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【日刊】100→80→75%(イマココ)

災害とレジリエンス

凰建設の森です。

本日は恵那から名古屋に
移動して、ショールームの見学。

以前家具を見させていただいた
リアルスタイルさんが10月は
照明フェアを開催とのことで、
お施主様と一緒に行ってきました。https://www.real-style.jp/shop/head_office/

さて、本日の話題は、
住宅の中でも区分所有の建物
つまりマンションですね。

マンションにまつわるお話です。

よく戸建派マンション派などと
比較されるのですが、
マンションと戸建ての最も大きな
違いというのは、自分だけのものか
みんなと一緒に所有するものか
という所にあります。

みんなと一緒に所有しているという事は
自分だけの意向で何かを決められない
可能性があるという事です。

マンションは管理の問題というのが
ちらほら発生し始めております。

老朽化をしていて危ないから
建て替えをしたいのだけど、
一部の所有者が反対しているから
建て替えも売却も進まない。

築40年のマンションと言えば、
住んでいる人の多くは高齢者。
70代とか80代とか。

それなりにお手頃な価格なので、
若い世代が購入して移り住んだ。

耐震性の調査をしてみたら、
危ないという結果が出た。

え、そんなんだったら建て替えましょう。
幸い修繕積立費もそれなりに溜まってて
各世帯の負担もギリギリ現実的な金額に
納まりそう。

というケースにおいて、
若い世代が乗り気であっても、
高齢者世帯は、今から自分の
生活環境を大きく変えるような
事はしたくない。

10年ほど前まで、マンションの建て替えは
住人の100%が同意しないと進められなかった。

それでは何ともならない事例が
増えてきたので、10年ほど前に
住人の80%が賛成すれば、
建て替えを進めることが可能に。

しかし、それでも進まない事例が多い。

たまりかねて今年の10月から、
75%の住人が賛成すれば、
建て替えを進めることが可能に。

10年前に、築40年越えのマンションは
49万戸ほどしかありませんでした。
今は148万戸、10年後は293万戸。

今ですら既に管理不全のマンションの問題が
取り沙汰されているのですから、
単純に考えてそういう問題の数が
10年で倍になるという事になります。

八潮の水道管の陥没などで、
よりリアルにイメージできるように
なったと思いますが、
致命的に管理不全に陥っている
構造物が最後はどうなるのか。

住人の中でいつまでも反対を続ける
人が折れてくれないから危険な状態を
指摘されているにも関わらず、何もできない
というマンションが増えるのを防ぐため、
今後も管理や売却、建て替えをしやすく
するための規制緩和は進んでいくでしょう。

建て替えは75%になっていますが、
バリアフリー関係の工事であれば66%の
人の賛成でやれるようになっております。

おそらく最終的には建て替えも、
66%の人の賛成でやれるように
なるのではないかというのが、
私の予想ではあります。

ただ、やりやすくなるのはいい事ですが、
もし、自分が34%の側の立場だとしたら、
自分は出ていきたくないのに、強制的に
追い出されるという事も起こり得る。

上手い事安いマンションを買って、
それなりの金額を掛けてリノベを
したけど、10年もしないうちに
建て替え計画が決まってしまって、
リノベにかけたお金が、、、、

みたいなことが今後起きることも
十分考えられるんですね。

なので、特に築古のマンションを
購入するときには、長期修繕計画や
管理の記録をしっかりと確認するのが
基本になります。

マンションはどこまで行っても管理が肝。
どうぞお気をつけて。

ちなみに、マンションには修繕積立が
あるけど住宅にはありません。

え、じゃあ住宅は何もしなくてもいいの?
という事ですが、そんなことはありません。

今現在、マンションの修繕積立は、
平均で14,000円/月程度になっています。

住宅だってそのくらいの修繕積立は
しておきたいと思ってください。

1年で168,000円
10年で168万円。

思ったよりも高額でしょうか?
建物の維持管理って、やっぱり
そのくらいかかってくるんですよね。

どうぞ、参考にしてくださいませ。

#災害に強い家

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー