凰建設の森です。
昨日、無事に60周年の
記念式典を終える事が
出来ました。
本来であれば2年前に
やる予定だったものを、
コロナで延期延期。
本日は午前中、お引き渡し後の
お施主様の家に訪問。
5月6月に引き渡した
お施主様の家は、現在
初年度加湿ボーナスの
真っ只中になります。
データを見ていても、
やはり湿度が高い。
再熱除湿も勧めながら
様子を見てみたいと思います。
お昼からは間取りの打合せ。
間取りの打ち合わせ時には、
既に家の負荷計算などが、
終わっている状態ですので、
空調計画についても
同時にお話をしていきます。
高気密高断熱住宅で、
よく使われるのが、
エアコン一台で快適
という物になります。
勿論間違いではないです。
エアコン1台で快適に
過ごしていただいている
ご家庭も沢山ある。
ただ、1台にするかどうかは、
間取りや性能によります。
間取り的に絶対無理なのに、
エアコン1台にこだわると、
やはり失敗します。
エアコンは空気に熱を乗せて
冷暖房する設備です。
冷暖房の強さを決めるのは
空気の温度差×空気の量
如何に大きな温度差の
空気を吐き出しても、
空気が届かなければ、
暖房も冷房も出来ません。
26℃60%の室内に
14℃100%の空気を
200m3/h吹き出すと、
1250Wの冷却。
という具合です。
200m3/hの空気を
1.6m×1.6mの
吹き抜けから落とすなら
風速は0.02m/s程度で
済みます。
1.9m×0.7mの扉から
入れるのであれば、
0.05m/sの風速でOK
風を感じることなく
空気を移動させられる。
しかし、それを直径10cmの
ダクトで送ろうとすると
7m/sの風速です。
時速に直すと25km/h
原付バイクに乗っている時に
感じる程度の風速です。
ある程度開放的なプランなら
空気の自然な動きに任せて
冷気暖気を送り届けられますが
閉じた空間に空気を送るのは
結構大変なことになります。
空調計画というのはつまるところ
空気の温度差と送風量の設計。
ダクトで各所に空気を送る
計画は分かってる人がやるなら
大丈夫なのですが、
分かっていない人がやると
そりゃ失敗します。
そうなる位なら、大人しく
エアコンを2台つけて
熱源を増やした方が無難。
もう一つ。
家を建てる際は、多くの人が
今の事を考えて家を建てます。
しかし、その家は20年後も
30年後もあなたが住んでいる。
家族構成も変われば部屋の
使い方も変わってきます。
家の中の熱負荷の掛かり方、
要求される環境も変わる。
エアコン1台で時間軸まで
考えた全てのライフステージに
対応できるかどうかも
考えておくと良いです。
全ての部屋が均一な
温湿度になることが、
絶対的に正義ではない
というシチュエーションも。
そうなると、エアコンも
その時々に合わせて、
増やしたりする必要が
出てくるかもしれません。
本当に家が高性能であれば
エアコンは激安品で十分。
安いエアコンだと、
工事費も含めて7万円位で
買えたりします。
上位機種で1台20万円の
エアコンを購入するのと、
7万円のエアコンを3台
購入するのであれば、
金額はほぼ同じですが、
後者の方が空調計画の
自由度は高いです。
エアコンの台数は
多すぎるのは問題ですが
何が何でも1台で
という事に拘らなくても
良いのでは?と思います。
もしよければ、
参考にしてくださいませ。
