凰建設の森です。
本日、明日とお勉強です。
今日はフジソラさんの現場に
デザインチームリーダーの
瀬尾さんと一緒に。
明日はSAREXです。
教わる側の出張でも
気を抜かずに学んでまいります。
息子、誕生日なんですけども
お父さんがいなくてごめんよ。
さて、本日の話題は、
住宅の手抜き工事について。
90年代ほどではありませんが、
手抜き工事や欠陥住宅の話題は
定期的に見聞きするのが、
住宅業界になります。
なぜかというと、業界全体の
モラルや倫理観が低いから。
なぜモラルや倫理観が低いかというと
業界全体で甘やかされてきたから。
戦後の住宅難で、業界はものすごく
沢山の雇用を確保しなければならなかった。
人材の質を問うというようなことが
できる余裕もなかったし、教育に
時間を掛けたりすることもできなかった。
一人前になりたかったら勝手にがんばれ。
仕事だけはうなるほどある、売り手市場。
1980年代まではそんな感じです。
家を建ててくれる大工さんに
へそを曲げられたら大変。
お施主様の方が、気を使って
お茶を出したり食事を出したり。
上棟時の手土産もいっぱい。
そんな業界ですから、
顧客満足とかそんなものを
考える土壌がありませんでした。
そうこうしているうちに、
バブルが崩壊し、状況が一変。
1990年代からは建築業界全体で
低賃金化が進みます。
今30代以上の人であれば、
直接聞いたことはなくとも、
しっかり勉強しないと、
ああいう人(現場で働く人)
になっちゃうよ。って
親や先生が言ったという、
エピソードを見かけたことが
あるかと思います。
もちろん、職業に上下貴賤はない。
しかし、社会通念上、私たちが
そういう目で見られてきたというのも
事実だし、3K(きつい、きたない、きけん)
という言葉があったのもまた事実。
横柄な態度の親方に育てられ、
平均よりも低い収入で働いてたのが、
今、建築業界の第一線で働く世代。
それをモラルや倫理観の低い理由に
してはいけないというご指摘も尤もですが
事実としてそういう事もあります。
個人としては最も高い買い物になるため、
価格競争はきちんと起きております。
多層下請け構造になるし、金額が
大きいので、予算の削減をしようと
思えば手はいくらでもある。
設計で手を抜くこともできるし、
施工で手を抜くこともできる。
材料をけちったり粗悪なものに
変更するだけでも安くなる。
そうして、30坪で2500万円の家もあれば
30坪で6000万円の家もあるという状況に。
でも、2500円のTシャツもあれば、
6000円のTシャツだってあるわけですから、
そのくらいの価格差が付くというのは、
どこのどんな業界でも一緒です。
一般的には高級品を買っておけば、
手抜きなどが無く作られているから
失敗は少ないと思うじゃないですか。
しかし建築業界はそうでもない
というのが非常によくないところ。
令和7年になってもこういう
ニュースが出ちゃったりするんです。https://news.yahoo.co.jp/articles/624db42882be15d729a677b45138f99a098f2367
たぶん、建築会社側にも
言い分はあると思いますが、
非常に残念な事件だと思います。
依頼先が手を抜いたりしないか。
倫理観を高く持って仕事をしてくれるか。
家づくりにおいては、それを見抜く目を
養うというのが非常に大事になります。
一般的に、手抜きをするかどうかは、
個人の考えにもよりますが、どちらかと言えば
社風で決まるじゃないですか。
転職経験のある人なら尚更わかると思います。
社風を誰が作っているかと言えば、
やっぱりウエイトが一番大きいのは社長。
社長の倫理観が企業の倫理観につながりやすい。
という事はですよ。
依頼先の社長さんの人となりを確認しておく
というのは家づくりにおいては非常に重要。
ええ、社長さんなんて会ってくれないよ、、、
という会社に依頼するのであればそれはもう、
博打だと思ってやるしかありません。
いくら担当者が真面目であっても、
社長がやるなといえば社員は動けません。
この人ならたとえミスがあっても、
誠心誠意対応してくれるはず。
って思える会社を是非見つけてほしい。
だから、家づくりをするのであれば、
社長さんの人となりをしっかりと
確認していただきたいと思います。
家づくりに対する考え方。
経営に対する考え方。
社会に対する考え方。
どうぞ曇りなき眼で見定め
決めていただけたらと思います。
業界に入ってみればわかるけど
手の抜きどころは無限にあります。
どうぞ、お気をつけて。
