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それは夢の外壁材?

長く住める家

凰建設の森です。

本日は内覧会の準備。
明日から、岐阜市内にて
完成内覧会が行われます。

おかげさまで私の予約枠は
いっぱいいっぱい。

ご来場をお待ちしております。

家が大きいから家具の搬入も
大変です。

さて、本日の話題は質問箱。
↓     ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/49961948-5b73-40fa-9160-e28a4b5f2364/completed}

ご夫婦でこだわりの部分が
違うというのはよくある話。

稀に厄介なことになるケースも
あるのですが、今回については、
こだわりたい部分が違うので、
お互いにいいとこ取りをすれば
住む話なので、問題はないですね。

質問の外壁材はこちらです。
↓     ↓
%url2%{https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/index.html}

建築を学ぶ学生さんであれば、
誰もが効いたことのある素材、
オートクレーブ養生された
軽量気泡コンクリート。
Autoclaved Lightweight aerated Concrete
通称、ALCですね。

今でも旭化成建材さんの看板商品。

元々1950年代後半から、
建築物を構成する新しい
素材として研究がなされ、
世の中に製品として登場したのは
1970年代になります。

流行には乗らなきゃ、という事で
同業他社さんも類似商品をせっせと
開発して売ったりしております。

ミサワさんのPALC(現在は販売終了)
↓     ↓
%url3%{https://soken.misawa.co.jp/news/20190306/155/}

積水さんのダインコンクリート
↓     ↓
%url4%{https://www.sekisuihouse.co.jp/kodate/products/steel2/technology/taikyu/}

発売している本人たちは、
独自性を謳いたいでしょうから、
全然違うものですと言うでしょうが。
中身はどれも同じだと思っていい。

私が住宅の仕事を始めた2000年代初頭、
ちょっといい建売などではサイディング
ではなくALCを使ったりしておりました。

15年程前、義理の兄が建売を買う時
外壁がALCだと聞いてそれはいいと
喜んだのですが、なぜか着工直前に
サイディングに変わっていたという
残念な事件を思い出しました。

今でも、こだわりのある建築会社さんだと
ALCを標準的に使っている所もありますね。

ここからは私の主観が大きいですが、
ALCに対して、私のイメージは悪くない。

建売のふにゃふにゃの構造にALCの
外壁を施工すると、ものすごく
家全体の構造がシャキッとします。

家が動かなくなったなぁと感じられる。
そのくらい頑丈なのがALCになります。

構造の認定は取っておりませんが、
恐らく試験をすれば下手な耐力壁より
強度が出るのでは?と思います。

なぜならば、ALCの標準施工は、
柱に直付けで施工するから。

高い防火性。高い断熱性?
(37mmのALC≒GW8mm)
外壁材として規格外の高強度。
高い遮音性、そしてそこそこの
透湿性能を持っている為、
柱に直貼りができちゃう。

軸組に透湿防水シートを
巻いたらそのままALC工程に。

当時、施工を見た際は、
耐力面材は?通気層は?
と思ったものです。

今であれば、付加断熱は?
も加わるかなと思います。

HPを見ると透湿防水シートすら
無い状態で施工する様子が
今でも載っていますね。

材料費は高いですが、色んな工程を
すっ飛ばして施工するから、
結果的にはそこまで値上がりしない。

それがALCの価格のイメージ。

素材の強度や耐久性が、
窯業系サイディングとは段違い。
だから、サイディングでよく見る
波打ってしまったなどの、
酷い状態にはなりにくい。

サイディングは20mmも無い素材。
表面が2~3mmぼろっと欠けたら
大騒ぎですが、ALCは40mm近い。
多少の欠けや塗装の剥がれなどは
気にせず使い倒したっていい。

サイディングは塗装を怠ると、
家の耐久性に思いっきり影響するけど
ALCはどこまで放っておけるかを
チャレンジしてみたっていい気がする。

海沿いなどの塩害を気にする地域なら
ガルバよりもALCの方がいいかもしれない。

って、私は思います。

ただ、弊社ではここ10年以上、
ALCの外壁は使っておりません。

ちゃんと調べたわけではないですが、
付加断熱をする建物との相性がどうなのかな?
という所が気になっております。

基本的には外壁には通気層を設けて、
透湿防水シートが上手く排水を
出来るようにしたいところです。

でもALCは通気層無しをそれとなく
推してくるイメージがある。

もし、通気層を設けないで施工するなら
こういう透湿防水シートは必須かなと。
↓     ↓
%url5%{https://www.nahtag.co.jp/products/%e9%80%8f%e6%b9%bf%e3%83%bb%e6%8e%92%e6%b0%b4%e3%83%bb%e6%8e%92%e6%b9%bf%e3%83%bb%e6%b0%97%e5%af%86%e3%83%bb%e9%98%b2%e6%b0%b4%e3%82%b7%e3%83%bc%e3%83%88-%e3%83%ac%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%82%af/}

久しぶりにALCの事を考えていたら
ALC外壁を使った家のデザインや
外皮構成を考えてみたくなってきた。

付加断熱をしないで施工をする
という観点からすると、木造軸組みより
2×6や2×8で構造を作った方が
よかったりするのかもしれない。

そこはちょっと悩みそう。

ALCの、というよりも、
へーベルハウスや積水ハウスの
重厚なデザインがお好きだという
方がおられたら勧めてみようかな。

今思えば5年前に一軒そういう
提案をするチャンスがあったけど
別の外壁にしちゃったんですよね。

勿体なかったかもしれない、、、

という事で、ALCについての
質問の答えはこんな感じです。

折角なので、性能も施工もデザインも。
ご夫婦が気に入るものを目指して
頂いても良いかなと思います。

家づくり、頑張ってください。

#流行より普遍性 #長寿命住宅 #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー