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【日刊】9割放置、家の終活

長く住める家

凰建設の森です。

本日はリノベ案件の下見。
春の陽気と風の中、
気持ちの良い下見が出来ました。

ご予算もありますが、できる事から
少しずつ取り組んでいくような
リノベになりそうです。

慎重に進めて行けたらと思います。

さて、本日の話題は住まいの終活。

人生の終活という言葉が普及して
久しいとは思うのですが、
自分の身の回りの事と同じくらい
遺された人が困るのが住まいの終活。

終活場面での日本人はだらしない。

ため込みにため込んだ身の回りの
用品や家そのものを片づけるという
事をやらない人が多いです。

それは何も終活に限った話ではない。

親元を出て暮らしているという人で、
実家の自分の部屋は既にきれいに
片付いているという人がどのくらい
いるでしょうか?

国民を挙げて、老いも若きも、
住まいの後始末をするという事から
逃げ続けてきて、今の空き家問題が
あるんですね。

親が亡くなったと同時に家が
綺麗に片付いて掃除されていれば、
じゃあ、そのまま売るか。

ってなるんです。

捨ててよいものなのかどうなのか
全く判別がつかないような状態で
様々なモノがあふれかえっている
家だから、「落ち着くまで放置」
が選択されるんですね。

その、落ち着くまで放置の期間が
30年くらいになってしまうと、
更に次の終活や相続が発生する。

そうやって数世代にわたって
放置されてきた家も沢山ある。
心当たりのある人も多いのでは。

そんな状況調査の報告書が
三井物産リアルティさんから
発表されております。https://www.mf-realty.jp/news/2025/re_pdf/20260319_01.pdf

やらなきゃなと思ってはいても
9割以上の人が何も行動しない。

商売柄様々な方の家を
見させていただいておりますが、
やっぱり終活が上手く行っている
と感じる家の割合は1割もない。

40代、全く意識はありません。
50代、子供も巣立ったし、家をきれいに
するかとは思いつつも仕事も忙しく
行動することはできません。
60代、趣味に生きた結果かえって
モノが増えることもしばしば。
70代、そろそろやらなきゃと
思いつつもまだまだ人生楽しむぞ。
80代、やりたいのはやまやまだけど
足も腰も痛いので進まない。
90代、別の意味で全く意識がありません。

みたいな感じです。夏休みの宿題と
似ていて、若いうちから意識して
暮らすだけでもだいぶ違うのに、
9割の人はため込み続ける一方。

子供世代の方が、早くやってほしい
と思ってはいますが、親の終活に
口を出すのは早く死ねと言ってるようで
憚られるからやっぱり言えない。

そういう実家を見ている世代から、
私はモノを持たずに暮らしていこう
というミニマリストさんが出てきます。

弊社のお施主様でも若い方には多い。
この家の収納量でこんなにきれいに
暮らしていけるのはすごいと感服する
お施主様が沢山いらっしゃいます。

私もどちらかというとモノがふえるのが
嫌いな方になります。本当に気に入った
ごくわずかなアイテムに囲まれて暮らしたい。

身の回りに思い入れや理由の無いものが
増えていくのは好きじゃない。

遺された子供たちに迷惑を掛けたくない。
それは私も思うし、どの世代の誰でも
そう思っているようですけども、
それでも終活とは真逆な事を人は繰り返す。

私の祖父が亡くなる前、私の両親は
あんなに訳の分からない農機具などが
沢山あっても仕方ないのに、、、
と言っておりましたが、私の両親もまた
次の世代から見ればそんなものを買って、、、
と思うようなものが増えていきます。

そしてひょっとすると、私が防災のために
と揃えたキャンプ道具も、子供たちから
見たら迷惑なモノになるのかもしれない。

そうやって、人はみな自己正当化と、
言い訳を繰り返しながら、住まいの終活を
しないという行動を繰り返しがち。

しかし今後、空き家対策法が改正されたり
建築コストの上昇が続いていくと、
今までの終活をしないという選択が
とんでもない高コストな判断に
なっていくため、やらざるを得ない
という社会になっていくのでしょう。

どうぞ、社会の課題を先取りして
まずは自分の身の回りの終活から
取り組んでみていただけると
良いのではと感じます。

参考にしてください。

#未来コストを考える #長寿命住宅

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー