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リテラシーは難しい。

エネルギーと暮らし

凰建設の森です。

本日は学校の日。
全11回の授業のうち、
9回目が終わりました。

そして採用活動も大詰め。
来週から教え子が弊社に
インターンに来てくれます。

初日は地鎮祭から。
2日目は上棟。

かなりハードなインターン。
頑張ってやり切ってほしいなと。

さて、本日の話題は、
今日の学校の授業内容から。
地球温暖化ってどうなの?

という話題についてです。

各種ワクチンもそうですし、
エネルギーや気候変動って、
世間の評価は分かれているように
見えてしまいます。

どちらも人類全体の未来に
関係する事です。

私が教えているのは、
未来の電気屋さんや水道屋さん。
教科の名前は「エネルギー教育」
対象の学生さんは主に10代。

学校からはエネルギー教育の中で
リテラシーを養ってほしいという
依頼を受けております。

今の10代の情報源と言えば
YouTubeやTikTok。

その中には一見すごく為になる
勉強が出来るようにみえる
チャンネルもあったりします。

一昨年PTAをやっていた時に、
学校の先生に聞いた話ですが、
社会で世界の国について
勉強していた時に、小学生から

「先生の言ってることは
間違っていると思います。
地球は本当は丸くないって
この前ぼくは知りました」

と、クラスの中でも割と
真面目な生徒さんから言われ
言葉が出なかったと。

へぇ、どうやって知ったの?
って聞いたらYouTubeとのこと。

他にも、学校の先生の教え方は
全然分からないけどYouTubeの
授業は凄く分かるから先生も
もっとYouTubeみて授業の仕方を
勉強した方がいいよと言われたり。

2番目の事については、心の中では
全くその通りだと思ってしまった
のですが、小学生くらいのリテラシー
だと、物事の何が正しくて何が
間違っているのかが分からないんです。

学生さん達が社会に出て言った時
何が正しい情報で、何が間違った
情報なのかという事が分からず、
とにかく先輩や上司から言われたことを
淡々とこなすだけの人材にならぬ様、
エネルギーという賛否のあるように
見える授業を通してリテラシーを
身に付ける訓練をしてほしい。

という事で、授業の中では、
情報の取り方というものについて
お話をしております。

本日の話題は気候変動。
気候変動とYouTubeで検索すると
こんな感じの画面に。
↓     ↓
%url1%{https://www.youtube.com/results?search_query=%E6%B0%97%E5%80%99%E5%A4%89%E5%8B%95}

15分くらいで終わる動画を
15倍速で数本見てみて、
気候変動って、嘘だと思う?
本当だと思う?

みたいな事を聞いたりします。

例えば動画の中の一つのスライド
↓     ↓
%url2%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2023/10/3aa76f270909b7457f48b72f00f71e14.png}

これを見た時にどう思うのか。
科学論文のいう事を信じるのか
メディアのいう事を信じるのか。

みたいな感じだと思います。

そもそも論文ってどういうもの?
という説明を学生さんにする時に、
論文はポケモンだと言ってます。

だいぶ学生さんに寄せた例えなので
細かい部分おかしいのはご容赦ください。

ポケモンって、何のために捕まえて
育てるかって言うと、最終的には
戦わせるためですよね。

実は論文も同じで、学会や学術誌上で
自分の育てたポケモン(論文)の
強さを証明するために作るんです。

当然気候変動に関しても、
脅威だと言われる論文と
懐疑的に言う論文があります。

どっちが正しい?
となった時に白黒はっきり
させるためにポケモン(論文)を
戦わせるんですね。

審判は他のポケモントレーナー
現実世界で言うと研究者ですね。
どちらのポケモン(論文)の
言っていることが正しいのかを
他のプレイヤーがジャッジする。

負けたポケモン(論文)は
そのまま退場になって日の目を
見る事が無かったりします。

10年前に世界を驚かせた
STAP細胞などがそれですね。

論文というのはそういう仕組みで
世の中に残っていきます。

一方メディアはどうか。
間違ったものは消されてしまう
科学論文の世界とは真逆で、
報道には憲法第21条で、
表現や報道の自由が保障され、
報道関係者が何を言っても、
基本的には自由なわけですね。

科学論文の世界では
気候変動脅威論が多い。

メディアの世界では
気候変動懐疑論が多い。

なぜメディアは懐疑論が
多いのかというと、
それはメディアの目指すものが
しばしば、真実ではなく視聴率や、
メディアの影響度だったりするから。

CO2排出増加の原因は99%の確率で
人間の活動によるものだ。

ここまでは人類統一の見解かと。

では、その影響がどこまであるのか
という事については、まだ懐疑論者には
意見を言う余地が沢山あります。

脅威論を唱える人が言うほど、
世界は滅んでいかない。
と言える要素はいっぱいある。

未来の話ですから、絶対こうだ
と言えるものなんて無いんですね。

ただ、現状は脅威論の方が優勢。
ここでメディアには2つの道が。

脅威論が優勢だからそっち寄りにする。
懐疑論が劣勢だからそっちを応援する。

どちらが注目を浴びるかというと、
後者だったりするんですね。

独走状態のマラソン中継よりも、
1位がデッドヒートを繰り広げる
レースの方が面白いじゃないですか。

だから、メディアは意見が別れたり
懐疑論を選択しがちになります。

科学論文が脅威論を支持し
メディアが懐疑論を支持する。

これが「意見が分かれている」
という風に受け取れてしまうのなら
それは残念ながらあまりリテラシーが
高くない状態かと思います。

全国大会に出るようなポケモントレーナーと
人と試合したことは無いけど自分は
最強だと確信しているポケモントレーナー。

最強だと思っている人の声が大きく、
如何にもそれらしい事を言ってるから、
どっちも強いんだろうな。って思う?

最強だと思うなら戦ってみたら?
って思いますよね。

科学論文とメディアの話って、
出るとこ出て戦ってる人と、
敵がいない所でのびのび
やっている人の違いです。

同列な訳が無い。

もうひとつ、ノーベル物理学賞を取った
人が、気候変動は存在しないと言う。

モンハンの世界チャンピオンが、
「俺の育てたポケモンは最強」
って言って、あなたは信じる?

科学の世界にも専門分野があります。
物理学と気象科学は違う分野です。
(勿論基礎の部分で重なるところは多い)

気候変動の件に関しては、
他の分野でいくら優秀であろうと、
やっぱり素人に近い存在なんですね。

私がフランス料理のシェフに、
こうしたらもっと美味くなるのに。
みたいな事を言ったって、
素人が何を、、、
ってなるのとそんなに変わらない。

世の中にある膨大な情報を
どう取捨選択するか。

プロが情報を間違って取り入れて
しまうと、そのプロが商品やサービスを
提供する顧客にまで間違いの影響が行く。

だから、リテラシーを身に付けるのは
とても大事なことになります。

あなたも自分の仕事の分野では
プロなはずです。少なくとも
自分の仕事の分野においては、
最も正しいとされることを
身に付けておられるかと思います。

情報を正しく取ることは、
人生死ぬまで有効な技術です。

どうぞ、参考にしていただければと。

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー