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デマンド制御が最強か?

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は、内覧会。
明日までとなっております。

梅雨時の内覧会という事もあり
1週間連続で除湿をしました。

初日でも十分な結果が出ましたが、
1週間除湿をし続けると、
家の湿度は更に低くなります。
↓     ↓
%url1%{https://youtu.be/sWeBCFfl61s}

建材からの水分放出が
落ち着いてくるからですね。

深呼吸をすると、
喉の奥が乾く感じがする。

家中の水分を効果的に
取り除くためには、
色んな工夫を組み合わせる
必要があります。

除湿力に特化したエアコン。
そのエアコンが最も除湿力を
発揮できる設置と運転。
そして家に外の水分を
入れないあらゆる工夫。

そのあらゆる工夫の一つに、
換気のデマンド制御という
方式があります。

デマンドというのは、
需要、要求といった意味の言葉。

換気を必要な時に必要なぶんだけ
行う運転方式の事を言います。

今の日本の法律ですと、
換気というのは何も考えず
気積の1/2の空気を1時間で
入れ替えるというものになります。

ルールを決める側に立てば、
どんな下手くそな換気空調計画でも
事故が起きないようにしたいので、
0.5回/時の換気量というのは
致し方なしかなと思いますが、
現実的には多すぎる。

家というのは、昼間はあまり
使われません。仕事や学校に
出て行ったりするからですね。

その時は換気って殆ど不要で、
最低限の家から出る空気の
汚染物質を取り除ければOK。

という事は換気量は減ってもいい。

そして、家で最も換気量が欲しいのは
夜間になります。
家族がみんな帰って来て
寝るからですね。

人が居る時間に換気量を増やして
人が居ない時間に換気量を減らす。

そういう、家の中の空気の需要に
合わせて行う換気の事を、
デマンド換気と言います。

ヨーロッパでは少なくない新築に
換気のデマンド制御が行われて
いるようですが、日本では、
まだまだ聞きなれない言葉です。

日本だと熱交換換気が主流。
普通に第三種換気で湿気が
入ってくる状態を100とします。

湿度交換率が50%の熱交換換気を
使えば湿気が入ってくる量も
100から50に減ります。

熱交換を使わずに換気量を
絞ったらどうなるか。

換気量が半分になってもやはり
湿気が入ってくる量は50になる。

換気量が半分になるデマンド換気と
湿度交換効率50%の熱交換換気は、
同じ効果があると言えます。

この1週間、人の出入りはありましたが
普段住むのと比べれば人が居る時間は
少なかった。なので、デマンド制御も
ギリギリの状態でしか動いてなかった。

内覧会にお越しいただいた方には、
説明をしましたが、見学中に小さく
「カシャッ」という音が聞こえたはず。

それが換気が動いたり止まったりする
合図の音だったんですね。

熱交換換気とデマンド制御、
絶対的な湿気流入を防ぐ能力は、
熱交換換気の方が上ですし、
熱交換換気を更にデマンド制御すれば、
流入はもっと止められます。

でも、残念ながら日本にはまだ、
熱交換に加えてデマンド制御の出来る
設備は家庭用ではありません。

一部のメーカーで不完全なデマンド制御を
行っている物もありますが、、、

なので、第三種換気でデマンド制御or
第一種換気で湿度回収
というのが私たちの選択肢に。

絶対的な能力は熱交換換気が
上なのですが、コスパという
観点では第三種でデマンド制御を
行う設備の方が断然良い。

日本の住宅換気はまだまだ
発展途上ではありますが、
ここしばらくは、デマンド制御の
3種換気が、私のお勧めする
換気の主流になるかなと思います。

デマンド制御の出来る熱交換が
もっと扱いやすくなれば、
そちらが主流になると思う。

デマンド制御の三種換気って
どんなものがあるの?

って思いますよね。
なので、ちょっとした解説動画を
メーカーさんと一緒に
作ってみました。
↓     ↓
%url2%{https://youtu.be/J2DAM-2Ux18?feature=shared}

どんな家でもこれで完璧
という換気空調はありませんが、
条件が揃うのであれば、
デマンド換気は非常に強力。

興味があれば、ぜひ設計者さんに
この換気を使ってみたいんだけど。
って聞いてみていただければ。

第三種ダクト式換気ですが、
デマンド制御が付いている分、
他の機種の上位互換だと
思ってもらっても良いかと思います。

冒頭の動画くらいまで湿度を
下げるためには換気だけではなく
その他のあらゆる工夫が必要ですが、
余計な湿度流入を抑える効果は、
熱交換換気に迫るものがあるので
お勧めになります。

#本質的な家づくり #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー