凰建設の森です。
すみませんなんだかバタバタで
対応が出来ていない案件が、、、
今日は、これから本番を
迎える夏のお話になります。
早く梅雨が明けてほしいですね。
家の中には冷房があります。
高気密高断熱になればなるほど
冷房は付けっぱなしにと
説明されると思います。
日本の家であれば、冷房を
運転する理由は室温を下げるのと
湿度を下げるのと、2つの目的が。
連続運転をしてほしい理由は、
温度じゃなくて湿度にあります。
温度の移動は比較的緩やか。
だけど湿度の移動は早いんです。
家中の壁や床、家具などが、一旦
冷えてしまえば、冷房を切っても
すぐには暑くなりません。
冷蔵庫を開けて5秒もすれば、
冷蔵庫の中の空気は全て
下に落ちてしまい、室内の空気と
入れ替わってしまいます。
だけど、冷蔵庫の中の物が
ぬるくなって腐るわけではない。
空気の持つ熱なんて大したことが
無いからなんですね。
しかし、湿気は違います。
室内の湿度を決める要素の
ほぼ全てが空気に含まれる
水蒸気量になります。
壁が呼吸?吸放湿性?
そんなものは本当に微々たるもの。
だから、エアコンが止まると、
計画換気と共に、家の湿度は
すぐに上がり始めます。
だからエアコンは付けっぱなし。
そして、エアコンを付けっぱなしに
するという事は、絶えずエアコンから
風が出ているという事になります。
最新のエアコンになればなるほど、
エアコンから出る風は強力に。
かくて、エアコンの周りは
猛烈な風が吹きすさぶ空間に
なってしまう事が多いです。
エアコンの風ってあんまり
気持ちのいい物じゃないですよね。
冷房でも暖房でも。
そして風もですが、音も気になる。
だから、理想としては、
エアコンは人が居ない所で動き、
拡散した冷気だけを感じる事。
その為に、空調設計をします。
空調設計の肝は、設備の配置。
とかく邪魔者扱いされやすい設備。
見えないところ、目立たない所に
追いやられれば追いやられるほど
その効率は下がっていくジレンマ。
効率の低下が5%程度とかであれば、
まあ、見た目をとってもいいかも。
だけど、エアコンは設置の方法で
30%程、効率が変わります。
4.0kWのエアコンを入れたのに、
2.8kW相当しか動いていない。
そんなことも珍しくはありません。
すみません、話が横に、、、
基本的にエアコンは風に載せて
冷気暖気を運ぶという物な為、
風が無くてはダメです。
特に、空気の対流に逆らって
冷気を運ぼうとすると、
結構な風量が必要になります。
普通のエアコンから出てくる
風速は、時速10km程度。
自転車に乗っている時に
感じる程度の風です。
お風呂上りの一時などは
涼しく感じますが、
冷房の場合、風の温度は
15~20℃なので、すぐに
寒いと感じてしまいます。
空気の対流に載せて
冷気を運ぶ作戦であれば、
時速0.18㎞。
歩くよりも遅い速さになります。
これなら全く不快は感じません。
間取りさえ許せば、エアコンの風は
ないに越したことはありません。
家の中で暖気を作る設備が、高い所に
あったり、冷気を作る設備が
低い所にあったりすると、必ず
重力に逆らって空気を搬送する
設備が必要になります。
エネルギー的にも不利ですが、
風と音が本当にやっかい。
全館空調ブームではありますが、
家に入ると吹きすさぶ風と
鳴り響く音。そんな設備も
珍しくはありません。
出来るだけそうじゃない家がいいなぁ。
