press/house04_hh_001175.html}
長期優良住宅の認定実績の
数字が公表されました。
厳しい世相が反映されて
いるなと思うのですが、
各種ショックが原因で、
建築費が高騰し、
建物をグレードダウンする
建築会社さんが続出。
建売はアルミサッシ率が
増えてしまっていますし、
長期優良住宅の認定件数も
昨年度に比べて微減。
ただし、割合としては、
増えておりまして、
一戸建ての住宅のうち29.3%が
長期優良住宅の認定を
受けたというのがR4年の実績。
少しずつ、少しずつ、長期に
取り組んでいただける建築会社が
増えてきたという事ですね。
そのうちの多くは量産メーカー。
地域工務店で長期優良住宅に
取り組んでいる人は、非常に稀。
耐久性の項目で、工務店が
低く評価される所以ですね。
長期優良住宅とその他の住宅で、
何かが変わるのか?という事ですが、
その名の通り、耐久性が違います。
耐震等級3も大事です。
断熱等級6も大事です。
しかし、その性能が、
長く続かなければ、
住宅というのは意味が無い。
20年で大掛かりなメンテナンスを
行わなければならない家だと、
いつかはメンテの予算を掛けるのが
嫌になって放置されてしまいます。
長期に亘り少ないメンテナンスで
やり繰りしていける住宅じゃないと
100年後まで家を送り届ける事は
叶いません。
そういうコンセプトの家が、
長期優良住宅になります。
ただ、同じ長期優良住宅でも、
本当にメンテナンスの少なく済む
家もあれば、そうじゃなくて、
建築会社のストックビジネスに
使われてしまっている家もある。
屋根がコロニアルやカラーベストで
長期優良住宅なんて言われても、、
みたいな感じですね。
そこらへんはまだまだ整備が
追いついていないなと感じますが、
それでも長期を取っている、いないは
大きな違いがあります。
また、よく聞かれるのは、
長期優良住宅を取ることのメリットは?
各種税制上での恩恵や、
正しくメンテナンスをした際の
資産価値の上乗せ評価など、
色んな制度が整備されていますが、
短期的な視点で見れば見るほど、
長期優良住宅のメリットというのは
少なくなってきます。
というのも、長期優良住宅というのは、
建てる人の為の制度ではないからです。
制度のゴールは100年後200年後です。
その時に日本に住む人たちが、
豊かな生活を送ることができるように。
そう考えて整備された仕組みになります。
恩恵を受けるのは、私たちじゃない。
私たちの後の世代の人たちです。
よく、長期なんて取っても意味が無い。
という事を言われる方もおられます。
子どもなんて生んだって意味が無い。
教育になんてお金を掛けるだけ無駄。
と言っているのと同じになります。
自分が恩恵を受けないのであれば、
そんなお金の使い方は無駄。
そういう考え方もあることは仕方ない。
そういう人は、恐らく生まれた瞬間から
自分で糧を得て、誰にも依存せずに
生きてきたのでしょうから、誰かの
お世話をするなんていう事は、
自分がそうしてもらっていないのに、
なんで自分は人の為にお金を使わなきゃ
ダメなんだと思ってしまうのでしょう。
・
・
・
そんな人はいないですよね。
物心つくまで生きてこられたのは、
誰かの庇護のもとにあったから。
人は誰もが、誰かに育てられて、
大きくなってきたわけですね。
自分は誰かの世話になって
ここまでやってきたけど、
俺は誰かの為になんて、
びた一文払う気はないぞ。
もし、人類全員がそういう
考え方に変わるのであれば、
人類の滅亡はそう遠くない話。
人は太古の昔から、自分の世代より
後の世代の方が豊かになるように。
そう考えて生きてきた生き物です。
だから人類史上、現代が最も
豊かな生活を送れています。
この豊かさが枯渇すると、
人はまた争いの時代に戻ることに。
争いが起きると、豊かさは
更に奪い合われるものになります。
長期優良住宅程度で人類が
滅亡なんてする訳ないじゃない。
と思う人も多いかと思います。
私も直接的に長期優良住宅が
人類の存亡に関わるとは思わない。
そういう表面の事ではなく、
後の世代の為になるんだったら
取り組んでみるか。
という考え方の大切さに
気づいてもらえたらと思います。
戦後生まれの世代が、戦前生まれの
世代が作った豊かさを食いつぶし、
今の日本がおかしくなったと
いう人もいたりします。
もし、そうなのであれば、
じゃあ今の時代に生きる私に
何が出来るかを考えればよい。
あの人がダメにした。
だから私は頑張らない。
では何も進みません。
戦後生まれの世代が日本を
ダメにしたのであれば、
その更に後に生まれた、
今の世代が頑張って
変えるしかないんです。
もっとダメにして次の世代に
渡す事の方が、かっこ悪い。
他人のことに言及する暇があるなら
今、自分が出来る事をやる方が
ずっと発展的ですよね。
長期優良住宅の恩恵を受けるのは
あなたではなく、あなたの後の
世代の誰かになります。
それが意味のない事なのか、
意味のある事なのか。
これからの時代に家を建てる
事が出来るほどの財力のある
方であれば、分かってくれると
私は思いたい。
早く長期優良住宅の割合が、
100%になる日が来るといいなと
いつも願っております。
