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木製キッチン、大丈夫?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日、2日前に送るはずだった
メルマガの内容を配信設定ミスで
午前中にお届けしてしまいました。

色々ごめんなさい。

今日は一日打合せ日です。
秋からの空調講座の打合せ。

九州の地場ビルダーさんでの
単独開催になります。

すごい、15名の枠が全部
同じ会社の社員さんという。

いつもはバラバラの会社さんが
集まっての開催なので、
野武士集団的な集まりを
相手にしておりますが、
今回は同じ会社の人ばかり
騎士団的な感じでしょうか。

まだお会いしていないから
分からないですけども。

どんな方が集まるのか、
今から楽しみです。

本日の本題の前に、
昨日のメルマガについて、
耐震レベルが4号特例以上
断熱レベルが等級6以上だと
バランスが取れていないのでは?

という指摘を頂きました。
確かにですね。

リノベ前提で考えた時に
4号特例+断熱等級6の家と、
耐震等級3+断熱等級5の家なら
後者の方が安くつきますので。

今、建てられている家は20数年後
くらいに、リノベ案件として
私の前に現れる訳ですが、
4号特例を使って建てられた
家をリノベしてくださいと
言われたら、げんなりすると思う。

耐震等級3の計算書と認定が
ある家と、4号特例で
建てられたっぽい家だと、
見込んでおくリノベ金額は
かなり変わってきます。

今であれば4号特例から
構造計算された等級3まで、
150万円でできたとすると、
将来リカバリーをする際には
600万円位のお金が掛かる。

そんな負担感のイメージです。
自分がそういう建物を残す側だと
お金を出し渋る気持ちも分かる。

しかし、家を建てようとして、
色々調べているあなたの元に、
親戚が住んでいた家があって
空き家になるけど住まないか。

Q値計算書というのが残っていて
1.9という値らしい。
(UA値0.56相当)
構造計算書は無いけど、
耐震等級2って書いてある。

そんな話が舞い込んできたとしたら
それでもあなたは数千万円のお金を
出して新築をするか。

多分、しないですよね。
その家が貰えるんだったら、
そのまままず住んでみて、
気に入らない部分を直したり、
内窓などの断熱補強を部分的に
やっておしまいにしますよね。

毎月ローンで払う予定だった
15万~20万の浮いたお金を
どうやって有効利用しようか
ってワクワクしますよね。

未来の誰かにそういう家を
遺してあげませんか?
というお話でした。

さて、本日の話題は、
造作キッチン、それも、
木製キャビネットのキッチンって
大丈夫?っていうお話です。

木製の引き出しや収納棚だと
水に弱いのではないのか?

カビやすかったりしないのか?
という想像をする人は多い。

この疑問の答えというのは、
実は家によるんですね。

私の自宅は、木製造作キッチン。
2008年に完成した家です。

え、そんなに長い間木製の
キッチンを使っていたら、
カビカビなのでは?

いえいえ、そんなことはありません。
食洗器で洗った食器に
少しぐらい水滴がついている
状態だったとしても、
そのまま木製の引き出しに
置いてしまいます。

でも、大丈夫なんですね。

なぜか?

家全体が乾燥しているから。

よく勘違いをされますが、
キッチンがかびるのは、
キッチン自体から出る
水分よりも、
床下からキッチン内部に
湿気が入り込んでしまうから
という要素の方が強い。

だから、古い家でも、
木造住宅の2階にキッチンが
置いてある家の場合、
そのキッチンは全く
カビが生えていない
という事はよくあります。

高断熱住宅で、床下からの
湿気がキッチンのキャビネット内に
入り込まない仕様である場合、
例え木製キッチンだったとしても
そう簡単にカビは生えない。

なので、高断熱住宅になると、
ベランダ要らない、部屋干しOK
それらと同じ様に、
木製キッチンだって使っても
何も問題ないという事になります。

信じられない?

そうですね。10年前のお施主様が、
ベランダ要らないのが信じられないように、
部屋干しが出来るのが信じられないように、
今の常識で言えば、信じられないのかも。

私が設計をさせていただくお客様には、
弊社で家を建てるのであれば、
こんなことをしたら寒いのでは?
こんなことをしたらカビるのでは?
という、温度と湿気の心配は
基本的にしなくても大丈夫です。

とお伝えしております。
勿論、何事も限界はありますので、
それはダメですと伝える事もある。

例えば、濡れたバスタオルを
床やソファーに掛けっ放しに
するとかはやらない方がいい。

そんなことする奴はいないだろう?
そうですね。いないと願いますが。

何もしていないけど家のどこかが
かび臭いという事は起きない。
そう思っていただいても大丈夫。

だから、造作キッチンで、
木製キャビネットを選んだって
何も問題ない訳ですね。

家が高性能だと、生活の中での
心配事がどんどん減っていきます。

弊社のお施主様の中で、
こんなに断熱や空調にこだわっても
意味なかった、失敗した。

っておっしゃる人は今の所
1人もおられません。

間取りや収納、コンセントなどは
ああしておけばよかったこうしておけば
良かったという事はあるのですが、
断熱だけは、やり過ぎて失敗は無い。

やればやっただけ、良かったとなる
非常に簡単に満足度を上げられるもの。

是非、建物の基本構造に
お金を掛けていただければと。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー