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長期優良住宅の闇かもしれない。

長く住める家

凰建設の森です。

春休み期間も終わり、
本日から子ども達が
通常の登校へ。
春休み期間中は、
大変体を動かしました。
今も微妙に筋肉痛。

本日もお客様のご来社。
資金計画になります。

平日にありがたいです。

さて、本日の話題は、
長期優良住宅認定制度
についてになります。

常々、家を建てるなら
長期優良住宅をと
メルマガの中では
お伝えしてきました。

長期優良住宅とは
その名の通り、永きに渡り
使い続けられる家を指します。

住宅品確法により定められた
様々な等級を一定以上の
レベルでクリアすることが
求められております。

その中で今回触れるのは
劣化対策等級になります。

こちらは長期優良住宅の
中でも最も重要と言っても
過言ではないものになります。

耐震性や断熱性よりも、
劣化対策の方が、
長期優良住宅の言葉と
近い気がしますよね。

長期優良住宅に求められる
劣化対策等級は当然のように
最高等級になります。

ここで多くの住宅会社を
悩ませる規定が登場します。

軒の出が90cm以内の部分に
立つ外部の柱を表しにするなら
緑の柱などのK3と言われる
防腐防蟻処理をしないとダメ。

という物になります。

玄関ポーチやベランダの下、
オーバーハングした2階を
支える柱など、外部に
使われる独立柱は沢山あります。

家をすっきり見せたいのであれば
そこに使う柱は是非とも、
化粧で表しの仕様にしたいところ。

しかし、それではダメだという
規定がありますので、外壁材で
巻く事になっていきます。

巻かないなら加圧注入による
防腐防蟻仕様にしておいてね。

加圧注入材はその加工過程で
柱の表面に細かなへこみ傷を
付ける事になりますので、
通常は表しの部分には
使われることはありません。

しかし、長期優良住宅の
様々な実例を見ていると、
けっこう露出で柱を
使っている所はあるんです。
↓     ↓
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これ、どういう事かと思い、
色々調べてみた所、なんと、
確認機関によってそこを
厳密に見るところと、
スルーしてしまう所が
あることが分かりました。

長期優良住宅の基準に
適合しているかどうかの
審査をすることを、
長期使用構造等確認と
呼びますが、
その確認をするのは、
民間の審査機関です。

弊社がお願いしているのは
日本住宅保証検査機構さん。

こちらの機関ですと、
露出の柱は絶対ダメ。

という事で、弊社は長らく
玄関のポーチ柱等々は
板金で巻いたりもう一度
板で巻いたりしてきました。

しかし、他の審査機関だと
そうしなくても長期優良住宅の
認定が下りてしまう事もある。

なんだそれ。

恐らく、その審査機関さんは
軒を90cm出したり、
加圧注入処理をしたり、
外壁で巻いたりする事と、
同等の耐久性を持つもの。

という条項を適用して
認定を降ろしているのでしょうが、
これ、何かのタイミングで、
根拠を求められた時には、
何ともならない可能性がある。

下手すると、認定取り消し。

よくよく考えると、外部で
風雨にさらされる柱が
100年も持つはずがないので
しっかり守ろうねという
至極最もな基準なのですが、
デザインとの綱引きの結果、
なんだかうやむやにされて
基準適合外の仕様になっている
建物は日本全国に沢山ある。

これ、メルマガを読んでいる
工務店さんの中でも、
うわ、それ言っちゃう??

って思う人は少なからず
いると思います。

ご自宅を見て、柱、露出だな。
軒、全方位90cmも出てないな。
加圧注入処理されているか??
されていないような気がする。

でも、我が家は長期優良住宅。
あれ、何かおかしくね?

と思う既に建てられたお施主様も
いらっしゃるかと思います。

勿論、怪しくない方法で、
柱を露出するやり方もある。
弊社でどうしても露出の
柱をやる場合は、誰かに
指摘されても大丈夫な
方法にて表しにしております。

でも、それは一般のお施主様が
想像する以上に大変で手間のかかる
やり方になりますので、
普通に外壁を巻いてしまう方が
随分と割安になります。

色んな会社さんの施工事例で、
露出の柱を拝見いたしますが、
私は長期優良住宅の認定を
諦めて、それをやっていると
思っておりました。

そこまで現しの柱への拘りが
強いのであれば仕方がない。

しかし、そうじゃなくて、
表しの柱だけど、あの手この手の
工夫を使うことなく審査機関を
緩い所に変えるだけで、
表しの柱を使った長期優良住宅が
出来てしまう。

これ、将来的にその審査機関が
つっつかれた時に、大変な
社会問題になりかねません。

設計者は、審査機関が良いって
言うんだからやったんだと言い、
審査期間は設計者が同等のものに
なるような根拠のある施工を
行っているはずだ。

設計施工した人は劣化対策等級3に
準じているという根拠を出すべき。

っていう、責任の押し付け合い。

そういう事が起きる可能性は
十分にあります。

折角こだわった外部の露出柱も、
後から外壁を巻く事になったり。

長期優良住宅だけど、外部が
露出の柱で行けますよ。
と設計者さんに言われた時には、
基準の中のどれに準じて、
外部を露出に出来るのかを
確認してみてもいいかも。

私はそれをOKだという
確認機関の方が気になる。

なんで長期なのに柱を
表しで施工してもいいの?

これが原因で、またどこかの
審査機関さんが業務停止
みたいな事になったり、、、

そのくらいの事案だと思います。

うーん、これは闇が深い。
一度、劣化対策等級3の基準を
設計者は確認しておいた方が
良いかと思います。
もし興味があれば住まい手も。
↓     ↓
%url2%{https://www.mlit.go.jp/pubcom/01/pubcom28/pubcom28_2_4.pdf}

#流行より普遍性 #長寿命住宅

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー