これまでお届けしてきたお役立ち情報や業界のリアルなお話を振返りでご覧いただけます。最新のメールマガジンは申込後に購読が可能です。

コンクリートを長持ちさせる

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

土日が丸々潰れた影響は
何かと大きくて、とても
バタバタしております。

もっと落ち着いて図面を
描きたいのですが、
なかなか時間が取れません。

間取りやデザインを考える
時間が安らぎのひと時です。

さて、本日は質問箱から
↓     ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/717e8f4f-0e62-4afb-b106-aed51fa02d5c}

凄く勉強されておられますね。

コンクリートの寿命というのが
一体どれほどの物なのか。

一般的にRCのマンションは
60年の耐久性だと言われます。

え?60年しか持たないの?
じゃあどんな家を作ったって
基礎が60年なら60年しか
持たないんじゃないの?

という方もおられますが、
60年というのはコンクリートの
寿命ではありません。

実は、設備のメンテなどを
トータルして考えると、
60年程度が妥当だろう。
そんなイメージで設定されてます。

このメルマガでも度々紹介する
大阪なんば駅の駅舎プロジェクト
↓     ↓
%url2%{http://ekikan.com/concept/}

友人が携わっておりますが、
この建造物は戦前のコンクリート造。

コンクリートの寿命を決めるのは
中性化と言われる現象です。

セメントは元々アルカリ性。
それが鉄筋を錆から守ります。

コンクリートが中性化しきると
鉄筋は錆びて膨張を始め、
コンクリートを割ります。

中性化の原因はO(酸素)です。
大気に晒されても勝手に
中性化していくし、何なら
室内にむき出しのコンクリートは
人間が出すCO2の影響で
更に早く中性化が進みます。

それがコンクリートの寿命。
コンクリートを中性化のリスクから
守るために、鉄筋をコンクリートの
なるべく内側に入れるんですね。

それが質問にもあった被り厚さ。
恐らくなんば駅などは10cm以上の
被り厚さを確保しているのでは?

逆に言えば、中性化を防ぐことが
出来るのであれば、コンクリートは
非常に長持ちすると言えます。

中性化を防ぐ方法は色々ありますが
住宅の基礎の場合は、トータルで
大変都合が良いやり方がこちら
↓     ↓
%url3%{https://www.jstage.jst.go.jp/article/aijt/9/18/9_KJ00004655869/_pdf/-char/ja}

毎回論文ですみません、、、

25mmのXPSで基礎を
両側サンドイッチするだけで
中性化の進行が1/6に。

文中、「一体打ち込みならほぼゼロ」
と表記がある事から、
基礎のコンクリートを
長寿命化させたいのであれば、
XPS断熱材で包み込むのは
非常に有効と言えるわけです。

基礎外断熱、基礎内断熱、
色々言われておりますが、
弊社物件でパッシブハウスクラスの
建物を作る時に、
基礎外も基礎内も両方
断熱材が施工してあるのは
それが理由なんですね。

コンクリートの寿命を決める
最後のネックは中性化。

その対策が大事ですね。

参考になればと。

あ、質問いただいた内容の
数値はそれで十分だと思います。
付け加えるならという事で、
メルマガを書かせていただきました。

#長寿命住宅 #温熱は物理 #設備より建築

登録特典として、小冊子をpdfでプレゼント
+知って得するメルマガを毎日配信

メルマガ

メルマガに登録する

この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

Xアイコン facebookアイコン Instagramアイコン

国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー