凰建設の森です。
本日は事務所仕事と
ZOOMでの打合せ。
さて、本日の話題は
電気代関連のお話です。
年が明けて、補助が
始まりますが、
それでも電気代は
今後も高騰していくばかり。
1年前にヨーロッパで
電気代が日本円にして
10万円を超えたという
ニュースがトレンドに
なった話を覚えている
人もいるかと思います。
日本だってそのうち
こうなるよと、
お伝えしておいたことは
覚えておいででしょうか?
今の電力価格の高騰は、
色んな日本のしがらみや
事情が折り重なって、
かなり複雑な様相を呈している。
有効な対策と、本質的な
対策がおかしな制度のせいで
ちぐはぐになっている。
電気代の事だけ考えて
姑息な対策をすればするほど
本質的には苦しくなるという
よく分からないことに。
それが、電力の卸売価格と
電力料金の体系と、
燃料調整費という補正の方法が
全くおかしな方向で辻褄が
合ってしまうという事です。
個人の最適を求めれば求めるほど
社会全体の最適からは程遠い
答えになってしまう訳ですね。
中部電力管内でオール電化を
選択される方が多く入っているのが
スマートライフプランという
電力価格商品になります。
前日22時~8時、(16.3円/kWh)
8時~10時、(28.52円/kWh)
10時~17時、(38.71円/kWh)
17時~22時、(28.52円/kWh)
の4つの料金体系にプラスして
燃料調整費が掛かるという物です。
1月の燃料調整費は12.3円/kWh
昼間の電気は50円/kWhを超える。
しかし、電力事業者さんが、
原価として購入する電気代については
今日の場合、昼の12時半~1時の
間が最も安くて9円/kWh程度。
16時~19時半までの電力仕入れが
最も高くて23円/kWh程度。
電力卸売価格と、消費者が買う電力の
価格を本日と、昨年の8月3日で比べると
こんな感じのグラフになります
↓ ↓
%url1%{https://www.ohtori.net/wp/wp-content/uploads/2023/01/11f83b85be582ec906be65f19cfa20a5.jpg}
夏と冬の特性の違いが
よく分かりますね。
今の冬において言える事は、
日中に電気を買う人は、
電力会社に大きく貢献をしている
電力価格が安い時間に大きく儲け
明け方などのピークを耐える。
という方針で行かざるを得ない。
社会全体としては、昼間に沢山
電気を使ってもらった方が、
沢山普及した太陽光の恩恵を
十分に受けられるのに、
電力価格体系が対応してないので
そうすることができません。
顧客個人の事を考えると、
太陽光をつけて自家消費を
することなく昼間に電気を
使っている人は大損。
電力会社の養分と言ってもいい。
来月から応急手当的に
電気・ガス価格激変緩和対策
事業に係る電気料金特別措置
が適用されるのですが、
根本的な対策にはなっていないので
来年の冬はまた同じ悩みが
出てくることが予想されます。
そして悩ましいのが夏。
昨年の電力事業者さんは
夏、こてんぱんにやられた。
原価80円/kWhの電力を
31円/kWhで売るという、、、
震災前の、原発がある事前提に
作られた、電力価格体系は
実情には到底合っていない。
根本的な解決をするためには、
電力料金メニューを見直さないと
何ともなりません。
燃料調整費でしのげばしのぐほど、
本質的な解決とは別の対策が
のさばってしまい、余計に
苦しくなる。
今年の夏は間に合わないかも
しれないけど、電力会社は
必ず卸売価格連動メニューを
作って、そちらにプラン変更を
促すように誘導してくるはず。
大手以外だと既にそういう
メニューはちらほらあります。
それが出来ないなら、夏の
燃料調整価格は20円/kWhを
越えてもおかしくない。
そして、kWh(電力の総量)は
足りていてもkW(発電出力)が
足りていないという状況が
生まれかねない。
とても大事なのは、
今のうちから、明け方と
夕暮れに電気を使わなくて
済むような暮らし方を
模索する事です。
空調で言えば、夜間や
昼間の太陽光の電力で
家の中を快適にしておき、
5時半~9時半までの間と
15時~20時までの間は
電気を使った冷房暖房を
止めておける工夫をする。
我が家の場合は薪ストーブ。
FF式のガスヒーターでもいい。
夏は苦しいけど我慢。
調理家電もその時間帯は
なるべく使わないように工夫。
お米は朝5時に炊き上がる様
タイマー設定をしておく。
夕食も16時くらいに
出来上がるような予約調理を
しておけると尚良し。
だけどタイマー調理の場合は
食品の腐敗を防ぐために、
最初は全力運転をすることも
ありますので、朝9時半までの
間に全力運転の時間が来るなら
ちょっと使い方は考えても
良いかもしれません。
今は大手キッチンメーカーが
採用するコンロやグリルには
予約調理機能はありませんが、
社会の情勢の変化に伴い、
そういう機能の付いたものが
登場してくるはずです。
そうすると、魚焼きグリルに
ダッチオーブンを使って
前日に食材を仕込んでおき、
朝ごはんは起きたら既に
出来上がっているなどの生活も
可能になってきます。
夕食は普通にコンロで調理。
同時に朝ごはんも作っておく。
という事が出来るようになります。
エコキュートもそうです。
太陽光がついているのであれば、
エコキュートは既に日中
お湯を沸かす設備になっていると
思っていただいてよいです。
※太陽光がついていない人は
絶対にやってはいけません。
電力会社の養分になるので。
うまく制御が出来れば、
エコキュートの為に払う
電気代はほぼゼロになります。
明け方と夕方に、如何に電気を
使わないかという生活は
やってみれば分かりますが、
自分の意識を大きく変えねば
なりません。
試しに我が家でも少しだけ
挑戦をしてみたのですが、
初日で子ども達から、
冷たい、寒い、と大不評。
そんなにすぐに生活を
切り替えられる物ではない。
来るべき時に備えて
ゆっくりと準備を
進めていく必要があります。
そして省エネな生活に
大きく寄与してくれるのが
各種のIOT設備になります。
電力価格が安い時間帯に、
電気が余っている時間に、
上手く設備を使う工夫。
日中にカーテンを開けて
太陽光をしっかり取り込み
家の中を暖める工夫。
やれることは沢山あります。
あなたの家の省エネ化の先に
2050年のカーボンニュートラルが
繋がっていきます。
是非一緒に取り組んでいきましょう。
