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じゃあ、基礎断熱やめるか。

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日の岐阜は雪。
午前中、新築計画の
進む家にて、新居に
持っていく設備などの
取り外しの立ち合い。

使えるものは使った方が
良いですよね。

特に、古い家だと、今では
もう手に入らない素材等が
使ってあったりします。

なるべく有効活用ができる
道を探したいですね。

さて、本日の話題は、
基礎断熱と床断熱。

昨年の4月から、日本の
断熱計算のルールが変わった。

基礎断熱の計算方法が
変更され、基礎断熱の方が
床断熱よりもUA値的には
不利に見えるようになりました。

当然と言えば当然です。
床下の空間分、建物の体積は
増えるんだから逃げる熱が
多くなるのは当たり前。

より実情に合ったものに
変更されたという方が
正確な表現かもしれません。

仕様にもよりますがUA値が0.1弱
悪くなります。

従来の計算だとUA値0.3だったのが
UA値0.4になるみたいな感じです。

たかだか0.1って、そんなに大したこと
無いかと思われますでしょうか?

それは個人の判断になります。

そして、今この計算ルールは、
移行期間になります。

2022年3月までは旧計算法で
表記をすることも可能です。

弊社の場合は、どうせ変わるなら
最初から変えてしまえ
という事で、最初からお施主様にする
性能の説明は改正後の数字。

基礎断熱の方が床断熱よりも
数字が悪くなりやすいので、
という理由で床暖熱に
舵を切る工務店さんも
少なくないかと思います。

否定はしませんが、数字の
為だけに仕様を変えるのは
少しもったいないです。

基礎断熱の場合は家の中で
使える空間は実質大きい。

そういう空間で、上手く
何かを仕掛ける事ができれば、
使える場所は広がるし、
メリットも大きいです。

そういったことも少し考えて
貰えるといいかなと思います。

UA値が理由で、基礎断熱から
床断熱に切り替えるのは、
数字遊びが過ぎるのでは?
と思ってしまいます。

あと、数字の為に床断熱に
している方がよくやらかすのが
玄関と浴室の断熱です。

UA値には表れにくい所で
すごく大きな熱橋や断熱欠損を
やらかしてしまうこともしばしば。

ルールの抜け穴を縫うような
家づくりが進んでしまうことも
少し懸念しております。

基礎断熱、床断熱。どちらでもいいけど
実質暖かい家づくりを心掛けてほしい。
そう思います。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー