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家の中に温度ムラが。

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は博多に。
福岡の空調講座。
今日で6回目になります。

本日の講座のメインは、
「個別空間の負荷計算」
如何に高断熱な住宅で
あろうと、家の中に
温度のムラが出るのは
起こり得る話です。

UA値のAはaverage。
つまり平均のAです。

家の中でも大きな窓のある
リビングと、開口部の無い
収納の中では、やっぱり
熱の逃げ方が違います。

熱が沢山逃げる場所を見つけ
その場所に適切に熱源を
配置してあげなければ、
家の中の温度ムラは防げない。

如何に高性能な熱交換換気が
備え付けられている家と言えど、
玄関は開ければ開けた分だけ
熱交換されていない空気の
入れ替わりが発生します。

小さなお子さんの為に、
ドアを開けて待っている。

30秒も開けっ放しにすれば
冬季であれば15m3程度の
空気が熱交換されずに
家の中に入ってくるんです。

すると、150Wh程度の
熱が玄関空間から奪われる。

それが一日数回発生すると
玄関の温度はやっぱり下がる。

玄関が寒いのなんて、
当たり前だよねと
開き直るのか。

それとも足りない熱量を
把握して、足りない分の
熱を玄関に配置するのか。

どちらでも家は完成しますが、
後者の方が快適な家が出来る。

家のどの部分でどれだけの熱が
不足するのかを計算するのが、
個別の部屋の負荷計算です。

断言してもいいくらいですが、
個別の部屋の熱負荷計算を、
やっている住宅設計者さんなんて
1000人に1人もいません。

試しに聞いてみてください。

あのう、我が家の寝室って、
夏冬それぞれどのくらいの
熱負荷になってるんでしょう?

って。

まず答えてもらえませんから。

弊社の施工事例、寝室に
エアコンが付いている家も
あれば、ついていない家もある。

寝室の負荷を、エアコンを
付けずに解決できるなら、
寝室にはエアコンは無くても
いいんですね。

解決できないなら、
やっぱりエアコンなどの
熱源が必要になります。

玄関や脱衣なども同じ。
負荷計算をして、必要なら
エアコンを配置する。

不要なら配置しない。

負荷計算をすることにより
それらの要不要が分かる。

だから負荷計算をしないと、
余計な暖冷房を設置する
羽目になる場合も出てくる
と思っていただいてもいい。

空調設計講座と聞くと、
エアコンの選び方や
配置の仕方などを想像して
参加される方も多い。

しかし、耳にタコが出来るくらい
聞く単語は「負荷計算」です。

それが出来なきゃ何も始まらない。

どうぞ、熱負荷計算を
しっかりやっていただける
建築会社を探していただければと。

じゃないと、温度ムラのある家に
なってしまいかねません。
お気をつけて。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー