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それ設計者の怠慢かも

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は間取りの打合せ。
平日にありがとうございます。

最初の間取りの打合せって
ドキドキしますよね。

恐らく作り手も住まい手も、
同じようにドキドキしてるはず。

私も、上手く行った!
と思うこともあれば、
あれ、外したかな??
と思うこともあります。

前職時代にお世話になった
社長さんは、間取りの提案で
あ、これは要望を外したかな?
という時は、本当にあっさり
図面を引き下げて、
もう一度一から提案します。
という方でした。

私の場合は多作多捨。
余程自信がある場合を除き、
数パターンのラフ図を作る。

さてさて、どうなる事やら。
今後の打ち合わせが楽しみです。

はい、ここまでが前段の話。

今日の話題は間取り設計の
話しではありません。

最近は少なくなってきましたが、
ちょっと前はよくいました。
「断熱断熱うるさいわ!
そんな事やってて設計できるか」

的な意見を言われる設計者さん。

勿論その意見を頭から否定する
つもりは無いのですが、
その方がそういう意見に至った
経緯によっては、看過できない
場合もあります。

断熱というのは、経験した人なら
非常に納得できるのですが、
日常を穏やかで豊かにする技術。

光熱費や維持管理の楽がもたらす
生涯コスト削減というのも
効果の見える化という点では
良いのですが、暖かい家に住んで
あぁ、これか、としみじみ
思うのは、暮らしの楽さです。

そしてあぁ、これか、のレベルは、
UA値0.3程度までは、私でも
分かる位に全然違います。

住んでいる人の感想も違う。
それこそ、全然違います。
断熱が足りずに不満を言う人は
沢山おられますが、
断熱を入れ過ぎて不満だと
いう人を私は見たことが無い。

設計者が「そこまで断熱は要らない」
と言った場合、確認した方が
良い事があります。

あなたはどのレベルの断熱を
体感しておられたうえで
断熱が不要と言われるのですか?
って。

お施主様もそうなのですが、
設計者側も全く同じで、
断熱の世界に足を踏み入れた人で
「やっぱり断熱は要らない」
と、断熱しなくなった人を
私は見たことがありません。

日本は食に関しては非常に
質の高い暮らしができます。

海外で普通に日本の品質の
ラーメンを食べようと思うと
至難の業だそうです。
↓      ↓
%url1%{https://twitter.com/Hachi_Re8/status/1523485981256880128}

そんな社会の中で、
日本人でも美味しいと思える
レベルのラーメンができれば
それはもう大人気店に。
↓     ↓
%url2%{https://rocketnews24.com/2022/04/25/1624618/}

海外の人は旨いラーメンが
食べられなくて可哀そう。

一度日本のラーメンを食べたら
地元の物なんて食べる気に
ならないんじゃないかな。

って言う感覚と同じような
ものが、暖かい家の生活。

普通の日本人がこういうレベルの
食生活まで堕ちれないのと同じ
↓     ↓
%url3%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2021/12/a5efe72c5f324d10a233ed575a9a49fb.png}

料理人さんも自分が食べた事の
ないレベルの物は作れない。
同じように、設計者さんも、
自分が体験したことの無い空間は
作ることができません。

自分の中に無い物を作るなんて
出来る訳が無いんです。

もし、断熱はそこまで要らない
なんていう設計者さんが居たら、
恐らくその人の、断熱住宅の
経験は、かなり貧しいものです。

みんな残飯漁ってるんだから、
普通の白米なんて贅沢ですよ。
そんなの要りませんよ。

って言われているくらいの話。

私も過去に1回だけ、そんなに
断熱しなくてもいいですよ。

と言ったことがあります。
そのお施主様の家は、
パッシブハウスプレミアムの
認定申請をしております。

しかし、1年過ごされた後、
お施主様が言われたのは、
もっと断熱できるなら、
してみたかったというもの。

私の舌はパッシブハウス
プレミアムレベルには、
肥えていなかったのだと、
反省したエピソードです。

実際、食べたことが無い料理
(パッシブハウスプレミアム)
に対して、それ以上は不要って
言ってしまった訳ですから。

私が先ほど批判した設計者さんと
同じことをやったわけですね。

自分がやったことない事、
体験したことない事を、
お施主様に「不要」と勧めるのは
設計者の怠慢です。

ついつい、新しい事、未知の事に
そんなの不要ですと言ってしまう。

それは誰でも同じかもしれません。

そうならぬ様、自戒を込めて
文章をしたためてみました。

お互い気をつけましょう。

#本質的な家づくり #温熱は物理 #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー