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半世紀前の高断熱

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日北海道2日目。

本日の見所は、旧荒谷邸。
聞いたことある人もいるかも?

1979年に竣工。
コンクリートブロック造。
南側だけ木造。

壁の断熱はXPS150mm+GW100mm
屋根はGW400mm
窓はトリプルガラス(手作り)

断熱仕様を見てみると、
今作られている殆どの
家よりも高い断熱性能です。

これを、45年前の北海道で
作っているんですね。

今でも普通に住まわれており、
半地下空間に設置された、
開放式の薪ストーブだけで
家中が暖かい。

北海道断熱修行の旅なので、
本州からもきちんと断熱を
やられている実務者の皆さんが
参加していただいてますが、
かえって混乱することも。

あれ、気密性能は?
熱交換換気とかは?
暖房設備は?

旧荒谷邸は、今で言う
断熱等級7の仕様ですが、
設備系は当然当時の法律に
則って作られていますので、
今の常識で言うと、
時代遅れ的な感じ。

しかし、室内環境は、
今の適当な高断熱住宅よりも
はるかに良質なものです。

断熱だけが一級品であれば、
それだけで快適な住居はできる。

それを半世紀という長い年月を
かけて証明しているのが、
旧荒谷邸になります。

設備は使えなくなるけど
断熱は劣化しない。

暖かい家であれば、
住まいを引き継いでいける。

今、新築を建てる人の
多くがその基本を意識しない。

寿命の短い設備品にお金をかけ
半永久的に使える断熱を渋る。

私も、初めて旧荒谷邸を
訪問した時は衝撃的でした。

ああ、断熱だけでいいんだ。
と思えたのは旧荒谷邸のおかげ。

荒谷さんとはどんな人か?

北海道大学の教授を務められた方。
その方が断熱の実証実験のために、
作られた自邸なんですね。

今は教え子の方がその家を引き継いて
住まわれておられます。

一般の民家ですので見学の機会は
非常に限られていますが、
断熱住宅を作っている実務者さんなら
ぜひ見ておくべき。

と、私は思います。

#本質的な家づくり #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー