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冬のオーバーヒートってこう

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

内覧会二日目は大変な事に。
朝から快晴でした。
昼過ぎでこんな感じ。
↓     ↓
%url1%{http://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2020/02/IMG_3483.jpg」}

快晴なのがダメなの?

いいえ、ダメではありません。

ダメではないですが、、、
オーバーヒートの可能性が。

南側の窓の面積は合計で10.4㎡程。
岐阜だと昼は594W/㎡の日射熱が。
日射取得率は41%のガラスなので、
10.4×594×0.41=2532W

2.5kWのエアコンが動いているのと
同じ熱量が窓から入ってきます。

で、室内がどうなっているかというと
↓     ↓
%url2%{http://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2020/02/IMG_3481.jpg}

想像できますか?
冬にこの室温の世界。

外気温は12℃です。中が29℃。
2532Wの熱で外気温+17℃の
環境を得る為に必要な住宅性能は

熱損失×温度差=発熱量
なので

熱損失×17℃=2532W

熱損失=149W/K

この建物は128㎡程度なので
149W/K÷122㎡=1.22W/㎡K

実効Q値が1.22の建物だと
いう事が概算できます。

住まい手さんがこんな計算を
出来る必要は全くありませんが
作り手さんが分からないと
万が一、思ったよりも寒いとか
冷暖房費がかかるという
トラブルがあった時に
解決が出来ません。

依頼している建築会社が
高性能住宅を謳っている場合、
ちゃんとこういう計算が出来るか
確認をした方がいいと思います。

実際には建物の熱容量なども
関係してきますので、ずれますが
家の性能というのは、実態から
逆算することも出来るわけです。

性能の高い家はオーバーヒート。
この程度まで家の性能が上がると
オーバーヒートを軽減させるため
今度は家の蓄熱性を上げていくと
いいかと思います。

ヨーロッパの家と日本の家。
断熱性を上げて行けばQ値は
日本の家でもヨーロッパ並みに。

だけど、家全体の蓄熱性は、
ヨーロッパの建物の域には
全然達しておりません。

もし、この家がヨーロッパ並みの
蓄熱性も兼ね備えていたとすると
恐らくここまでの高温にはならず
逆に日が沈んでも温度が
全然下がらないという結果に。

オーバーヒートをしたらどうする?
一つは窓を開けるという手も。

しかしですね。
オーバーヒート時の窓明けには
あるリスクも伴います。

あるリスク?

それは、あしたお話します。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー