凰建設の森です。
昨日、ジャパンホームショー後は
登壇者と希望者での懇親会。
2次会までみっちりやった後
私は夜行バスで帰り、
森島ちゃんは東京で泊まり。
羨ましい、、、
2次会では伊礼さんの隣に
森島を座らせてしっかり
勉強させてもらいなさいと
言ったのですが、はてさて
何を吸収してきたか。
話を聞くのが楽しみです。
本日の話題ですが、
ジャパンホームショーの
発表を経ての私の感想や
舞台裏についてお話を。
私が登壇させていただいたのは
一発目のシン・エコハウス会議。
次の世代のエコハウスは、
どうなっていくのかという事を
ディスカッションし合う企画。
私の発表を要約すると、
日本中のすべての家を等級6以上に。
そして実需要に沿った再エネを。
言葉にすると、当たり前の
事に聞こえますね。
今後、新築される家において、
断熱等級6を満たす建物が
年間50万軒あったとします。
2050年までの27年で合計
1350万戸の省エネ合格ハウスが
出来ますが、日本には5000万世帯の
人が居ますので、3650万軒の
家を断熱改修しないといけない。
年間135万軒ずつの断熱改修。
とんでもない数字になりますが、
バックキャストで考えると、
それを達成しなければならない。
そんなことが今の住宅業界の
レベルで可能になるのか?
私がこんなことを言っては
ダメなのですが、成功する
イメージが全く湧かない。
日本において、住宅という物に
関わる人のイメージとして、
新築:宝石
中古:うんこ
くらいの格差があります。
これは作り手も住まい手も。
作り手の方が強いかな。
他人が建てて数十年経過した
家なんてうんこくらいの
価値しかない。
そのうんこは放っておいて、
私が宝石を建ててあげる。
言葉選びが幼稚ですが、
本当にそういう意識で
仕事をしている人って、
業界内でも少なくありません。
うんこなんていくら綺麗にしても
所詮うんこでしょう。
取り除いて宝石に置き換えたほうが
世の中の為になると思うよ。
みたいな意識でしょうか。
それが本当に出来るのであれば、
その方がいいのかもですが、
少なくない割合で、うんこを
取り除いた後に出来るのがまたうんこ。
今更耐震等級1で断熱等級5の
家なんて最初は宝石に見えるかも
しれませんが、あっという間に
うんこ扱いされるようになる。
今後も高くなる住宅価格。
もう既に永らく宝石で居られる
家を建てられる人は、
非常に限られてきています。
諸外国みたいに、富豪だけが
新築住宅に住み、殆どの人は
借家暮らし。もしくは
親から受け継いだ家を
直しながら住んでいく世の中に
日本も移り変わっていきます。
その時に、他人の建てた家を
うんこくらいにしか思えない
価値観のままだと、非常に
ストレスを感じるように
なるはずです。
作り手も、自分から出たうんこは
まだ触れるけど他人のうんこなんて
絶対触りたくないという考えだと
リフォームなんてやりたくない。
俺は新築をやりたいんだ。
という感じでリノベのやり手が無い。
中古住宅という、他人が作った家を
愛する気持ちは全世界で日本が一番
低いのではないかと思います。
自分の知らない作り手が建てた
家を愛おしく思えるか。
残してあげたいと思えるか。
自分の知らない人が住んでいた
家を愛おしく思えるか。
残してあげたいと思えるか。
私も沢山の家の解体に立ち会いました。
正直に言いますと、本当に
柱や土台が腐ってもうこれ以上
住むことは絶対に出来ないという
家は5件に1つくらいの割合。
いや、もっと少ないかも。
そういう家をあえて壊してしまい、
建て替えているのが日本です。
内装の表面が汚れていたり
気に入らなかったりすると、
きたないうんこにしか見えない。
まだまだ使える柱や梁、
コンクリートも壊します。
リノベの普及には、その価値観を
修正することから始めなければ。
言葉で言うのは簡単。
しかし実行するのは大変。
あなたは他人の物を
愛しいと思えるか。
私たち建築会社も住まい手も。
意識改革は今後の日本の住宅を
占うくらいに重要な事。
それが出来なきゃ中古なんて
流通していけるわけがない。
どうぞおおらかな気持ちで、
中古住宅にも目を向けて
やってほしいと思います。
