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新電力は悪いのか。

住宅会社選びと業界構造

凰建設の森です。

本日は地域の会議日。
全国的に、今年は
夏のお祭りを復活させる
流れがあるかと思います。

岐阜でも、花火大会が
復活したり、色々と
ウィズコロナのイベントの
在り方が試みられています。

3年前までは、夏のお祭りは
熱中症対策がメインでしたが
それに加えてコロナも。

屋外イベントでマスクどうする?
みたいなことが焦点に。

難しいですね。

さて、本日の話題は電力。
最近、新電力事業者さんの
廃業や倒産が続いてます。

新電力の会社って、
大きく分けて2種類。

一つが元々別の仕事をやっていた
会社が電力事業として始めたもの。

もう一つが地域の人が出資して
作った電力会社です。

日本では前者の方が多いかな。

ヨーロッパでは、地域住民が
まちづくりの一環として、
電力会社を興すということが
割と普通に行われています。

なので後者の新電力会社も
結構な数があります。

岐阜県でも市民主導の
新電力会社がいくつかありました。

しかしそのうちいくつかは
既に廃業倒産です。

いいチャレンジだったのに、
残念です。

新電力の会社と、古くから
ある電力会社の一番の違いは、
流通店かメーカーか。

古くからある電力会社は、
自身で発電所を持っている
メーカーになります。

電力の安定供給を行う為、
一日の需要変動や、
季節ごとの需要変動に
対応した発電設備を持ち、
発電の為の燃料確保も
行なっております。

新電力の会社さんは、
電力契約者に対して、
100%の供給能力を持つ
発電設備が無い事が多い。

どこかから電力を
仕入れてきて契約者に
提供している形です。

だから流通店や小売店。

どこから仕入れるかというと、
野菜や魚と同じように
市場で仕入れてきます。

電気にも市場があるんですね。

10円で仕入れて25円で売れば
手数料や送電線の使用量を
抜いたとしてもまあ元が取れる。

みたいな感じだったのですが、
直近の電力価格の推移は
↓     ↓
%url1%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2022/05/7f221c924f7514ddcd8fe66bf361f403.png}

もし、この価格をそのまま
契約者に転嫁できたのであれば
こんなに廃止が相次ぐなんて
いう事はありませんでした。

その代わり契約者さんは、
今の倍くらいの電気代に
なっていた可能性も。

海外みたいにですね。

どちらが良かったのかは、
何とも言えません。

メーカーであり、企業体力の
沢山ある従来の電力会社なら
ある程度電力価格を転嫁しつつ
大きな波の出ないように吸収
出来たのですが。

古くからの電力会社は、じわじわ
金額が上がるから、新電力の
会社に切り替えようとしたけど、
新電力の会社こそアップアップで
新規受け付け停止及び廃業。

っていう事例がここ数か月で
日本全国に生まれました。

新電力の会社が無責任に廃業したと
言われることもあるのですが、
問題の本質はそこでは無い。

世界的に起きているエネルギーの
高騰が根底にある問題です。

建材の高騰でも、体力のある
建築会社はある程度それを
吸収することができますし、
そうではない会社は、
即座に価格転嫁せざるを得ない。

価格転嫁できなければ倒産。

昔からある電力会社だって
軒並み業績を落としているんです。
↓     ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2022/05/375a1baa7c0421595ce5d22e0b7b8685.png}

今後、損失を補填するために、
消費者が耐えられるギリギリの
ペースで継続的に値上げを
続けていくしかありません。

消費者に起こられない程度に
ゆっくりじわじわ値上げ。
あなたが電力会社の社長でも、
恐らくそうするのでは?

日本は海外に比べて急激に
値上げをしなかっただけで、
同じ程度の価格にならないと
社会の辻褄が合いません。

特に日本はここ数年、
発電の原材料である、
ガスなどの化石燃料を
長期契約から短期契約に
切り替えてきましたので、
その時その時の世界の
エネルギー相場の影響を
思いっきり受けています。

新電力の会社であろうが
そうでなかろうが、
電力危機はすでに起こってる。

今はまだ余震の段階。
本震はこれからゆっくりと、
長く、やってきます。

是非、電気代の高騰に
今から備えていただければ。

#本質的な家づくり #未来コストを考える #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー