凰建設の森です。
本日は新築の打ち合わせ。
どちらも間取りの相談です。
リノベも良いですが、やっぱり
新築は色々と好きにできるので
夢があっていいですね。
という事で本日は新築住宅
プラン打ち合わせあるあるの
お話をしたいと思います。
本日のお客様、お二組とも、
やっぱりこの言葉が打ち合わせ中に
登場いたします。
それが、
「お客さんが来た時に--」
というセリフになります。
玄関に入った時に、
家の中がどんな風に見えるのか。
リビングに通したときに、
何がどのように見えるのか。
お手洗いを使っていただくときに
どんな動線で何が見えるのか。
主にはそんな所が気になるかと。
「お客さんが来た時に何が見えるか」
は家づくりにとって重要なのか?
というのは実は、それぞれのご家庭に
よって変わります。
とても重要な家庭もあれば、
そんなに重要じゃない家庭もある。
という事ですね。
なので、メルマガでも折に触れて
言っておりますが、私、間取りを描く
前のヒアリングの際には、
「来客」の想定をかなり、
根掘り葉掘りお伺いするようにしています。
例えば今日、私はこのメルマガが
届くくらいの時間には、
私の妹たち家族が我が家に集まり
ハロウィンパーティーをしています。
大人、子供、総勢15人くらいが集まり
ワイワイがやがやしながら楽しく
ごはんを食べている事になります。
子ども達はそのままお風呂に入って
寝る準備をしてからそれぞれの家に
帰っていくという感じですので、
LDKは勿論、洗面脱衣もトイレも
お客さんが使います。
キッチンも妹たちが洗い物などを
やっていってくれますので、
お客さんが使います。
我が家は来客がとても多い家庭。
今日は兄妹ですが、妻のママ友が
集まって食事会を開くみたいな事も
定期的に開催されております。
そういう家庭であれば、来客の想定は
しておくに越したことはありません。
では、来客の想定ってどんな事を
すればよいのでしょうか?
よくイメージされるのは、
「住んでいる私たちが」恥ずかしくない
間取りにしたいというものになります。
「私たちが」キッチンを見られたくない
「私たちが」洗面台を見られたくない
「私たちが」トイレを見られたくない
例えば、大きくない家であればトイレの
為に長い廊下や目隠しを設けるというのは
あまり得策ではありませんので、
玄関ホール、リビングに面して、洗面脱衣から
みたいな感じでトイレにアクセスすることが
多くなっていくかと思います。
今も昔も、玄関ホールにトイレがあると、
お客さんが来た時に(私が恥ずかしいから)
トイレから出られないじゃないか。
みたいな事を想像いたします。
確かに、玄関ホールで家族が誰かと
話をしている時にトイレに入るのは
憚られますので、玄関にお客さんが
頻繁に来る家庭であれば、2階にも
トイレを設けておいた方が無難。
それが、住んでいる「私」目線の
来客想定になります。
じゃあ、「お客さん」目線で考えると
トイレの位置はどこがいいのか?
あなたが他所の家でトイレを借りる
としたら、どんな事が気になるか?
やっぱり、臭いや音ですよね。
リビングからトイレを借りる際、
なるべく遠いところにトイレが
あった方が安心できます。
出来れば扉を2回閉めるくらいの
隔絶感があるとより安心です。
となると、トイレの位置は、
玄関ホールにあった方が、
「お客さん」の立場としては
安心して使いやすかったりします。
しかしそれも来客される方の
属性と、住んでいる人の性格により
最適解は変わってきます。
我が家はいつでもだれでも、
来客はウェルカムな家庭。
キッチンだってお風呂だって、
見られたって恥ずかしくないよ。
っていう性格なので、ほぼ100%
お客さんが安心して使いやすい
間取りに振って作られています。
ルームツアー動画を
見ていただければわかりますが、
玄関ホールからトイレや洗面脱衣に
アクセスするような感じの家です。https://youtu.be/GpPjitcKi34?si=ybrLDHBg6bR-8S05
そして、非常にあるあるな話が、
ヒアリングの際に、どんな属性の
来客がどのくらいの頻度で来られるか
という話を懇々とお聞きしますが、
8割くらいの方は、来客なんて
殆どありませんという回答。
来ても家族が年に1回くらいかな?
みたいな感じが多いと思います。
実際に暮らしが始まってもそのくらいの
頻度と属性であることが多いはず。
ふむふむ、分かりました。じゃあ、
来客の想定はそこまでしないで、
住まう家族が最も使いやすい間取りに
していきましょうねと考えて、
間取りを作っていきます。
来客の想定をしない場合、最も使いやすい
間取りって、1Kのアパートの間取りです。
玄関からリビングまでの間の動線で、
キッチンもお風呂もトイレも全部完結。
その代わり自分以外の人が来たら、
生活の全てを見られてしまう。
だから、ある意味、使いやすい間取りと、
来客が来た時に「私が恥ずかしくない」間取りは
トレードオフの関係性にあったりします。
家が広ければ全部叶う間取りができるのですが
最近は家をコンパクトにすることが多いので、
なかなか難しいんですよね。
「お客様が来た時に」の心配を潰せば潰すほど
家は広くなり、視線を隠すための壁や建具が
増えていき、予算も上がっていきます。
私も駆け出しの設計者だったころは、
「お客様が来た時に」の対策の為に、
家をどんどん広く、高額にしていった。
でも、住んでからお伺いしても、
「お客さんは1年に1回も来ないね。」
みたいな回答が意外と多いんです。
だから、今は来客想定は根掘り葉掘り聞くし、
プラン中でも、「お客様が来た時に」
の話が出た際に、来客は殆ど無いと、
ヒアリングの際に聞いた住まい手さんには、
もう一度、どんな来客がどの程度来られるか
というのを再度伺うようにしております。
ヒアリングの時には想定していなかった
来客があるのを思い出したかもしれない。
はたまた、ものすごく漠然とした、来客の
想定なのかもしれない。
家づくりを終えられたあなたも、
これから家づくりをしていくあなたも、
今まさに家づくり中のあなたも、
おそらくプラン打ち合わせ中に1回は
「お客様が来た時に」という言葉を
発しているのではないかと思います。
その来客が、我が家にとっては、
どういう位置づけで、どんな人が
どんな用事で来られるのか。
その人に対するおもてなしは、
どうあるべきなのかという事を
よくよく考えていただけると
良いかと思います。
お客様が来た時に、の後に続くのは
「お客様が居心地が良いように」
を優先したいと思うのか
「私が恥ずかしくないように」
を優先したいと思うのか。
それによっても家づくりは変わります。
これに正解はありません。
いつも来客想定の話になると、
難しいなと思いながら、
間取りを考えております。
ちなみに、私の個人的な体験と
思いをお伝えするのであれば、
お客さんはキッチンや脱衣やトイレが
見えても何とも思っていません。
来客を迎える側よりも、
お邪魔する方がよっぽど緊張して、
失礼が無いようにと考えています。
なので、来客を想定するのであれば
来客の方がいかにストレスなく、
来訪からお暇までを過ごせるか
という事を考えて家づくりを
してあげた方が良いのにな。
って思っております。
もしよければ参考にしていただけると
良いかなと思います。
