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【日刊】ちゃんと測ってる?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は東京です。
自立研関東ゼミさんの
事例発表会に参加しています。

昨年からお前も何か話せと
指令をいただき、主にリノベの
実例についてお話を。

関東ゼミさんの偉いところは、
ものすごく実測を大切にされてる事。

私たちの業界、家を作った後は
作りっぱなしで終わることが多い。

PDCAのうち、PとDしか
やっていないんですね。

だから、知見が貯まらず、
同じ失敗を何度も何度も繰り返す。
特に温熱換気空調といった分野は、
同じ失敗事例が世の中に山ほどある。

自分が行った空調計画のチェックは、
温湿度計を置くところから始まる。

夏であれば湿度60%を大きく
超えていないかどうかを確認。

冬であれば湿度40%を大きく
下回っていないかを確認。

外気温に合わせて頻繁に上下する
室温の場合、実は湿度計の目盛りは
そんなに極端な値を示しません。

外気温の変動に逆らって室温を
一定に保とうとするから、
湿度が大きく変動するんですね。

だから、湿度の問題というのは、
高断熱な家でしか起きにくい。

家の中が暑い寒いという段階では
湿度の事なんて気にする暇はない。

ますは快適な温度を作ろうという
方向にしか住まい手の目が行かない。

十分に断熱を行い、適切な空調を
設計施工したのであれば、
その次が実測ということに。

外気の温湿度、室内の温湿度、
エアコンの性能を実測するための
温湿度測定。その辺りが、
基本項目になってくるかと思います。

エアコンの性能って実測できるの?
と思う人も多いかと思いますが、
実測ができないのであれば、そもそも
エアコンの能力表示というのは、
どうやって決まっているのでしょう?

暖冷房能力や省エネ性というのは、
車の燃費と同じように実測を経て、
カタログ表記がなされています。

なので、同じように実測をしてやれば
エアコンがカタログスペックに対して
どの程度動いているのかというのは
測ることが出来るんですね。

高断熱住宅においては、夏の除湿力が
高いエアコンを選んだり、
除湿力が上がるような設計施工を
行ったりするのが非常に重要。

しかし、家庭用ルームエアコンの場合、
カタログには「除湿力」を記載する
項目がなく、それぞれのメーカーが
好き勝手に記載をしている状況です。

だから、こちらで測らねば、どのメーカーの
どのエアコンが高断熱な家に向いているか
というのは分からないんですね。

そうして色んなエアコンを測ってみて
溜まったデータから知見を得て、
次の設計に活かしていくんです。

それを毎年1回報告会を開いているのが
自立研関東ゼミの皆さんになります。

だから、毎年成長されておられます。
私も出来る限り、協力をさせていただくよう
頑張りたいと思いますし、私自身、
会員の皆様の発表を聞いて学ばせて
いただいております。

空調を失敗したくないのであれば、
ちゃんと測っておられる会社さんに
依頼をされると良いと思います。

#温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー