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座学だけでは限界が。

温熱と住宅性能

凰建設の森です。

本日は埼玉の空調講座。
出雲から羽田、そして電車と
レンタカーを乗り継いで、
茨城まで。
え?埼玉じゃないの?

開催地域を中心に、
参加していただける方の
モデルハウスや完成案件を
渡り歩くのが空調講座。

会場をご提供いただけた
会社さんは、空調設備を
実測して調整なども
させていただいております。

昨日、年収2000万円を超えると
そもそもローン減税が使えなかった。
高所得者にとって50年ローンは
特に意味がないのでは。
というご指摘が。

おっしゃる通りですね。
高所得者も一定以上を超えると、
そういう恩恵は無くなります。

弊社のお客様でも、ローン減税を
受けるために年収を調整して
2000万円以内に収めた
という方もおられましたので。

ただ、そのレベルの方ですと、
ローン減税がなかったとしても、
普通に家は建てられるので、
一般の人からすると、
羨ましくてしょうがないという
立場にいらっしゃるかと。

さて、本日の話題になりますが、
講座が続いているので、空調の話を。

いつもお話をさせていただくのですが、
空調設計と耐震設計の、最も大きな
違いは、施工した後の検証にあります。

耐震は細かく揺らしてみてテストをする
などの、実測方法はありますが、
あくまでも、その家が本当に強かったか
どうかというのは、地震が来ないと
わかりません。

しかし、空調について言えば、
稼働させた瞬間から、いつでも、
設計通りになっているかどうかを
実測することができるんです。

弊社のお施主様に、データロガーを
置かせてもらえるようにお願いを
しているのも、そのためになります。

空調において実測ができる項目は
多岐に渡ります。

最終的な空調の成果というのは、
家の中の温度湿度になります。

その前には、空調機器から出る風の
量と温度湿度の測定があります。

家中を循環する空気の流れが、
予定通りになっているのか
という測定もする必要がある。

人は、見慣れない単位や数字は、
さっぱり感覚がわかりません。

100万ペソがいくらになるのか
即答できる人というのは珍しい。

それと同じように、エアコンから
出る空気が吸い込み空気と比べて
どの程度になるのが適正なのか
という感覚を持っている設計者も
珍しい存在になります。

興味を持って測り、自分の中にある
知識と、経験や感覚をリンクさせる。

その繰り返しが、空調設計の実力に
結びついていきます。

だから、空調設計をしっかりしたい。
夏はサラッと、冬はしっとりとした
空気の中で生活したいと
思うのであれば、依頼先の
空調設計をされる方が、そういう
測定をしたことがあるのか、
確認をしなければなりません。

何も難しいことを測定しなくてもいい。
普段温湿度計を持ち歩いて、
今の空気がどんな感じなのかを
感覚でわかるだけでもいい。

自宅の温湿度を記録し続けています
みたいな感じでもいい。

空調を身近なものにしようとする
努力は今日からだってできるんです。

それをやらずに、快適な家です。
なんて言ったって本当にそうなの?
って思ってしまいません?

それ、あなたの感想ですよね。
みたいな感じになってしまいます。

座学で理屈を学ぶのも大事。
ただ、なんのための座学なのか
というと、実地で生かすため。

実地で生かすためには、
座学で学んだことが正しいか
振り返ることが不可欠です。

本気でやれば2年あれば
感覚は身につきます。

本気でと言ったって、
四六時中そのことを考えて
いないといけないわけじゃない。

四季折々の生活の中で、
自分の感覚が数字と合うか
ときどきチェックするだけ。

難しいことじゃない。

だから、そういうことが
できている人に、依頼を
したほうがいいと思います。

どうぞ、参考にしてください。

#温熱は物理 #快適は設計でつくる #設備より建築

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この記事を書いた人

代表取締役 森亨介

森 亨介(こうすけ)

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国立岐阜工業高等専門学校建築学科卒業 建築環境工学を専攻する。
生涯コストが最も安くなる家を作る事を提唱し、普及に努めている。
凰建設株式会社代表取締役 一般社団法人ミライの住宅代表。
元パッシブハウスジャパン東海支部エリアリーダー