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1億2500万で売れる1907年の住宅

長く住める家

凰建設の森です。

12月に入ったので、いよいよ
モデルハウスのストーブに
火入れをしようかと思いましたが、
今朝の時点で21℃以上ありました。

今年の火入れはもう少し先に
なりそうです。

天気がいい日の日射取得や、
打ち合わせで使う時の各種発熱で
まだやれてしまっております。

例年は11月中に火入れをしますが、
やっぱり今年は暖かいみたいです。
今年の火入れは今週末くらいに
なりそうです。

さて、本日の話題は舞台がアメリカ。

アメリカに限らずですが、
日本とその他の先進国の住宅事情は
全くと言っていいほど違います。

日本において自分が住む家は負債。

22年で価値はほぼゼロです。
1か月ごとに0.38%ずつ資産が減る。
3000万円の建物を建てたとして、
毎月11.4万円ずつあなたの資産は
無くなっていく計算になります。

住宅の供給過剰と低品質化が
招いた日本の現状がこれです。

もし、日本の住宅が22年後に
3000万円で売れる家だとしたら、
あなたの資産は家という形で
残っていきます。

普通の先進国はそんな感じ。
むしろ、物価の上昇に合わせて
家の価値も上がって行きますので、
投資対象としての魅力もあります。

だからこんなゲームを
考え付いたりするのですね。http://www.crazygames.com/game/mansion-impossible

日本ではあり得ません。

日本の住宅政策において、
戦後復興が一段落したのが1968年。

その年に日本の住宅普及率は
やっと100%を迎えます。

1969年以降に日本人が住宅に
投資した総額と、今現在日本に
残っている住宅の総資産価値って
どの程度差があると思います?

ちなみにアメリカは投資額と
総資産額はほぼイコールです。

いつ売っても、買ったときの金額で
売れるというのはそういう事です。

日本は累計投資額と現資産額の差は
500兆円以上になります。

私たちは住宅を建てるという名目で
実に500兆円以上のお金を
捨ててきたわけですね。

国の借金が1100兆円ですので、
そのうち半分は住宅政策のミス。
とも言えます。

もし、住宅が先進国並みの物で、
その価値が適正に評価されていれば
今頃は1人当たり400万円弱の
資産を持っているはずなのです。

私は6人家族なので2400万円弱の
資産を持っていたことになりますね。

でも、私にもあなたにも、そんな
資産は有りません。
住宅の損耗と共に消えましたので。

で、アメリカのお話になります。
フランク・ロイド・ライトという
有名な建築家さんがいます。

日本にも現存する作品があります。

彼のデザインで一番有名なのが
これではないでしょうか。

あ、なんだか見たことある。
という人も居るかと思います。

弊社のデザインチームの女性も
このデザインの名刺入れです。

このデザインのステンドグラスが
採用された家が、表題の金額で
売れたそうです。築112年。

日本の場合、どんな著名な建築家が
建てた家でも築112年の建物に
その金額が付くことはありません。

日本に生きる今の世代は、
生まれてからずっと、建物の価値は
目減りするのが常識の世界で
生きてきました。

でも、ちょっと他所を見てみると、
その常識の方が異常だと分かります。

日本の住宅の価値を上げるためには
2つの事が必要です。

①そもそも長く使える住宅にする。
②価値が担保出来る制度にする。

②は国交省が一所懸命に進めてます。

今、家づくりを生業とする私や
家を建てて住もうとするあなたが
出来るのは、①を推進する事です。

そうでないと、今後もずっと
日本は下り坂の経済になります。

#流行より普遍性 #未来コストを考える #住み継がれる家

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー