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【日刊】大きな経路がありゃ何とかなる

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日はうれしいお知らせが
届きましたのでそちらから。

今年も弊社から大工兼監督さんの
佐藤君が全国技能競技会に出場。

参加資格ラストイヤーとなる今年の
結果は、全国で2位だったそうです。

技能競技会は6時間にも及ぶ長丁場。
本当に大変だったと思います。

県予選からだと、何百人という
現役の大工さんが参加する競技会で
2位の成績はとても素晴らしい。

是非、家づくりの場でも技術を
存分に生かしてほしいなと思います。
大会の様子がライブ配信されていました。https://www.youtube.com/live/2kVtKjrdjpw?si=YOLq3KucXtQWwq_5&t=23745

こんな感じのものを作って
その出来栄えを見られます。

大工さんの技術というのは
凄いですね。

本日は高知での空調講座。
東京回ですが、今回は高知。

全国の中でも高知県は、
お酒を飲む文化がぶっ飛んでます。
(誉め言葉)
土佐の文化を楽みたいと思います。

さて、本日の話題は、頭が空調モードに
入っておりますので空調の話に。

メルマガの感想やSNSのコメント等で
空調が上手くいかないという相談が
来ることがよくあります。

作り手からも住まい手からも。

2階は冷えるけど1階は冷えないとか
エアコンが効きにくいとか、、
色んな原因があるのですが、
解決策は割と絞られます。

それが、タイトルにも出した、
空気が通る大きな経路を作る事。

エアコンから出た空気が想定する
暖冷房空間をかけめぐって、また
エアコンに戻ってくるための、
大きな経路があればなんとかなる。

大きな経路ってどのくらい?

家の間取りなどにもよりますが、
だいたい有効で50cm✕50cm程度の
経路が必要です。そうか、50✕50=2500
なので5cm✕500cmでもいいのか。
というと、そのバランスだと、
抵抗が増えるので本当はよろしくない。

が、ないよりはあった方がいい。

そんなに難しくないように聞こえるかもですが、
家の中にはいたるところに空気経路の
くびれが存在します。大きなのは建具。

閉めてしまうと、アンダーカットの
1.5cm✕70cm程度しか空気の経路が
無くなってしまったりしますし、
ガラリを造作で設置すると、有効開口率
αは25%程度まで落ちてしまう事も。

これは意識的にプラン作成時に、
空気の経路を作っておかねばならない。

しかし多くの住宅設計者は、
空調の為の空気の経路というものを
意識して設計することはありません。

結果としてたまたま1階と2階をつなぐ
吹き抜けが設けられていたとか、
OMソーラー的な小屋裏から床下までを
つなぐ太いダクトが設置されていたとかで
リカバリーができたという例もありますが、
何もない場合の空調リカバリはたいへん。

普通は空気の流れ方なんて意識して
設計することは無いので、どこにどう
大きな経路を設けるのかはあてずっぽうに
空けておくしかないケースが多いはず。

しかし、雑な経路であったとしても、
ないよりはあった方が後でやりようが
あるんですね。

もし、依頼先の空調計画の精度が
ちょっと心配なのであれば、とにかく
エアコンから一番遠くの冷気や暖気が
届かなさそうなところまで、空気が
行って帰ってこれる2つの道を
作っておくことがリスク低減につながる。

絶対何とかなるとは言いませんが、
あるとやれることが沢山出来ます。

覚えておいていただくと良いかと。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー