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性能高いけど温度は低い。

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は社内打ち合わせと、
リノベ案件の下見です。

1週間前のサッカーで、
あばら骨が何だか痛いのですが、
本日屋根裏に潜って
歩き回ったらより痛く、、、

無理してはダメですね。

さて、本日は、
性能と体感温度の関係?
みたいなことに触れていきます。

先日ご契約を頂きましたお施主様、
昨年末にお引き渡しをさせていただいた
お施主様のお知り合いでした。

引き渡しの家にも行ってみて、
住まい心地を聞いてみられたとのこと。

それはすごく良い事になりますが、
一点だけ、私的には困ったことが。

昨年末にお引き渡しをさせていただいた
家は、敷地条件が物凄く恵まれている。

南側にはこの先も建物が立たない土地が
ずっと広がっているという、
すごく日射取得の取れる家。
南だけでなく東西も何もない感じ。

こういう土地だと、UA値よりも、
日射のコントロールが優先。

暖かさを得るために、
等級7じゃなくても
全く問題ない。

UA値は0.37と、弊社案件の中では
比較的控えめな数字になります。

ご契約のお施主様は準防火地域。
街中なんですね。

街中にしては日当たりは良い条件の
土地になりますが、それでも
ある程度は制限されてしまいます。

予定のUA値はお友達の方よりも
低く設定されているのですが、
お友達の方が言われていた、
12月でも暑くて窓を開けるよ。

みたいな事は、そうそう起こらない。

だから、性能はお友達の家よりも高いけど、
暖かさはお友達の家の方が上です。

とお伝えしてのご契約になりました。

岐阜の場合、本当に日当たりの良い
土地で正しくパッシブデザインが
なされたUA値0.4以下の家だと、
びっくりするくらい暖かくなる。

日射取得に制限が掛かる土地で、
上記の家より低い暖房負荷や、
上記の家より高い体感温度を
得ようとすると、まさに
パッシブハウスくらいまでに
性能を上げないと難しい。

等級6まではコスパも良いので、
とにかくUA値を上げる事に、
全力を注いでも良いと思います。

しかしそれを超えた性能を持つ
家であるならば、UA値が、
暖房費や体感温度を決めるという
のが支配的ではなくなります。

パッシブデザインや熱交換換気。
そういったものの影響が無視できない。

トータルバランスの勝負になる訳です。

その域まで行くと、パッシブ設計が
また1段階楽しくなります。
(難しくなるとも言います)

各種のシミュレーションツールを
使って、最適解を探す感じに。

また、住まい手さんの個性や要望に
合わせた細やかなカスタマイズも
発生してきます。

で、冒頭の話のように、性能が
高い家なのに温度が低いという事も
起こり得ますので先に伝えておく
という事も大事になってきます。

恐らくお互いの家に冬に行き来すると
なるほどそういう事かと実感する。

UA値が低い=室温が高いと
思ってしまっていると、
お施主様も不信に思いますよね。

その辺の感覚は、やっぱり
繰り返し計算したり、
実測したりしながら、
養っていくしかない。

そういう事を繰り返して、
「経験のある設計士」
になっていきます。

住む前に予測を言ってもらえる
経験値の多い設計士さんに
お願いできると安心ですよね。

今現在、日本中でそういう
経験を蓄えている設計士さんが
どんどん増殖中です。

是非そういう人を探して
依頼してみてくださいませ。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー