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温暖地で1種換気を採用する意味とは?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は移動日。
東京から岐阜へですね。
東京ー名古屋間の
2時間弱は、集中して
仕事をするには、
ちょうどいい時間。

さて、本日は質問箱から
↓ ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/c79296c2-bc9c-45a7-a83b-e89562fd6b85/completed}

まず北海道で第3種換気が
多いかどうかという質問ですが
これは本当です。

熱交換換気ももちろんありますが
北海道だと熱交換器に入ってくる
外の気温が低すぎるために、
(マイナス10度とか)
熱交換器内の水分が
結露するどころか
凍結してしまうことも。

なので、寒冷地の熱交換換気は、
プレヒーティングと言って、
まず空気を0度近くまで
温めてあげる必要があります。

このプレヒーティングに
よく使われるのが、電熱線。

なんと、あれほど嫌われ者の
生炊き電気が使われる。

そうなってしまうと、
省エネ効果は激減します。

環境に優しくエコな
プレヒーティングの方法も
もちろんあるのですが、
やはり導入コストは高くなる。

PHJの森みわさんが
建てられている軽井沢の
自邸などは、太陽熱や
バイオマスで作った熱で
プレヒーティングを
行う計画で、ここまでやれば
理想的な感じかと
↓ ↓
%url2%{https://passivehouse-japan.org/wp-content/uploads/2022/05/mailmag05_02.jpg}

よく分かっている人であれば
使いこなせると思いますが、
そうでなければ事故が起きたり
やたらと安全を見た高価な
設備になってしまったり、、

ということで、あまりに
寒すぎる所では、熱交換換気
ではなく、第3種換気の方が
長期目線では安心だよね
となり、北海道では第3種換気も
多く使われています。

日本では第3種ダクト式換気は
排熱は捨てて終わりなのですが
同じく寒い北欧の国では、
第3種換気の排気熱は回収され
有効利用されています。

換気システムの需要が高まれば
そういう家全体でエネルギーを
効率的に使う設備が、海外から
輸入されたり、国内で開発を
されたりする日も来るかも。

そうじゃないとダクト式の3種換気は
片手落ちの商品のままですから、、、

で、関東圏で第1種換気を
採用する意味とは、、、?

の質問の答えになりますが、
イニシャルコストを回収できるか
どうかについては、その通りで、
設備選定や設計施工をしっかり
しないと、かえって増エネルギーの
設備になってしまったりも。

第1種換気を使う意味は、
快適性、空気の清浄性が
大きいと思います。

第3種換気よりも強力なファンで
空気を送るので、より強力な
フィルターを使うことができます。

虫はもちろん、花粉やPM2.5などを
高いレベルで浄化して
室内に取り込むことができるため、
室内の空気を綺麗にしやすい。

そして吹き出し口から、
熱い冷たい空気が出てこない為
給気口の位置はどこでも大丈夫。

また、夏の除湿負荷低減に、
大きく役に立ってくれます。

夏の室内の湿度を40%台で
キープしようと思ったら、
全熱交換は必須です。

第3種換気でも、高性能な
フィルターを使ったり、
給気口からの不快なドラフトを
無くすことはできるのですが
除湿だけは同じレベルでは
できません。

温暖地で熱交換換気を使う
意味は、除湿にあり。

熱交換換気は、省コストの為に非ず。
生活の質を上げるための物だと
認識していただければと。

参考にしていただければと思います。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー