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省コスト≠省エネに注意

エネルギーと暮らし

凰建設の森です。

本日は完成検査。
来週内覧会の家です。

いい感じのリビング空間に
なりました。すごく
ゆったりした贅沢な空間。

こんな家に住めるのは
羨ましいなと思います。

さて、本日の話題は、
引き続き電気代高騰のお話。

今朝、思わず膝を打った
SNSの投稿が。
↓     ↓
%url1%{https://twitter.com/hisashi_miura/status/1616471530040627201}

この発言の意味、
分かるでしょうか?

多くの人が勘違いを
しているのですが、
省エネとは、電気代を
下げる事ではありません。

1次エネルギーの消費量を
少なくすることになります。

オール電化の家であれば、
電力会社から買う量の絶対値を
とにかく減らすことになります。

売った量と買った量を相殺して
考えるのではなく、買った量
だけをとにかく減らしていくこと。

発電所の稼働をどれだけ減らせたか
が本当の意味での省エネです。

そして夏や冬に来る、日本全体の
電力最大需要の値を下げる事を
考えていかねばなりません。

ガスや灯油の場合は、単純に使用料を
減らせたかどうかで判断すればOK。

創エネ設備は省エネになりますが、
蓄電池は省エネ設備ではなく、
今現在の社会状況であれば、
省コストになるだけの設備です。

蓄電池が省エネだと言えるのは、
社会全体で電気が余りはじめ、
だぶついた電気を有効活用する
必要が生まれてからになります。

中間期の昼間などは、そういう
状況が生まれ始めている感じですが、
まだまだ足りません。

省エネを、電気代ガス代で考えると
本質ではないのでいつまでも、
その時々の状況に合わせた小手先の
対応を迫られていきます。

電力使用量、ガス使用量の絶対値を
下げる方向に意識をすると、
余計な事を考えなくても済む。

例えば、1か月に500kWhの電気を買い
500kWhの電気を売るという暮らしを
したとします。
電気代で考えると、
40円/kWh×500kWh=20,000円(買う)
16円/kWh×500kWh=8,000円(売る)
差し引き16,000円の電気代です。

しかし、10年後に買電が50円/kWh、
売電が8円/kWhになったとすると、
買う方の電気代は21,000円になります。

同じ計算を、1か月に300kWh買って
300kWh売る場合で考えると、
今の単価であれば、今は7,200円。
10年後であれば12,600円。

今だけの事を考えれば、
大容量太陽光や蓄電池などが
省コストにつながることは、
間違いないかと思います。

しかし、将来を見据えて考えると
素の状態での買電量を抑える
暮らしをする事が最もお金の掛からない
生活をすることになっていきます。

そしてそれはそのまま省エネな
暮らしにつながっていきます。

太陽光発電は必須の住宅設備。
しかしそれはあくまでも自家消費の
助けになる目的でつけるものであり、
売電収入を見込んではいけない。

太陽光発電の余剰電力は、
社会への奉仕くらいに考えて
おかないと、10年後は大変な目に。

太陽光も蓄電池も給湯器も空調も
いつかは壊れるけど断熱と、
あなたが身に着けた省エネな
暮らしの習慣は一生使えます。

売電に頼った電気代の安さ、
蓄電設備に頼った電気代の安さ
というのは危ういものだと
思っていただければと。

一昨年、電力価格を28円/kWhで
シミュレートをした時に、
そんなの非現実的だと
言われたことがあります。

前先生が30円/kWhで試算した
プレゼンをした時にも、
それは電気代を高く見積もりすぎ
という批判がありました。

中部電力管内は夜間電力が28円/kWh
昼間の電力は50円/kWhです。

卸売価格が80円/kWhとかの価格に
なることもあるんだから、当然、
電力価格は値上げをするはずだった。

一昨年からそういう状況が
ちらほら出てきていたのに、
先の事を予測することもなく
批判をしておられた皆さん、
大丈夫でしょうか?

それらの方が勧める家を
建ててしまった人も
大丈夫でしょうか。

来週からやってくるとどめの
大寒波、その断熱で耐えられる?

エアコン、どんどん効率が
落ちていきますよ?

COPが2前後でぶん回される時、
室温や電力使用量に目を
向けられますか?

省コストを追い求めると、
どうしても目先の事だけになる。

省エネを追い求めていけば、
右往左往する必要が無くなる。

PHプレミアムの家なんて、
電力価格が100円/kWhになっても
1か月1万円以内の電気代で
暮らすことができるんですよ。

100円/kWhなんてある訳ない?
↓     ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2023/01/402d94fea118e611dfecd4adf9b8c86a.png}

2年前で卸売価格、こんな状況も
あったのですが、これを見ても
それは無いって言いきれます?

あなたが電力会社の経営者なら、
顧客にいくらで電気を売ります?

今後エネルギーは高価なもの。
とにかく買う量の絶対値だけを
減らす工夫をした家じゃないと、
省エネでも省コストでもない。

あなたが省エネだと思っている物
本当に省エネかどうか、
よくよく考えていただければ。

#未来コストを考える #エネルギー自立 #電気を使い過ぎない暮らし

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー