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予備スリーブのすすめ

長く住める家

凰建設の森です。

今日、明日は富山です。
黒部のパッシブタウンに。

北海道から山本亜耕さんが
本州に技術交流のために
呼ばれたのですが、
折角だからこうすけもどうだい?

とお声がけをいただき、
私もご招待いただけることに。

ありがたいですね。

今週は月曜日から今日まで、
毎日忘年会になります。

12月は毎年こんなものですが、
これだけ参加させてもらえる
機会があるというのは、
幸せなことだと思います。

さて、本日の話題は、
質問箱からです。
↓ ↓
%url1%{https://peing.net/ja/q/f1839e1c-f469-4cf2-b35f-c69843e11b76}

30年で建て替えていた
時代と違って、今は
長寿命で高耐久な家が
求められています。

これからは
80年くらい住める家を
建てないことには、
社会の辻褄が合いません。

そうなってくると大事なのは
住宅設備の更新や拡張が
容易なことです。

高断熱住宅の場合、住宅の
外皮に後から穴を開ける
というのは極力避けたい。

だから、最初に作るときに、
後から穴を開ける可能性が
ある部分には全部穴を
開けておいた方がいいです。

じゃあ、それらをどこに
開けておくべきなのかというと、
正確にはわかりません。

未来にどんな技術ができるかを
予測しきるのは困難ですから。

今わかっている限りの情報で
将来の予測をするというのが
精一杯になります。

想像が容易なのは、E V。
将来屋外に200Vの電源を
設けることになる可能性は
それなりにあります。

ただ、EVの充電規格が200Vで
落ち着くかどうかは、
まだ分からないと見ています。

テスラのバッテリーは70kWh程度。
空っぽになったバッテリーを
200Vの電圧で充電すると、
専用回線を使って20Aの電流を
流したとしても。

70000VAh÷200V÷20A=17.5h

満充電まで1日弱かかることに。
600Vで充電するなら、夜寝ている
間に満タンにすることが可能。

おそらく今後もバッテリーの
大容量化は進みます。

すると、家の分電盤から分岐させる
200Vの電源ではなんとも
使いにくいということも起こり得る。

EVのために、電線から
新たに600Vの引き込みを行い、
専用のメーターを取り付けて、
専用のコンセントを取り付ける。
20年後の新築はそれが
普通になっている可能性も
十分あり得ると思っています。

どうせ引き込みを新たにするのなら
EVの為に分電盤の近くに予備の
スリーブを入れておくこともない。

という考え方もできます。
それも含めて、どうなるか
分からない。

だから、使うかどうか分からないけど、
分電盤の近くに、家の外に電力を
供給できる設備はあった方がいい。

と、私は考えております。

他にもインターフォンの配線や
エアコンの冷媒管、
各種通信のためのケーブル、
家の中と外を、住んだ後に
貫通させたい用事は、
色々出てくる可能性が。

なので、分電盤周りや、
各居室には、エアコンスリーブ
として使える予備の穴(φ65程度)
を開けておくことをお勧めします。

エアコン用に使える専用電源も
あると、更に拡張性は高い。

家の外同士、中同士であれば、
露出配線を行なっても、
性能的には問題ありません。

貫通させることが難しいだけ。

実際予備スリーブで助かったという
ことも何度もあります。

長く使うからこそ、拡張性を
大切にしてほしい。

一般建築物であっても、
建て替えになる理由として
「設備の老朽化により」
はよく聞くと思います。

躯体は100年持つけど、
設備は更新や拡張ができない。

それこそ、混ぜるな危険
を家全体でやることになる。

お気をつけくださいませ。

#長寿命住宅 #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー