凰建設の森です。
本日は、地域の用事。
先日メルマガで愚痴りました
展示会の表彰式です。
内容が具体的過ぎて
個人が特定できたり
してしまうのでよくないのでは
というご指摘を頂きました。
ごもっともです。すみません。
以後気をつけます。
さて、本日の話題は床の断熱。
床の断熱方式には、
床断熱と基礎断熱があります。
基本的にはどちらを選んでも
いいのですが、数値上有利なのは
床断熱になります。
また、つくり手として
とっつきやすいのも床断熱。
白蟻対策にも強いと
言われているのも床断熱。
おお、床断熱の方が
よく見えますね。
という事で、床断熱で高断熱を
作っている会社さんも多い。
弊社は?というと、9割以上が
基礎断熱になります。
床断熱は30軒に1軒ほど。
なぜ床断熱の割合が少ないか。
理由はいくつかあります。
まず点検口の熱橋。
床断熱の家で床下の点検口を
取り付けると、それは熱橋に。
高断熱であればあるほど、
点検口の熱橋が気になるように。
省エネ計算には入らないので
数字上は気になりませんが。
次に床下の高湿度状態。
これは床断熱の仕様なので
防ぎようがないのですが、
床断熱の家の床下空間は
湿度90%程度になることも
珍しくありません。
湿度100%の空間では、
0.1℃の温度差でも結露が
始まります。
床下空間が90%の湿度に
なったとしても適切に
施工が行われていれば、
特に問題はありませんが
木材にカビが生えるリスクが
高い空間というのは、
私としてはあまり
好きではありません。
私の好き嫌いの話なので
どちらでもいいと言えば、
どちらでもいいのですが。
そしてメンテナンスについて。
戦後の日本の家というのは
床をメンテナンスする事は
あまり考えてこなかった。
昔は畳を変えたり、畳の
下地を変えたりというのは
普通に行われていましたが。
床のメンテナンスをする
時期には、もう家ごと
建替えてしまいましょうよ。
みたいなイメージでしょうか。
床断熱で高断熱にすると、
床面には防湿層や断熱層が
ある状態になります。
キッチンの入れ替えなどで、
配管の位置を少し動かす
というだけでもなかなかの
断熱気密防湿の補修が必要。
床断熱で床暖房の家の
床の張り替えなどは、
相当に大がかりな仕事に。
普通は張り替えではなく、
既存の床の上に新しい床を
貼り増してしまう方が楽だから
そうすることも多い。
しかし床暖房が下にあるとなると、
配管を傷つけないように、
一旦床をめくらないと
怖くて仕事が出来ません。
逆に言えば床断熱+床暖房は、
建築会社としては、
優良な将来のビジネスストック。
会社経営として考えると、
これは美味しい工法です。
最後に、床下暖房の可否。
同じ温水配管による床下暖房でも、
床暖房と、基礎内暖房では、
その後のメンテナンス性には
大きな違いが出てきます。
温水配管ではなく、
床下エアコンでも同じです。
床下熱源方式の場合は、
冬に床下がカラッカラに
乾いてしまいますので、
木材にとっても変化のない
優しい空間になります。
決してどちらが優れている
という話ではありません。
あなたの価値観や、在りたい
姿にどちらが合っているか。
それだけの話になります。
こだわりをもってやれば、
どちらの方法でも問題ない。
だから設計士さんには、
どういうこだわりをもって、
その断熱を採用しているのか
聞いてみると良いかもです。
