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大失態の大間違い

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は学校。
授業が終わってから先生と、
学生さんのインターンと採用について
相談をしておりました。

授業をしながら学生さんを見て
これはと思った学生さんに、
良かったらうちに来ない?

って声をかけるのが弊社の採用活動。
そのあたりは非常に恵まれてます。
ありがたい。

さて、本日の話題は、
私、大きな間違いをおかしてました。

というのも昨日のメルマガの
乾太くんの排気風量の件。

カタログの読み間違いで、
そのまま計算間違いを
起こしてしまいました。

5m3/分の所を5m3/時と
計算してしまい、そのまま
乾太くんの排気量は5m3/時
だと認識して文章を
書いてしまいました。

あれ?そんなもんだっけ?
と思いつつも、計算したら
そうなるし、そうなんだろう。

ってやってしまいました。

換気量が60倍違うと、
当然文章の内容も変わってきます。

メールや感想で教えていただいた
皆様、ありがとうございます。

空調講座で、乾太くんの風量を
熱交換換気に混ぜた後の補正をする
計算シートがあるのですが、

「今まで使っていた数字は大きすぎる。
シートを直さなきゃいけないな」

と、資料の訂正をしようとしていたので
教えていただかなければ、わざわざ
間違った資料を作って配ってしまう所でした。

重ねて御礼申し上げます。

で、昨日の文章を訂正したのが今日の内容。
乾太くんの運転中は250m3/h程度の
換気が、普段より増えることになります。

乾太くんの消費電力は約300W。
ドラムを回す事にも電気が使われて
いるのですが、それを差し引いても、
かなり静圧の高いファンが排気のために
使われていることになるかと思います。

分解している写真を見たら、
確かにモーターがごっつい。

家庭用掃除機よりも強力?
位のものが使われていそうです。

乾太くんの排気口は85φです。
そこから繋がるダクトの中は
12m/s程度の強い風が流れている。

レンジフードに負けない風量を
レンジフードの半分の直径のダクトで
排気するわけですから。
相当な能力だと言えるでしょう。

乾太くんが設置される部屋の
仕様によってはやはりいろんな影響が
出てくると思われます。

乾太くん設置室が脱衣だった場合。
浴室側の扉と反対側の扉には
20〜30Pa程度の圧力が
かかるんじゃないかと想像します。

ドアだったら開きにくくなる位。

250m3/hの風量が、ドアの
アンダーカットから出てくると
その風速は5〜7m/sになる。
アンダーカットが狭ければ、
音が鳴ってもおかしくない速さ。

高気密な住宅じゃなくても、
乾太くんの風量確保の最初の関門は
設置室の扉が閉まっていることに
なりそうな感じです。

あとは給気口や排気扇との絡み。
給気口からの風量が倍近くになったり、
排気ファンが全く吸わなくなったり
ということが起きるかなと思います。

ちょうど明日お引き渡しの現場に
乾太くんが設置されてますので、
試しに運転してみたところ、
静圧50Pa程度のトイレの
三種換気用パイプファンは、
見事に乾太くんに負けて
空気の逆流を始めました。

第一種換気でも排気ファンは
負けてしまう気がします。

で、乾太くんを高断熱住宅で
使う場合は不完全燃焼が起きそうか
どうかという話に戻りますが、
メーカーとして、住宅の換気に
絶対負けない圧力を作って、
燃焼に必要な風量を確保するぜ!
という強い意志が感じられる。

だから給気口を蓋して、
排気同士を喧嘩させたとしても
多分乾太くんの方が勝って、
燃焼に必要な空気を確保するのでは。

と、私は思います。

当然それをやると、
換気扇同士には大きな負荷が。

主に24h換気の換気扇が早く
壊れると思いますので
やらないでほしいですけども。

それよりも、乾太くんの
乾きを妨げるのは、
日々の清掃不足による、
フィルター詰まりの方が
怖いと思います。

乾きを妨げるだけのうちは
まだいいのですが、
完全に詰まってしまいますと、
一酸化炭素中毒などの
大きな事故が起きかねない。

そこは、充分お気をつけて。

ちなみに、夏の湿気が高い時期に
乾太くんを回すのと部屋干しを
するのとで、除湿量に違いが
あるかどうかという点ですが、

仮に家の中と外の絶対湿度差が
7g/m3だとして、
1回の乾燥で400m3の空気を
使ったとしますと、
400×7=2800g=2.8L
の水蒸気量が入ってきてしまう。
でも、これは乾太くんが乾かして
外に捨ててくれる水分よりは
少ないと思いますので、
通常は乾太くんを使った方が、
除湿は捗るかなと思います。

内外絶対湿度差が10gを
超えてきたりすると、
逆転することも有り得たりする。

ここはケースバイケースかなと。

昨日と言っていることが
違うじゃないかという内容に
なってしまいごめんなさい。

空調講座で日々、
数字と単位はとても大事。
見間違えたりすることなく
丁寧に扱いましょう。

みたいなことを言っておきながら
自分がミスをするという、
恥ずかしいことをやってしまいました。

是非、これを読んでおられる
プロの方は、私を他山の石として、
反面教師として、同じ轍を踏まぬよう
お気をつけくださいませ。

ご指摘いただきました皆様に
おかれましては、この場を
お借りして御礼申し上げます。

いつも助けていただき
ありがとうございます。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー