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その開口に意図はあるか。

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日はどちらかというと
事務所作業になります。

色々溜まっておりまして、、、

さて、本日の話題は、
質問箱からです。
↓     ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/623511c5-8df5-49b0-a78b-4020b6b2f910/completed}

窓の種類についてですね。

なるべく風通しの良い家に。
その気持ちはよく分かります。
10月くらいからは、
なるべく窓を開けて風を通し
自然の温度湿度の移ろいを
上手く使って生活していけると
暮らしが上手になりますので。

まずは質問の中身、
縦辷りと横辷りの窓があったら
どちらの方が沢山風を通すか。

という事ですけども、
諸条件を完全に揃えるなら
縦辷りの方が風を通しやすい。

単純に窓面積に対する有効な
開口面積が広いし、横風に
対しても風を捕まえてくれる
ウインドキャッチ効果がある。
そして、縦辷り窓は大概が
縦長の形状になっておりますので
内外温度差による換気効果も
高まるからです。

じゃあ、横辷りは意味がないのか
という事ですが、そんな事はない。
私も横辷り窓はよく使います。

横辷り窓の最も大きなメリットは
長時間開口に向いている事です。

横辷り窓は大きく開きません。
なので、特殊な工具等で窓の
アームを壊さない限りは、
人が窓から入りにくいです。

また、開き方の性質上、雨が
降っても家の中に水が入りにくい。

なので、人が居ない時間や、
夜間などの無防備な時間でも
開けっ放しにしておきやすい。

それが横辷り窓の大きなメリット。

秋分の日を超えたらナイトパージに
挑戦してみてくださいといつも
言っておりますが、ナイトパージに
最適な窓形状が、横辷り出し窓。
ということになります。

日中に行う、数分で家の空気を全部
入れ替えてしまうような換気ではなく
一晩かけて、家の温度を数℃下げる
みたいな換気をしたいときには、
横辷り窓が物凄く調子がいい。

なので、改めて質問に答えるなら、
短期間に大きく空気を入れ替えるなら
縦辷り窓の方が向いていて、
換気や空調の手助けとして
数時間単位の空気の入れ替えを
目指すなら横辷り窓の方が向いている。

計画していただいた部屋ごとの
窓の設置に、設計者として
どんな意図があるのか。

そもそもその意図は質問者さんが
在りたい暮らしと合っているのか。

そんな事を確認していただければ
良いのではないかと思います。

今はまだ外の温度も湿度も高いので
通風なんてしてられないと思いますが、
秋分の日を境くらいに、露点温度が
20℃を下回り始めます。

そうなると、夜間のナイトパージ+
日中の日射遮蔽で、家の中の温度が
28℃を超えないように調整することが
可能になり始めます。

上手く窓を組み合わせて、
一年を通して最適な環境が
作れる窓の配置を
考えていただければと。

#本質的な家づくり #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー