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FCあればFC心あり

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は住宅空調設計講座
神奈川の発表日になります。

今までの回はインプット
最後の回はアウトプット。

参加していただいている
方が掴み取った成果を
発表していただく日です。

空調計画が破綻していないか。
局所不快感が出る可能性は?
出るのであれば、住まい手に
どう説明するのか。

ということをチェック
させていただきます。

このメルマガが届く頃には
お疲れ様の懇親会が始まってる。

笑顔で飲めていることを
祈るばかりです。

私の力不足ではあるのですが、
空調設計講座、一定数
ついてこれずにドロップアウトを
されてしまう方がいます。

最終回の発表を待たずに
学びを止めてしまうんです。

忙しくて最後の方参加できてないけど
発表して合格証をもらいたいから
ちょっと待って!みたいに
意欲がある人はまた別。

完全に諦めている感じの人。

私が悪いのが前提ではありますが、
完全にドロップアウトをする
人の属性って、やっぱり
傾向が出てくるんですね。

何かというと、
高断熱系FCに加盟している
という人はドロップアウト率
かなり高いんです。

世の中にはいろんな高断熱の
FCがあります。

FC本部は決まったやり方を提供し、
誰でも一定の品質で高性能な
住宅を作ることができます。

理論理屈は分からずとも、
本部の言われた通りにやれば
なんとなくうまく言っている。

全員とは言いませんが、
高断熱系のFCに加盟して
高断熱住宅をやっている人って
作っている住宅の品質の割に
知識レベルがすごく低い
というケースがしばしばある。

しかし、このままではダメだ
という危機感はあるはず。
情報感度も低くない。

だって、空調設計講座に
来るんですから。

一緒に学ぶのは、主に
独立独歩でやっている
工務店さんたちになります。

そこで、気づいてしまうんです。
あれ、全然ついて行けない。って。

例えが適切ではないかも
しれないのですが、
FCに入って住宅を作るのと、
独立独歩で家づくりをするのは、
会社員でいるか、独立して
個人事業主でいるかくらいの
違いがあったりします。

教えてもらったことをやっていれば
その仕事を深掘りして考えずとも
なんとかやっていられるのが、
固定給の生活になります。

自分が成長せねば即収入が
途切れてしまうのが事業主。

空調講座ムズイ!やばい、
どうしよう、分からない、、、

、、、、
、、、、
、、、、

でも、ま、今のままでも
食べていられるし、いっか。
また気が向いたら勉強しよう。

みたいな感じでしょうか。
想像でしかありませんが。

何も知らない建築会社が、
高断熱住宅を始めるときに、
FCに入ることは非常に有効。

間違いのないイロハを
教えてくれるからです。

しかし、そこで学びを
やめてしまうと、いつまでも
そのFCありきでしか、
やって行けなくなります。

機械あれば機事あり
機事あれば機心あり。

の言葉通りになってしまう。

人間は易きに流れる。
FCに居たっていいけど、
学びをやめてしまうと
そのまま底なし沼です。

FC本部は、ビジネスとしては
本当はそこまで知恵を
つけてほしくないものです。

だって、自分でできるように
なってしまうと、FCに
お金を払い続けるのが
バカらしくなるだけだと
知っているからです。

だから、答えだけ教えて、
答えの導出方法は教えない。

その結果、〇〇システムだから
いい家ができるんです。

みたいな、理屈を伴わない
宗教がかった営業手法が
展開されていきます。

もし、メルマガを読んで
くださっている実務者さんで
心当たりがある人は、
なるべく早めに、所属する
FC以外の勉強会に
参加してみてください。

地域の省エネ講習でも、
自律循環型住宅の
設計ガイドライン講習でも、
別の団体の何かでもいい。

あなたに必要なのは、
井戸を出て大海を知ることであり
講習や研修を通じて、
他流試合を経験することです。

メルマガを読んでくださっている
住まい手さんは、依頼先の
言うことをよく聞いてほしい。

セールストークを聞いていて
何かのシステムや素材を
異様に推してくる人がいたら、
FC心に染まっている可能性が。

あなたがほしいのが、
そのFCが展開する家ならば
それでもいいでしょう。

でも、そうじゃなくて、
あなたのために誂えられた、
あなたにぴったりな、
住み心地の良い家がほしいはず。

FC専門店は、一定以上の
品質はあると思います。

しかし、それ以上のものは
期待してはいけません。

牛丼屋さんに行って、
ステーキ300g下さい
と言っても対応できないのと
一緒になります。

そのお店は牛丼を
食べるところなんです。

牛丼の美味しさを懇々と
説明してくれるでしょうけど、
あなたが食べたいのが、
ステーキだった場合は、
やっぱり「なんか違う」
という感想になります。

そうかぁ、今のお客さんは
ステーキが食べたかったのか、、
じゃあステーキの勉強も
した方がいいのかもしれないな。

と思って勉強をしに行くけど、
やってみたら意外と難しそう。

こんなに時間をかけて勉強しても
どのくらいの効果が出るか
分からないし、今の牛丼だけでも
十分食べていけるし、
やっぱりステーキはやーめた。

本部のレシピ通りに作った方が
楽でいいもんね。

それが、FC心。

自分で大海を泳げないから、
FC本部というタイタニック号が
沈むときには一緒に沈むか、
別のFC号にあわてて乗り換えるか。

建築会社の立ち居振る舞いの
話ではありますが、個人に
置き換えたって同じことです。

果たして自分は今の組織という
所属を抜け出しても、社会で
生きていける実力があるのか?

自分が得ている収入は
過大なのか過小なのか。

一つだけ言えることは、
どんな立場であれ、
学ぶことをやめてしまうと、
どんどん世の中に置いていかれる。

必要とされない人になる。

自分が色々学ぶと見えるものがある。
それは、目の前の人がどのくらい
学ぶ姿勢を持っているかということ。

学ぶのは建築のことじゃなくてもいい。
自分の本業のことを一所懸命に
学べばいいんです。

そうすれば自ずと建築会社を
見る目も養われてくる。

人材としても成長するから、
収入も多くなる。

一石二鳥にも三鳥にもなる。
それでいて、自分の知識は、
どんな大泥棒でも盗めない
あなただけの宝物になります。

FCあればFC心あり。

空調講座をドロップアウトした
方だけではなくて、私にも、
誰にでも芽生えてしまう
可能性のある心です。

気を引き締めていきたいですね。

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー