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近い方がいい

長く住める家

凰建設の森です。

今朝、娘が部活の集合時間を
1時間間違えている事件が発生。
時間変更になった事の認識が
無かったみたいでして、、、

慌てて送迎に走る朝から
一日が始まりました。

母の日なので、今日くらいは
お父さんが頑張らねばですね。

本日は打合せ。
沢山のご来場、
ありがとうございます。

間取りの打ち合わせが
終わりに近づくと、
ホッとする反面淋しい気持ちも。

でも、家づくりは間取りが
出来上がってまだ50%。

内装の組み合わせや電気配線
家具工事の打ち合わせなど、
やることはまだまだあります。

完成するまでは気を抜けません。

さて、本日の話題ですが、
家づくりのあらゆる場面において
言えることになります。

それが、「近い方がいい」
何が近い方がいいかというと、
全てにおいてになります。

全国の会社のルームツアーを
見ていると、あんな製品も
使いたい、こんな建材も使いたい
というものが沢山出てきます。

私も毎年北海道に行きますが、
北海道でよく見るエルムを
使った家は温かみのある
素敵な内装だなあと思います。

栃木の建築会社さんが、
大谷石を使って内装や
外構を設えていると、
素敵だなと思いますし、
九州の建築会社さんが
シラスの壁を使っていると
それもまたいいなと思います。

なんだったら、イタリアの
建築でタイルが使われていたり
アメリカの家でウォールナットの
床が使われていたりすると、
やっぱりいいなと思います。

人は(特に日本人は?)
他人が持っている物を
羨ましがりがちです。

地元ではなかなか手に入らない
ものをありがたがる傾向がある。

家づくりでも同じです。

地元ではなかなか取れない
建材に憧れがち。

私は東京や横浜で
仕事をしておりましたが、
岐阜だととても身近にある
建材を皆さんとても
有難がってくれたりします。

東農桧やタイル美濃和紙、
岐阜砂利など、岐阜であれば
最高級とまでは言わない
建材であっても送料を
含んだなかなかの金額で
喜んで採用していただけるのは
最初は違和感があった。

岐阜に戻ってくると、逆に
そういうものの有難みは
あんまりなくって、
岐阜では手に入りにくい
建材を有難がって使う。

学生時代から建築を学ぶ人は、
世界の建築の歴史という単元が
あるはずですが、そこでは、
建築は地元でとれる物を資材に
するものだと習います。

日本は木と土、地中海は石、
北米はやっぱり木。などなど。

弊社、創業した70年ほど前は、
私の爺さんが、近所で伐った
木を製材加工し、私の婆さんが
土をこねて壁の下地を作って
家の材料にしていたそうです。

すぐに木材の輸入自由化が
始まり、材料は簡単に手に入る
ようになったそうですけども、
それまではやっぱり日本全国
どこでも地元の木を使って
家を建てるのが基本でした。

私が一番好きな内装は、
岐阜の杉と白い壁の組み合わせ。
岐阜であれば比較的手に入りやすく
お求めやすい。
という事は岐阜で家を建てるなら
それが最もコスパがいいんです。

同じ家を遠く離れた県で建てるなら
やっぱり1~2割高くなる。

岐阜の人がエルムの木や
大谷石、シラスの漆喰を
いいなと思う様に、県外の
人から見たら岐阜の建材を
贅沢に使った家は、
いいなと思えるものになる。

そういう地の利をイメージ
出来るお施主様は残念ながら
そう多くはありません。

結果、コスパの悪い
無い物ねだりをして
家づくりをしてしまいがち。

そういうのが仕方がない
地域というのもあります。
首都圏ですと、そもそも
既に近所で建材が取れない。

何を選んでも地方から
来るためコスパが悪い。

諦めがついて良いのかも
しれませんが、、、、

地方都市で家を建てる人は
そういう恵まれた一面も
あるのだという事を、
認識していただけると
家づくりはちょっと、
コスパの良い物になります。

そしてもう一つ、近い方が
いいものがあります。

建築は、職人さんが、
建材を使って建てるもの。

建材もそうですが、
職人さんも近い方がいい。

今は職人さんに直接頼む
時代ではありませんから、
建築会社が近い方がいい
という事になります。

弊社も片道1時間くらい
までは施工範囲に
なっておりますが、
車で15分のお施主様と
車で1時間のお施主様に
同じクオリティの
アフターサービスが
出来ていると言えば、
嘘になります。

いつでもいいよという
トラブルばかりじゃないから。

雨漏れだ!すぐ行きます!
って言うシーンにおいては、
やっぱり45分の間分の
被害が拡大することになる。

ここら辺、創業して間もない
会社と歴史のある会社では
随分認識が違うはず。

創業間もない頃は、
どこへだって行かなきゃ
仕事はやってられない。

だけど、家が新築では
なくなるころには、
色んなトラブルも増える。

ちっちゃなトラブルで、
片道1時間半も掛けてちゃあ
割に合わないしお施主様にも
迷惑をかけることになる。

やっぱり近所の方がいいなと
建築会社側でも思う訳です。

だから、家づくりの理想は、
地元の建築会社さんに、
地元の特徴ある建材を使った
家を建ててもらう事だと
私は思っております。

建材の無い物ねだりも、
依頼先の無い物ねだりも、
どちらも結局は、
高くついちゃうんですね。

家づくりは近い方がいい。
どうぞ、参考にしていただければと。

#流行より普遍性 #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー