凰建設の森です。
今日は腰を痛めて以来初めての
現場検査があります。
基礎の鉄筋や型枠の検査です。
現場をしっかり歩けるかどうか
ちょっと心配です。
事務所と自宅の約4キロの距離を
車で運転してみました。
裏道を抜けて約30㎞/h程度の
速度での走行、、、
何とか走り切ることが出来ました。
着実に治りつつありますね。
さて、本日の話題は家の中にできる
温度差についてです。
温度差はできるだけ無い方が
いいですよね。
しかし、完全に温度差ゼロは
なかなか難しいです。
では、どのくらいの温度差なら
許容できると言えるのでしょう。
日本の普通の家であれば、
暖房空間は20℃くらい。
非暖房空間は10℃くらい。
10℃くらいの温度差があるのが
当たり前でした。
それだとヒートショックを起こすので
しっかり断熱をして、非暖房空間の
温度が上がる様にしましょう。
というのが現在の家ですね。
断熱のレベルが上がれば上がるほど
暖房空間と非暖房空間の
温度差は少なくなります。
G2レベルの建物ですと、
暖房空間と非暖房空間の温度差は
約4℃程度になります。
さて、この4℃と言う温度差、
寒さの想像を出来る人はあまり
いないと思いますが、
体感してみると結構違いが分かる。
G2の建物は最高と思われがち。
だけど温度差は確実にあります。
じゃあ、温度差を無くすためには
どうすればよいのか。
一つは、非暖房室を作らない。
家中をきちんと暖房出来る、
暖房計画にすることです。
北海道の家には、要所要所の窓下にヒーターがついていたりします。
それが家の中に均等に配置される為
家中が暖房空間になります。
これは非常に快適です。
かなり理想に近い温度環境に。
もう一つは超断熱、超蓄熱。
GWで400mm厚程度の断熱に
なりますと、熱源の場所が
多少偏っていても満遍なく熱を
伝えて温度差を少なくしてくれます
どちらか一つという事ではなく、
両方のバランスが大事になります。
また、非暖房室を作らないという
計画の場合は、熱源の配置には
要注意になります。
冷気は窓から入ってくることが多く
また暖気は上に上がりやすい。
そこを上手くやってあげないと
色んな所で温度差が出ます。
エアコン一台で冷暖房。
よく聞く言葉だとは思いますが、
エアコンは家全体に熱を届ける
設備ではなく、区切られた空間を
冷暖房する設備になります。
更に、空気を暖めたり冷やしたり
しますので、どうしても対流が
起こり、上下温度差を生みやすい。
家庭内の温度差という命題に対する
答えは建築会社によってバラバラ。
ざっくり家全体で16℃を下回る
部屋が無いのであればOKという
会社も有れば、
温度差は2度未満にという会社も。
温度差4℃までは断熱の力で
何とでもなる感じです。
そこからのゼロまでの道のりは
設備設計の能力と、掛ける
お金次第になります。
住まいの暖房計画について
東京大学の前先生監修の冊子。
↓ ↓
%url1%{http://kurashisozo.jp/img/effort/pdf2.pdf}
上下温度差を少なくするために
床暖房を勧めておられます。
確かに床暖房は上下温度差には
とても有効な方法です。
だけど、普通のエアコンに比べ
床暖房だとその効率は2割位
落ちてしまいます。
(床下エアコンも同じ)
快適性を取るか、設備効率を取るか
悩ましいところですね。
私としては、断熱を2割上げて、
設備の2割損を埋めるというのが
妥当なところかなと思います。
やっぱり床で暖める方が
足元の冷えが少ないですからね。
最後に、この温度差設計、
狙ってやるのは非常に難しい。
出来る人があまりいないというのも
覚えておくべきポイントかもです。
