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土地購入が正解かはよく考えて。

長く住める家

凰建設の森です。

本日は午前中
新築の完成検査に。

新築検討中の家族はお二人。
完成時の今は三人。

あの赤ちゃんが、もう歩いてる。
お子様の成長は早いですね。

お引き渡しは来週です。
まだまだ暑い日が続きます。
さらっとして快適な夏を
少しではありますが、体験
していただけるといいなと。

そして内装の打ち合わせのお客様。
間に合うかなと思いましたが
ご挨拶が適わず失礼しました。

お昼からは新規のお客様。
会社から1時間の距離を超える為
施工範囲外??と思いましたが
新しい道路が出来ており、
ものすごく早く行ける事を
教えていただきました。

少し、施工可能範囲が、
広がりました。
教えていただきありがとうございます。

さて、本日の話題は、
今日の打ち合わせの中でも
お話したことではありますが、
最近この話題に触れていなかったので
改めてお話をさせていただきます。

土地を買って家を建てる方は
是非考慮していただきたい問題。

土地を買う必要、本当にある?
というお話です。

土地探しをしているお客様には
いつもお尋ねするようにしてます。

あなたが将来管理をすることになる
土地はどのくらいになりますか?
と。

日本は人口減少時代に入りました。
世帯数ももうじき減少段階に入ります。

単純に考えて、住む場所というのは
これからどんどん余っていきます。

それは土地も建物も同じです。

人や世帯数が増えている時代は、
誰もが土地の欲しい時代でした。

黙っていれば土地を相続できる
という確率も低い。

家を建てるんだったら土地を買う。
それはごく自然な事でした。

しかし、今後土地はどんどん余ります。

ご夫婦二人のご実家は、将来
どのようになるのでしょうか。

相続する人は決まっている?
どう扱うか、どう処分するかは
決まっている?

よくよく兄弟と話し合ってみると、
実家の土地は将来、宙ぶらりん、
という事もよくあります。

まかり間違うと、ご夫婦双方の
実家の土地を自分が管理する
という事になる場合もあります。

土地だけだったらまだしも、
そこには家がついてきます。

空き家の周りの人からしたら、
空き家というのはあまり
気持ちのいい存在ではない。

庭木が自分の家に越境して
枝を伸ばしてきても嫌だし、
防犯上もなんだか心配だし、
放火騒ぎなんか起きたらどうしよう。

色々な不安が頭をよぎります。
あまり言いたくないけど、
空き家を相続した人が、
家の様子を見に来たら、
一言いっておかないと、、、

という事で、ご両親の土地建物を
相続した人は経済的にも
精神的にも少し負担が増えます。

相続してすぐに対策していれば
少し有利だったのですが、
気づいたら時間が経ってしまい
特別控除も使えない、、、
↓     ↓
%url1%{https://www.mlit.go.jp/common/001284878.pdf}
(この制度、ご存じでした??)

なんて話も地方都市には
はいて捨てるほど転がってます。

これからの時代、自分が
管理しなきゃならない土地は
少ない方がいいです。

相続で自分が管理する土地は
どのくらい増えるでしょう?

管理する土地が増えるのは
多くの場合、自分の収入が
少なくなってからになります。

あなたは今、何歳でしょうか?
ご両親は何歳でしょうか?

女性87歳、男性82歳が平均寿命。
その年でご両親が亡くなったとすると
あなたは何歳の時に土地を受け継ぐ?

その時のあなたの収入はどのくらい?
管理に割けるお金と時間の余裕はある?

20代~40代で、それをしっかりと
考えている人は殆どいません。

しかし、50歳を超えて遠く離れた
両親の土地を相続した人は、
少なからずその問題に直面します。

そして自分の年齢が上がるほどに、
その土地の管理の問題も大きくなる。

いっそ自分がそこに移り住んで
管理をした方が楽だった。

なんていうことも起こります。

そういうリスクを理解したうえで
土地を買うのであればそれでいい。

しかし、そこまで考えていなかった
というのであれば、その新築計画、
ちょっと待った方がいいです。

将来、土地を相続する見込みなのであれば
あなたは労せず土地を手に入れられる
という事でもあるわけです。

現役世代の今、職場や子育ての為に
便利のいい場所に土地を買うとなると
土地にはそれなりの予算を
掛けねばならないことになります。

当然建物に掛ける予算は
削減されることになります。

2050年に日本の全住宅は、
ストック平均でZEHです。

それに満たない住宅を建てるのは
2050年までの間に何かしらの
テコ入れをするか、余計な
費用負担を甘んじで受け入れる
という事になるはずです。

そのうえで、相続した土地建物の
管理問題も降りかかってくる。

通勤や通学の為に便利な場所に
住みたいのであれば、
住宅よりもマンションの方が有利。

変な住宅を建てるよりも、
マンションの方が省エネで暖かい。

立地さえよければ、
マンションは後で売れる可能性は
戸建住宅よりも高いです。

心配なら賃貸マンションでもいい。

自分が定年を迎えて、相続もして、
もし、その時点でお金に余裕があれば、
相続した土地に家を建てて住む。

お金に余裕が無いのであれば、
相続した建物を直して住む。

土地を相続する見込みがあるなら、
これは非常にリスクの低い、
ライフプランになります。

よく、賃貸と持ち家、
どっちが得かという話が
出てくるかと思います。

この案は、両方のメリットを
享受できる方法になります。

条件はひとつ。
自分が相続することになる
土地建物があることだけ。

不動産の売買と管理を
甘く考えている人は多い。

そして土地を買って家を建てると
あなたは経済的に、もう身動きが
とれない立場になってしまいます。

生きていくうえでの選択肢が
ものすごく限られてくるんです。

人口減少に関わる各種の社会問題が
厄介なのは年配者の経験や常識と
現実が全く違うことになります。

人口増加時代の常識は
人口減少時代においては非常識。

メリットデメリットが逆転している
という事が往々にしてあるんです。

人口増加時代に、家屋敷が相続できるのは
唯々ラッキーな事でした。

だから土地建物を相続することが、
リスキーな事だとはほとんどの
年配者が認識しておりません。

その価値観で過ごしている
年配世代に相続問題を説いても
殆ど対策をしてくれません。

結局、あなたが自分で勉強して
自分で考えて、結論を出す。

それしかないんですね。

家づくりの相談に来ているのに、
冷や水を浴びせるような事を
言って、いつも本当に申し訳ない
そう思っております。

しかし私がやりたいのは、
家を建てる事ではなく、
社会を良くしていくこと。

社会は個人の集合体です。
あなた個人が豊かな人生を送る。

それが良い社会を作ることに
つながっていきます。

家を建てる事は豊かな人生を
送るための一つの手段です。

基本的に家余りのこの国に
無理して家を建てないとダメな
理由はあんまり無いんですね。

建てるんだったら、
本当に良い物だけを少しずつ。

考えるだけならお金はかからない。
土地を買う前に、少しだけ、
そんなことを考えてみても
いいのではないかと。

そう、私は思います。

#未来コストを考える #住み継がれる家 #住宅を消費しない

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー